美容と健康に悩む人たちと共に歩む

水分

みなさんこんにちは。

成人体重の60〜65%の重さを占める水分。

その出入がダイエットに重要であることはみなさんご存知ですよね。

人間にとって水分は大切なものであり、以前ウォーターダイエットが流行しましたが、ダイエットに水分を利用することは大切だと考えています。

食事を水分に置き換えてダイエットしようとしても長続きはしません。もちろん、ドカ食いや食べ過ぎを予防するために水分を摂取すると、お腹に溜まって胃液も薄まるので、過剰な食欲は抑えられるのかもしれません。

ダイエット中において水分の重要な役割は、水分代謝を改善して、便秘を改善する作用があるということです。

便秘の際にはボルビックのような軟水ではなく、ミネラル、特にマグネシウムを多く含むコントレックスなどの硬水を飲用される方が多いようです。(コントレックスは美味しいとは思えませんが)

では1日にどのくらいの水を飲めば良いのかといえば、普通は最低1.5リットル、夏場は2.0〜2.5リットル飲んでも良いでしょう。

飲むタイミングはこまめに飲むことがポイントで、一気飲みは良くありません。

やはりダイエットの基本はバランスの取れた1日3食の食事と運動です。この梅雨も、まもなくやってくる夏に向けてダイエットを続けていきましょう。

では。

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ノセボ効果

みなさんこんにちは。

みなさんは「ノセボ効果」という言葉をご存知でしょうか?

アメリカ・ファイザー製の新型コロナワクチンの臨床試験で、プラセボ群(全く有効的な成分が入っていない偽薬)として0.9%の生理食塩水を摂取し、その副反応についてチェックしました。

すると、プラセボ群ではワクチンの副反応が出現する可能性は理論上ないはずですが、プラセボ群の3人に1人は疲労感や頭痛を訴えたそうです。

こうした現象を「ノセボ効果」と呼びます。つまり、「ワクチン接種が疲労感や頭痛などの副反応を引き起こすかもしれない」と不安に感じていると、プラセボ群での接種だったにも関わらず、疲労感や頭痛を感じるということです。

この逆が、よく知られる「プラセボ効果」です。

日本でも新型コロナワクチンの接種が広く開始されましたが、副反応に関する情報は知っておくことが大切です。

ただし、「ワクチンを接種することによって得られる利益は、発生しうる副反応のリスクに勝る」ということを、さらにそれらの副反応は接種する本人の気持ち次第ということもあり得るということを理解していただければと思います。

リラックスして、たとえ副反応が出たとしても治療法がある、と信じる心持ちで接種していただきたいと思います。

では。

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KETO

みなさんこんにちは。

近年、アメリカで流行したダイエットに「KETO」があります。

KETOとは、「Ketogenic Diets」の略です。ケトジェニックダイエットは日本でも知られていますが、炭水化物を減らすだけの糖質制限ダイエットではなく、炭水化物を減らし、油脂を多く摂取するダイエット方です。

この方法のメリットは、

  • 糖尿病の方のインスリン感受性を改善する
  • 早く痩せる、食欲が落ちる

デメリットとしては、

  • 間違ったやり方をするとホルモンバランスを崩す
  • 栄養バランスが崩れ、便秘になりやすい
  • LDLコレステロール値が高くなる

詳細な方法は省略しますが、あまり良いダイエットとはいえないでしょう。

この方法を実施したい場合は専門医師や、管理栄養士の指導のもとに行うことをおすすめします。

では。

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たるみ

みなさんこんにちは。

顔の「たるみ」の原因は、大きく3つと考えられます。

  1. 肌弾力の低下
  2. 代謝機能の低下
  3. 筋力の低下

肌のハリを支えているコラーゲンやエラスチンが減少すること弾力が低下し、代謝機能が低下するとともに皮下脂肪が厚くなり、筋力が低下して重力の影響で下がってしまいます。

