美容と健康に悩む人たちと共に歩む

オートファジー(Autophagy)

みなさん、こんにちは。


来週からは、いよいよ7月が始まりますね。
6月最後の素敵な週末をお過ごしくださいませ。



さて、みなさんは“オートファジー(Autophagy)”
という言葉をご存じでしょうか?

“オートファジー(Autophagy)”とは、
細胞が自らのたんぱく質を分解する機能のことです。



ギリシャ語で、autoは「自分自身」、phagyは「食べる」の意があり、
日本語では「自食作用」とも呼ばれています。



このオートファジーについて、
近年、研究が進みその重要性が徐々に明らかになってきています。



実は、私たちの細胞を構成しているたんぱく質などの高分子は、
時間とともに壊れるのではなく、
オートファジーによって分解が行われ、新しい細胞が合成されています。


それにより、健康な状態を維持できているため、
オートファジーが低下すると、
さまざまな病気や老化現象を引き起こす原因となってしまうのです。


この仕組みは、アンチエイジングとしても注目されており、
さまざまな化粧品会社で、オートファジーを活性化させ、
しわやハリの改善を促すという化粧品の開発が
積極的に進められているそうです。



実は、このオートファジーが最も活発になるのは「飢餓状態」の時です。


ですから、ダイエットを行い、ある程度栄養が枯渇しアミノ酸の供給が断たれると、
それによりオートファジーが活性化され、新たなたんぱく質が合成されます。


「痩せて若々しくなったね」と言われるのには、
オートファジーの機能が影響していたわけです。




ダイエットをすることで、若々しさを取り戻せるというのは一石二鳥ですね。


反対に、オートファジーは富栄養化、つまり肥満の状態では活性化されません。
肥満は、さまざまな病気の原因になるだけではなく
老化現象にまで影響を及ぼしてしまうのです。



他にも、オートファジーの抑制には
酸化ストレスや低酸素ストレスなどの各種ストレスも関与しているようです。


活性化させる物質としては
以前このブログでもご紹介した“レスベラトロール”や“トコトリエノール”などが関連していると
さまざまな研究から明らかになりつつあります。



今後、さらに研究が進み、病気や老化の予防などに利用できる日が来るのが待ち遠しいですね。





では。











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味噌

みなさん、こんにちは。

6月も終わりに近づき、早いもので、
1年の半分が過ぎようとしています。

いかがお過ごしでしょうか。


さて、本日は日本人には馴染み深い食材である
“味噌”についてお話したいと思います。

味噌は塩分の多い食材のように思われがちですが、
実際には、味噌自体の塩分は約10%前後で、
味噌汁にすると1 杯あたりわずか1g程度となり、
ほかの食品と比べても決して多いものではありません。


ですから、毎朝味噌汁を飲んだとしても
塩分の摂り過ぎになるということは無いのです。


そんな味噌の消費量が日本一多い地域は、
長野県だということはご存じでしょうか。


長野県といえば、今年、厚生労働省が発表した
「平成22年度国勢調査による都道府県別の平均寿命」で、
男女ともに全国1位(男性80、88歳、女性87、18歳)になった
長寿の県としても知られていますね。



元々長野県は、脳卒中による死亡率が高かったため、
地域ごとに減塩の啓蒙活動を行う「減塩運動」の取り組みを始めたことも
大きく関係していますが、
味噌などの発酵食品を多く摂っている食生活も長寿の要因であると考えられます。

味噌の主材料である大豆は、良質なたんぱく質やビタミン、
ミネラルなどが豊富な食材です。

さらに発酵させることにより、栄養価は高まります。

そのため、昔から「味噌の医者殺し」といわれるように、
味噌は健康を維持するためにはかかせない存在でした。


さらに近年、現代人を悩ませるさまざまな病気の予防にも有効であることが、
多くの研究で分かってきています。



<味噌の効能>
■放射線防御作用
■血圧の上昇を防ぐ
■脳卒中の抑制
■各種癌の抑制
■コレステロールの抑制



健康に長生きするためにも、
日本人の愛する味噌の力を改めて見直し、
食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。




