明けましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本年の粟谷明生の演能活動をご紹介いたします。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
2月26日(木)
「粟谷能の会鑑賞講座」進行役・金子あい お話・粟谷明生 ゲスト・森 常好 国立能楽堂大講義室
3月 1日(日)
「97回粟谷能の会」能『正尊』粟谷明生 国立能楽堂
3月2 . . . 本文を読む
シテ方喜多流能楽師として、まだまだ道半ではあるが、今まで勤めた曲目を振り返えると20代までは親や先生がやるべき曲目を決めてくれた。
30代からは自分で将来を見据え、周りと相談しながらリストアップした課題曲を親や先生のお許しを得て挑んだ。特に35歳を過ぎた頃より、より早く、より多くの曲目に挑みたいと意欲も強くなり、演能活動全体にも前向き志向となり、わくわく気分は上昇していた。そして得たものは?
. . . 本文を読む
親友が亡くなり告別式に伺って来た。親族は別として、以前は故人のお顔は拝見しないようにしてきた。お別れは心の底でつぶやき、親族より先に葬儀場を出るようにしてきた。
ところが最近、親友が亡くなる事が多く、友人の立場上、これはお顔を拝見しなくては失礼にあたるのではないか、と思い棺桶に献花し、最後のお別れをしている。
今日、ふと思った。「もし自分ならば・・・」と。
私の死に顔は、見せたくない。
以前 . . . 本文を読む
手紙やメールなどメッセージで「頑張ります」「頑張って下さい」を多用してしまう。私の生活する能の世界でも「ガンバレよ」「はい、がんばります」は飛び交っている。
「頑張る」の語源は「ぐっとこらえて現状を維持する」という言葉から発しているので、私の仕事場では不適ではないのかもしれないが、普段日常的にはあまり使用しない方がよいみたいだ。「1%の人だけが実行している45の習慣」井上裕之著に「がんばります! . . . 本文を読む