その外的要因としてUVA、内的要因としては、活性酸素があるようです。一方、ダイエットによる「たるみ」は、急激なダイエットによる皮膚の「たるみ」であり皮下脂肪の減少によるものです。

このダイエットによる「たるみ」を予防するためには、ゆるやかな体重減少が必要と考えております。しかし、結果的には皮膚のたるみは生じてしまいます。

この治療法としては、軽度のたるみであれば高周波・クールスカルプティング・HIFUなどの医療機器も有効ですが、たるみが大きい場合、余剰な皮膚の外科的な切除しかないのが現状です。

今後の医療機器の進歩に期待したいものです。

では。

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AGEs

みなさんこんにちは。

「AGEs」という言葉をご存知でしょうか?これは「Advanced Glycation End Products」の略称で、「最終糖化産物」という意味です。このAGEsが体内で増加すると、細胞を攻撃して老化を早めてしまうと言われる「活性酸素」を生じたり、糖分とタンパク質が結合されたりすることで本来のタンパク質の役割が果たせず、細胞や組織に悪影響を及ぼします。

この原因として、偏った食生活・運動不足・睡眠不足など健康的でない生活習慣を送っている方にこのAGEsの蓄積量が急激に増加しているようです。

このAGEsを調べる検査はあるようですが、予防は可能です。

  1. ストレスを軽減する
  2. 炭水化物の過剰摂取を控える
  3. AGEsを多く含む食品を避ける(特に揚げ物に注意)
  4. 抗糖化物質の摂取(抹茶、ヨモギなど)
  5. 生活習慣の改善
  6. 運動をする

これらはダイエットに通じるところがありますね。気になる方は上記を実践してみてください。

では。

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オレキシン

みなさんこんにちは。

「オレキシン」聞き慣れない言葉ですよね。

オレキシンとは、脳の視床下部から分泌される、食欲・睡眠・体内リズムなどに関連するホルモンです。このホルモンの分泌で「食事をよく味わいながら、美味しく、規則正しくとる」ことが活性化され、その働きによって、同じ食事摂取量であっても、筋肉への糖の利用が活発になり、血糖の上昇を抑えることができます。

このオレキシンは睡眠中に活動が抑えられるため、夜中に食事をしてすぐ寝てしまうと、オレキシンの分泌が減少して肥満の原因となる可能性があります。(夜食症候群発症のメカニズム)

当院ではこういった理由もあり、夜遅い夕食はなるべく避けるようにお話ししております。

どうしても夜遅くしか食事ができない方へは、おにぎりなど手軽に食べられるものを夕方に食べ、残りのおかずを軽く晩に食べるという「分食」という方法もご提案しています。

ホルモンバランスと食欲、ダイエットは非常に関連づいています。また、質の良い睡眠をとることがいかに大切かということですね。

では。

 

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食べる順番とインクレチンの分泌について

みなさんこんにちは。

一般的に、食事で「肉」「野菜」「お米」があったとしたら、「1.野菜→2.肉→3.お米」の順に食べるのが良いとされています。これは糖尿病の食事指導で利用されている食事療法です。

これを「ベジファースト」とすると、最近は肉を最初に摂取する「ミートファースト」、つまり「1.肉→2.野菜→3.お米」の順に食べる方法が話題になることがあります。

この2つの方法を比較したときに、消化管から分泌される、インスリン分泌を促進するホルモン「インクレチン」(血糖維持に働くホルモン)の分泌量はどう変化するのか考えてみました。

「ミートファースト」の方がインクレチン分泌量が増え、胃の消化運動を抑制して腹持ちが良くなるためダイエットしやすいという意見があります。しかし、ミートファーストでインクレチン分泌量が増えたのち、最後のお米でインクレチン分泌量が低下することを考えると、「ベジファースト」は肉とお米の順番が近いため、インクレチンの総分泌量はミートファーストと比較するとあまり変わらないか、やや低下する程度と考えます。