では。








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薬の飲み忘れ対策

みなさん、こんにちは。
お天気の代わりやすい週末でしたが、
いかがお過ごしでしたでしょうか。


さて、本日は“薬の飲み忘れ”についてお話したいと思います。


当院に通われている患者様の中には、
現在、持病があるという方が多くいらっしゃいますが、
処方薬の量が多かったり、
飲むべき時間が薬によってさまざまだったりするために、
よく薬を飲み忘れてしまう、というご相談を受けます。



薬の飲み忘れは、少なからず治療の妨げとなりますので
私たち医師にとっては、重大な問題です。



ダイエット治療においても、
処方薬や漢方薬の飲み忘れが多いと
効率的なダイエットを行えない可能性があります。


どうにか防げないものかと、
生活習慣と合わせて飲むように具体的な提案をさせて頂くなど、
日々、思案しております。



最近では、お薬の飲み忘れを防ぐためのスマートフォンのアプリがあるそうです。
例えば、「お薬手帳 - 飲み忘れ防止機能で安心、家族のお薬をかんたん管理」というアプリ。



こちらは、飲み忘れ防止のための
アラーム設定や簡単なメモ書きを行うことが可能だそうです。

気を付けていても薬の服用を忘れてしまう、
という方にはぜひ試して頂きたいと思います。


みなさんが健康でいるために活用できるアプリは、今後も増えてくると良いですね。
(※上記アプリは当院とは一切、関連性はありません)











では。


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子供の睡眠時間と肥満

みなさん、こんにちは。

夏に近づき、だんだんと寝苦しい日が増えてきた今日この頃。
よく眠れていますでしょうか?


睡眠とダイエットの関係については以前もこのブログでお伝えしていますが、
本日は、“子供の睡眠時間と肥満の関係”についてお話したいと思います。



私も普段から、一人の親として子供の日常生活を見ておりますが
現代の子供は、塾や習い事、宿題などで忙しいことに加え、
テレビやテレビゲーム、コンピューターなど娯楽道具が普及したことから、
夜更かしすることも多く、
以前の子供に比べ睡眠時間が少なくなっているように感じます。



それに関連して、肥満率が増加しているのでは…と考えていたところ、
こんな興味深い記事を見つけました。




米国のペンシルべニア大学が
「毎日の睡眠時間を増やすことで、
14歳~18歳の青少年の肥満率が低下する可能性がある」

とする研究結果を発表したそうです。



この研究では、学生1,390人を中学3年生から高校3年生になるまで追跡し、
その期間6か月ごとに参加者に身長と体重、および睡眠時間を報告してもらいました。



その結果、睡眠時間とBMIの間には関連性が認められ
「睡眠時間を1時間以上増やすことができれば、青少年のBMIが低下する」

と示唆されました。

特にBMIが高い者は、大きな変化が見られたそうです。



しかし、健康的な睡眠時間について指導するだけでは、
十分な効果が得られなかったそうで、
対策法の一つとして、学校の始業時間を遅らせることも考えられています。



これについては、現代の子供が1日の中で行うべきことの量は変わらないので、
朝の始業時間を遅らせても、結局は夜更かしすることとなり、
睡眠時間の増加は望めないのではないかと思います。



それよりも、勉強と遊びの時間配分をきちんと考慮できるようにし、
早く就寝させることが大切です。



心身の成長に重要な時期に睡眠時間を増やすことは、
体重のみならず、健康全般について良い影響を与えますので
私も、子供に対して積極的に促していきたいと思います。



また、子供の肥満を減らすためには、
安全な施設での運動の強化と、
間食や高カロリー食の摂取を控えさせるなどの生活指導を行うことが肝要です。


世界的な問題となっている子供の肥満は、私たち大人が手本にならなくてはいけませんね。





では







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湿邪(しつじゃ)

みなさん、こんにちは。

梅雨らしいじめじめとした雨の日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。


梅雨時は体調を崩す方が多く見受けられますが、
みなさんも、ここ最近何だか身体がだるい、
食欲がない、などと感じたことはありませんか?



