美容と健康に悩む人たちと共に歩む

肥満遺伝子

みなさん、こんにちは。


今日の関東は風と雨で春の嵐となっています。

暖かくなるのは嬉しいことですが、
これからさらに風雨が強まるとのことですので、
十分に注意なさってください。


さて、前回のブログでは、当クリニックでも行っている
遺伝子検査の項目内にある「骨」についてお話をさせていただきましたが、
今回は「肥満遺伝子」についてお話しようと思います。


「肥満遺伝子」とは、遺伝子異常のために、
基礎代謝で使われるエネルギー量が減少し、
体重をコントロールして肥満を防ぐという、
本来の動きができなくなっている遺伝子のことを言います。


肥満遺伝子で保有状況を調べる遺伝子は、
「β3アドレナリン受容体」「β2アドレナリン受容体」
「UCP1」「UCP2」の4つです。

この中でも一番影響度が強いのは、
「β3アドレナリン受容体」です。

特に日本人に多いとされるこの遺伝子は、
日本人の4人に1人は認められる遺伝子です。
(日本では60~70%に対して、米国では20~30%とされています。)


この遺伝子は、糖質と脂肪の燃焼に関わる遺伝子で、
変異があると1日当たり約200kcalもの基礎代謝が低下し、
体脂肪が燃えにくくなってしまうので、結果、
太ってしまうと痩せにくいといわれています。


ではなぜこの遺伝子が日本人に多いのか?ということですが、
β3アドレナリン受容体は「倹約遺伝子」とも言われ、
日本は歴史的に自然災害が多く、戦争の食料が十分に確保できない中、
摂取したカロリーを無駄に消費せず生きていくために、基礎代謝を落とし、
エネルギーを体内にキープする体質になっていったと言われています。

ですから日本人に多いとされているのです。


ではこの遺伝子を保有している方に対して、
このような遺伝的背景があるため、ダイエットは諦めるのか?
ということになりますが、私はそう思いません。
この遺伝子の特徴を理解し、現状の生活習慣や食習慣を見直して、
改善する方法をとれば良いのです。


たとえば、この遺伝子を持つ方は、食事制限をするのではなく、
3食バランス良くしっかりと食べて、脂肪燃焼を促進する、
L-カルニチンなどのサプリメントや、マトン、ラム肉、牛肉、ツナ、
食物繊維を摂るのと同時に、炭水化物を減らし、
基礎代謝を上げるようなダイエット法を行っていけば
効率よくダイエットを行うことができるのです。


○○ダイエットが流行っているからとそれに乗っかるのではなく、
やはり自分自身の生活習慣と体質を見直したうえで
それに合ったダイエット法をとることが大事ですね。


では。




















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