先月亡くなった丹波哲郎は俳優として、また大霊界の著者としても有名になった。
父と丹波氏は成城中学での同級生だ。
当時のことを、父は「彼はいばっていた」と話していた。
どうして?と聞くと「彼は英語がしゃべれたから~」と答えた。
細かなことは当てにならぬが、「丹波はEクラス、俺はC」と言っていた。
丹波氏は大霊界へ行ったであろう。
さて父は~どこに行くのだろう?
祖父の粟谷益二郎や叔父の . . . 本文を読む
「親なんてね~亡くなってはじめてその有り難さが判るもんなんだよ」この言葉が段々徐々に私の身体に浸透してきた。
昨日は従兄弟の能夫と今後の対応を相談をした。もうすでに受けてしまったものは、お詫びをして代演を考えていただく、これからの粟谷能の会の番組も再考した。
予定では、平成19年3月は『定家』 粟谷能夫、『葵上』 粟谷明生だが~。この『定家』は粟谷菊生が地頭を勤めるから~~この想定で成り立って . . . 本文を読む
あわただしく時間が過ぎていく、
このブログを書くことも儘ならぬ状況だ。しかし、ここからの情報を頼みの綱にしている方もいらっしゃるようだから~。
そこで無精して箇条書きにしてみた。羅列するだけの、順不同。お許し下さい。
1,能楽タイムスを発行している能楽書林から対談トークの要請が来たが、お断りした。
2,NHKから先日録音した「頼政」を故人を偲ぶ、という題で11月5日と12日に放送日が変更さ . . . 本文を読む
祖父・粟谷益二郎の葬儀は囃子科協議会『烏頭』の演能中に倒れたので、協議会葬となった。
父・粟谷菊生は最近、日本能楽会の会長になったばかり。その在任中の逝去のため、「日本能楽会・粟谷家の合同葬儀」という我が家の希望がかなえさせていただけそうだ。
なんとも、有難い。理事の方々に感謝、感謝だ。
父はついている。父の人生はラッキーだらけ、ラッキーの連発!!ラッキー菊生ふざけていてはいけないが~~~、 . . . 本文を読む
故粟谷菊生儀(83歳)かねて病気療養中のところ平成18年10月11日午後2時39分 行年83歳の天寿を全ういたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。
つきましては下記の通り告別式を執り行います。
一、日時 平成18年11月7日(火曜日) 告別式 午後2時から午後3時
一、場所 増上寺 光摂殿 港区芝公園4丁目7番35号
葬儀委員長 社団法人 . . . 本文を読む
昨日は邦生会から明治神宮の薪能へと掛け持ちだ。一日に二ヶ所で忙しい!大変!~~なんて言っていたらなんと!三ヶ所廻られた先輩が一人いらした。いやはや脱帽!
父が舞うはずだった、仕舞『高砂』は私が勤めることになり、事前に舞台にあがって具合を見た。三間以上ある舞台だが、薪能では暗くなるのでこれぐらいの広さが舞い易い。客席は段々を作り、後方の方にも見やすくして配慮しているのがいい。
広いロケーションで . . . 本文を読む
粟谷能の会は無事盛会に終わった。
ご来場頂きました皆様、有難うございました。チケット売り切れの為、ご来場いただけなかった皆様には深くお詫び申し上げます。
父は残念ながら、別宅から我々の舞台を見てくれていたと思います。昨日は静かに一日を過ごしていたようです。
『江口』の~反省と感想~~呼掛の後の謡で~~「あれ~~? これで合っているのかな~~?う~~! 間違えたな~!」
と集中力を欠いた為 . . . 本文を読む
人間のカラダとは不思議なものだ。
体調と天候は関連しているようだ。5日、6日は東京は強風と大雨の嵐に襲われ、嵐の中で父は急に具合が悪くなり倒れた。
入院して治療を受けても、苦しい時間が続き父は病魔と必死に闘っているようだった。
一時は本当に心配したが、7日からお天気も回復し快晴になると不思議と父も昨日までの状態がまるで嘘のように呼吸も落ち着いて呼び掛ければ手を振り答えるほどに回復している。
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昨日はなんとも長い長い一日だった。夜中の父の入院手続きからはじまり、朝2時半には病院から帰宅して、床についたが、なかなか寝むれなかった。
7時に起きて支度をはじめ9時には国立の楽屋入りをして申合に備えた。
『江口』が終わると、「至急来るように!」との電話があった。
『道成寺』の地謡も謡わずに、病院に駆けつけ、それから、夜の10時まで待機した。父も頑張っている。
さすがに私は一時帰宅させても . . . 本文を読む
粟谷能の会もあと二日後に控えて、父の調子が悪くなってしまった。
たぶん、当日は舞台には上がれないと思います。
ここに皆様に深くお詫びとご報告申し上げます。
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合わせてご了承の程、お願い申し上げます。
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国宝 菩薩半跏像(宝菩提院願徳寺)がメインの仏像展、前期を観賞してきた。
宝誌和尚立像も、ちょっと薄気味悪いが、ゆっくり間近で拝見出来た。これ不思議に、なにか引きつけるものがあって魅力的なのだ。
『江口』に関連して「普賢菩薩」を捜したが、生憎出展されていなかったのは残念。
仏像は、今にも動き出しそうなものもあれば、固まっているように見えるものもある、様々だ。
四天王のような躍動的な動きがあ . . . 本文を読む
10月3日の読売新聞に今週の粟谷能の会の事が紹介された。新聞に記載されると必ず反応があるから、やはり新聞の力は大きい。残念ながら、もうまったくお席に余裕はない状態なので、お断りしている状態。嬉しくもあり、ご迷惑をおかけして申し訳なくお詫びの気持ちもある。
取材を受けたのは、夏だった。まだ、まだ先のことだ~~と思っていたが。「あっ!!もう~~あと4日じゃないの!」
今、『江口』の仕上がりは~~~ . . . 本文を読む
NHKで番囃子『頼政』を録音してきた。
そもそもこの企画。担当者から「菊生先生の記録として、是非~~」と依頼が来たのは半年前。もう能での撮影は無理だから、せめて音だけでも~なのかな?
で~~~「要するに~~~“故人をしのぶ”っていう~~~あれ?」とストレートに聞くと、ニヤッと笑みで返しただけだった。
それなら、父の一番お相手していただきたい方に出演依頼したいと思い交渉していただいたのが、下記 . . . 本文を読む
菊生 親父は質素な暮らしを旨として、入って来る金は装束や面の購入につぎ込んだ。「金のことは言うな。今にいいことがありますよ」というのが親父の口癖だったよ。昔、地方公演で『鬼界島』があって、どういうわけか「俊寛」の面がなくて……。
明生 どうしたの?
菊生 急遽「小面」があったから~~「小面」の上から花帽子を被せて~~、もう目と鼻しか見えないぐらいすっぽり覆せてね~(笑い)シテは誰だったかな~~ . . . 本文を読む
51歳になり何か新たに、こだわりを持ちたい!俺 風の美学っていうものかな~よっしゃ~
粋、おしゃれ、趣味、スポーツこのあたりから、やり直してやるぞ!!。
まずは~~~~そうだ!自分の洗面所から変革だ~~。以前のものは~~ポイ!これを機に。
「ねぇ~、洗面所 見て見て!かわいい浮き草もあるよ~~~」
「。。。。。。。」
「いらない。。。。。。。。」
洗面所は家族共有のものだが、私の許され . . . 本文を読む