東洋医学では、
このように梅雨の時期に体調が崩れるトラブルを“湿邪(しつじゃ)”と呼んでいます。



湿邪には、 気候や環境など、外からの影響で起こる “外湿”と、
体質や飲食の不摂生など、内からの影響で起こる“内湿”があります。



この時期は、外湿の影響で湿が体内にこもりやすく、
水分代謝が上手くいかなくなってしまうため、
全身のだるさ、疲労感、眠気、食欲不振、腹部膨満、関節痛、むくみ等が
引き起こされるのです。



そんな不快な湿邪を予防するためには、以下のような方法があります。
日頃から気をつけてみて下さいね。



1) 甘いものを摂り過ぎない(水分を欲してしまうため)
2) 冷たいものを摂り過ぎない(胃腸の動きが鈍くなるため)
3) 湿度は40~60%に保つようにする
4) 汗をきちんとふくなど、体温調節を上手くする



また、湿度・気温が高く細菌の増加しやすい時期でもありますので
食中毒にも十分注意して頂きたいと思います。



ダイエット中の方にとっては、
水分による体重増加やむくみで、
やる気が減少してしまいがちな時期かと思いますが、
この時期が終われば、露出の多くなる夏がやってきます。



湿邪に負けないように、体調管理を上手に行い、
ダイエットに励んでみて下さいね。



また、当院では、むくみ解消の他、体調全般の機能を整える
漢方薬の処方鍼治療も行っておりますので
梅雨の身体の不調もお気軽にご相談下さい。





では。








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健康診断

みなさん、こんにちは。


本日は梅雨らしい一日となり、暑さも和らぎましたね。
週末は初夏のような暑さが戻るそうですので、
体調管理には十分お気を付け下さい。


さて、6月は多くの企業で健康診断が行われるようです。


健康診断と聞くと何だか改まってしまい、
悪い結果が出ることを懸念して、生活習慣を急に変更する方がいます。



私自身も以前は、健康診断の直前になると
食事に気を付けたり、飲酒の量を減らしたりと、
どうにか良い結果が出るようにしてきました。



しかしこれは、テスト前の一夜漬けと同様で
一時的に結果を残すだけで、実際には何も意味がありません。



健康診断は、その時の本当の身体の状態から、疾病の早期発見をすることや、
その結果から、日々の生活習慣を見直すきっかけにすることを目的としています。



ですから、健康診断前だからといって特別なことはせず、
普段と同じ生活をすることが肝要です。



特に、メタボに関しては、普段あまり気にしていない方にとっても
ダイエットを試みる良い機会となるでしょう。



ダイエットをすることで、数値の改善が期待できるものは数多くあり、
特に、肝機能・脂質異常・高血圧などの項目には変化が現れやすいです。




「病気を発見されたらどうしよう」という不安や、
「受診するのが面倒」といった理由から
健康診断に対して消極的な方が多く見受けられますが、
一生健康でいるために、定期的に健康診断を受診することをおすすめします。






では。












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心太

みなさん、こんにちは。

6月が始まり、今年も半分が過ぎようとしています。
月日が過ぎるのは早いものですね。
いかがお過ごしでしょうか。



さて、突然ですが
『心太』というこの漢字を何と読むかご存じでしょうか。






答えは“ところてん”です。
ところてんは、他にも「心天」や「瓊脂」と言った書き方があります。


本日はそんな“ところてん”についてお話したいと思います。


ところてんは、中国から伝わったもので、
平安時代には、上流階級だけが食べられる高級な食材でした。

江戸時代には、庶民にも広がり納涼茶屋などで売られ、
暑い夏に身体を冷やすことのできる食材として好まれるようになったそうです。


『清滝の水汲みよせてところてん』という松尾芭蕉の句も有名ですね。



原料は天草という海藻の一種で、
寒天の材料によく使用されるものと同一です。


100gでわずか2kcal程とほとんどカロリーがない上、
糖やコレステロールの吸収を緩やかにし、
血糖値やコレステロールの上昇を抑える効果もありますので、
メタボリックシンドロームの方やダイエット中の方におすすめです。



また、水溶性の食物繊維が豊富に含まれているため便秘の解消にも効果が期待できます。


ただし、以前からこのブログでお話している通り
単品ダイエットを行うと、栄養バランスの乱れやリバウンドを引き起こしてしまいますので
あくまでも副食として取り入れて頂きたいと思います。


尚、ヨウ素とモリブデンの成分が多く含まれているため、
甲状腺疾患をお持ちの方は医師の相談の上摂取するようにして下さいね。



みなさんも、さっぱりとした味わいのところてんを食卓に取り入れ
初夏に向けてダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか。



では。












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