野菜を最初にとった方が、食物繊維が糖質・脂質・コレステロールの消化吸収を抑えるため、糖尿病の血糖維持には「1.野菜→2.肉→3.お米」のベジファーストの方が良いでしょう。ダイエットとして血糖という面を重視しないのであれば、「1.肉→2.野菜→3.お米」の方がインクレチンの分泌促進により、胃の消化運動が抑制されて満腹感が早くなるため、自然と最後に食べるお米の量が減り、ダイエットにも良いかもしれません。

しかし、食べ過ぎはNGということが大前提です。

総合的には、バランス良くお米も食べてほしいことを考えると、私は「ベジファースト」を推奨します。

インクレチン分泌に関して補足すると、このたび当院にて導入した「GLP-1」はインクレチンの一つで、インスリンの分泌促進に加え、食欲を抑制する作用があることで、ダイエットの治療薬としても注目されています。

効率的にダイエットするためには、こういった体の仕組みも把握しておくことも大切です。

では。

 

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女性ホルモン

みなさんこんにちは。

みなさんもご存知だと思いますが、女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類あります。女性の体はこのホルモンのバランスでコントロールしています。

エストロゲンとプロゲステロンは相互作用があり、特にエストロゲンが美人ホルモンなどとよく言われています。

特にダイエット面では、閉経前ではどうしてもこのエストロゲンが低下してくるため、ダイエットチャンスのある生理後ではエストロゲン分泌低下のため十分な体重減少が得にくく、さらに閉経後ではエストロゲン分泌が停止していますので、どうしても体に脂肪がつきやすい状態になり、ここに加齢に伴う基礎代謝の低下が加担し、痩せにくくなるのです。

予防としては、食事・運動療法と共に良質なたんぱく質(特に大豆イソフラボン)の摂取をおすすめします。サプリメントとしてはエクオールを含んだものを推奨する先生もいらっしゃいます。40代後半ごろになり、加齢に伴い痩せにくくなってきたという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

では。

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基礎代謝

みなさんこんにちは。

基礎代謝は加齢に伴って次第に減少していくことは皆さんご存じですよね。

では、中年になって基礎代謝を上げ、スムーズなダイエットをするにはどうすればよいか?と、よく患者様から質問されます。

まずダイエットをするということは、今摂取しているカロリーを少しでも下げないといけません。しかし、ファスティングや断食をすると、体重は減少しますが、基礎代謝は下がってしまいます。

いかに基礎代謝を下げずに、または逆に高めてダイエットをするには、やはり食事が欠かせないのです。この食事の中で、低カロリーでもたんぱく質やミネラルが豊富な食事をし、筋肉を意識して使うことが大切です。

つまり、バランスのとれた食事の中にたんぱく質とミネラルをやや増やし、適度に運動し、筋肉量を維持することが代謝に対する解決策であると考えます。

では。

 

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GLP-1

みなさんこんにちは。今日も関東は一日大雨でしたね。ここのところの天災続き、被害が大きくならないことを祈るばかりです。避難勧告が出ている地域のみなさん、どうかくれぐれもお気をつけください。

今回は「GLP-1」のお話です。GLP-1って何?という方がまだ多いかと思いますが、最近ではGLP-1ダイエットなる言葉もよく聞かれるようになりました。

GLP-1とは、

  1. 誰もが分泌しているホルモンで、食後に分泌量が増えます
  2. 満腹中枢を刺激し、食欲を抑制します
  3. 糖分の吸収を抑えます
  4. すい臓に働きかけてインスリンの分泌を促します
  5. 分泌量には個人差があります

GLP-1は、小腸の粘膜細胞から分泌され、更に食後に分泌量が増えると言われています。腸の状態が良いと、小腸から多く分泌されるため腸内環境を整えることが大切です。

逆に、腸内環境を整えておかないと年齢を重ねるとともにGLP-1の分泌量が少なくなって太りやすくなる、とも考えられます。

ダイエットにも重要なホルモンであり、メタボリックシンドロームの中でも血糖の変化を左右すると言われています。

腸内環境がダイエットに重要、と言われるのにはこのような理由もあるのです。

では。

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