昨日は装束出しでした。今回の『正尊』の装束が決まりました。
前シテは着附は紅無厚板、白大口袴に白縷大水衣、茶地系の角帽子と観世流に近い格好を選択しました。
後シテは着附は同じで金茶地半切に白法被、父・粟谷菊生と同じ袈裟頭巾で勤めます。
能楽図絵に『正尊』の絵がありました。江戸時代の猿楽師は髷を結っていたので、ツレの江田、熊井をはじめ立衆達は大童(髷を切る)の姿で勤めていたのが判ります。もちろん . . . 本文を読む
第97回・粟谷能の会の事前能楽鑑賞講座は昨日無事修了いたしました。
今回はゲストに森 常好氏をお迎えして特に『正尊』を中心にお話をさせていただきました。
観世流との違いなど、私もはじめて知ることもあり、貴重で楽しい雰囲気で終えることが出来ました。
では、講座風景を写真でご紹介します。
司会は金子あい氏
右 ゲストの森 常好氏
初同での型の説明をする森 常好氏
あっという間に森 . . . 本文を読む
粟谷明生の能楽教室・高砂の第一期は四日間のお稽古が無事終了し、参加者の皆様『高砂』「さて萬歳の小忌衣」より謡い、舞えるようになられました。
写真でご紹介します。
正座して(足を怪我されている方には立っていただきました)『高砂』を全員で謡えるようになりました。
全員が揃って舞えるようになりました。
最後は恒例の記念撮影 第一期生の皆様です。
リラックスして
打ち上げ会 . . . 本文を読む
昨日は、第97回・粟谷能の会 3月1日(日)国立能楽堂にご来場いただける日本女子大の学生さんに能の面白さを体験していただこうと鬘と面をつけていただきました。
モデルになって下さいましたAチームの佐藤佑美様
Bチームのモデルは関根様
Aチームは佐藤彩瑛子様(左)と小面をつけらた佐藤佑美様と大塚様
Bチームは星川様(左)と小面をつけらた関根様と伊達様
泣く型のシオリをお教えしました . . . 本文を読む
「習い事」のお稽古料
お稽古代をどのように考えるか・・・
「A先生の指導料はお高いから…」「B教室の講習料は高い…」など判断基準を先生から習う時間、先生と一緒に居る時間で考えていらっしゃいませんか?
習う時間だけで「値段が高い!」と判断するのはどうでしょうか?
プロ野球選手で例えると
、
ホームランバッターの年俸をホームランの回数で割り、一発何百万円!
投手が投げた球数を年俸で割り、一投い . . . 本文を読む
「粟谷明生の能楽体験教室『高砂』」第一期の三日目は『高砂』の後シテに使用する「邯鄲男」と「三日月」を実際に付けていただいてレッスンいたしました。皆様視界の狭さに驚かれながらも、舞って下さり好評でした。
募集しておりました第二期生は満員御礼となり、申し訳ございません、締め切りとさせていただきました。
では、写真でご紹介します。
最後は恒例の記念撮影
文 . . . 本文を読む
私の記憶では、昭和30年代後半ぐらいから60年代ぐらい迄、謡曲や仕舞を習う人は多かったが、それ以後は徐々に減少して今は昔ほど多くはない。能の世界で生業をしている私にとって非常に寂しい状況だ。「人口が減少しているから仕方が無い」と諦めたくはない、このままではいけない、どうにか変えたい。
今「習い事」は能楽だけではなく華道、茶道、広く和物全般に習う人の減少化が進んでいる。どうにかして巻き返し旋風を起 . . . 本文を読む
平家滅亡後、頼朝にとって平家をあっという間に倒した猛将・義経は、まさに鬼神のような存在、要注意人物となりました。反旗を翻すかもしれない、と危険を感じた頼朝は義経討伐を決断し、その密命は土佐坊正尊に下します。
一説には、頼朝へ義経追討を名乗り上げる者がいなかったため、土佐坊が自ら進み出た、とも言われていますが、真偽のほどは定かではありません。
今回『正尊』を勤めるにあたって私は、志願ではなく、頼朝 . . . 本文を読む
もうすぐ還暦だが50歳を過ぎた頃から大嫌いだったカラオケも歌うようになり、日記代わりにブログやフェイスブックに投稿することも怠っていない。スケッチぐらいの絵が描ければ、と思うが絵は苦手でその代わりカメラだ。写真撮影が好きでたまらない。
なにが言いたいか?
歌うこと、書くこと、撮ること。これ、いざとなれば、だれでも出来ることだが、超越するとプロの歌手、作家、カメラマンとなる。
「本物のプロと、そうで . . . 本文を読む