台湾ワン!(Taiwan One!)

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天皇即位セレモニーの東京

2019年10月24日 | 日々の日記帳
10月22日、厳かなムードに包まれた「即位礼正殿の儀」をテレビで拝見。天皇陛下が高御座の台座で「おことば」を述べられたとき、日本人じゃないのになぜか感情が高ぶり胸がいっぱいになった。奥ゆかしく薫り高き伝統の国っていいなとあらためて思った次第だ。

今回のセレモニーに合わせて内外から多くの要人が首都東京に集結し、そのため警備も平常時より数段厳しい。教室のある永田町では、当日、路地という路地の入口に必ずお巡りさんが立っていたり、回ったりしてた。

東京では見慣れない制服姿だなと思ったら、背中に「大阪府警」と書いてあった。ちなみに、赤坂見附では「愛知県警」がいて、四ツ谷駅で信号待ちをしていたら、目の前の交差点を香川県警のパトカーが通り過ぎていった。

で、日頃語学の研究に熱心なわたしじゃないですか、そこはチャンスと思い、「このへん大阪ですか」と質問してみた。すると、即座に「はい」のお答えをいただきました、はい。「こんなにテキトーに言ってもやっぱり通じちゃうんだ、それも一瞬」と感心しちゃった。

「このへん、東京でっせ」とツッコまれずに済んだのは、日本人は置かれた状況から、もっとも合理的な意味を、それも瞬間的に割り出せる才能を持っているからに違いない。まさに、以心伝心の奥ゆかしい日本人の国民性だからなせるワザ。

中国語だと、「這附近是大阪嗎?」といったら、間違いなく「なにゆうとんねん」の顔をされるだけだろう。もう少し情報を追加し、「這附近是大阪負責的嗎?」、「這附近是大阪管轄的嗎?」、「這附近是大阪的管區嗎?」などと言うのであろう。

そういえば、東京人は大阪弁にアレルギー反応を示す人が少なからずいると聞くけど、わたしは逆で、あの豪快かつ爽快なしゃべり方が気持ちよくて好きだな。だから、「大阪府警」をみると、つい話しかけてみたくなる。あっ、あかんあかん。仕事の邪魔や。

赤坂見附、大阪から応援に来たお巡りさんたち。


ホテルニューオータニの前に止まる大阪ナンバーの警察車両。遠路はるばる、ご苦労様です。


ホテルオークラ前の交差点にて、SP×4。さすが多くの要人の宿泊先だ。


来年の夏、東京オリンピックの頃には、今回のように、いや今回以上に他府県から警察が応援に駆けつけることだろう。その時はまたお世話になります。


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コメント (4)
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