能『楊貴妃』の初同(しょどう=最初に謡う同音)に
「げにや 六宮(りっきう)の粉黛(ふんたい)の 顔色のなきも理や」
があります。
大雑把に訳すと
「楊貴妃は唐の御所の奥御殿にたくさん住んでいられる后妃夫人の誰よりも美しい」
と、楊貴妃の美貌を褒め称えています。
この「りっきう」の謡を亡父菊生は
「りぃ、っきう」
と発音していました、今真似て謡っています。
玄宗皇帝は3000人の妃を500 . . . 本文を読む
粟谷能の会の機関紙「阿吽」No.44が出来上がりました。
内容は下記の通りです。
①巻頭 粟谷能夫
「令和になって思うこと」
②演能レポート 粟谷明生
「『木賊』を演じて 酔狂で描く一途な親心」
③我流『稽古条々』41
研究公演以降・その19
粟谷能夫 粟谷明生
『朝長』『白是界』について
粟谷能の会ホームページでもご覧いただけますが、冊子でお読みになりたい方は、国立能楽堂と喜多能楽 . . . 本文を読む
令和2年の「粟谷明生能楽教室」は『湯谷』第9期が1月7日(火)から、はじまります。
能楽教室を立ち上げてから『湯谷』は今回で9回目となりますが、『湯谷』は舞の基礎からお稽古出来る初心者、初級者向きの曲目です。
能楽知らないけれどちょっと興味がある
ちょっと舞えて謡えたらいいなあ〜
と、お思いの方はチャンスです。
エントリーをお待ち申し上げております。
[お申し込み先]
粟谷明生事務 . . . 本文を読む
2019年11月24日(日)喜多流自主公演にて勤めました能『雨月』の演能レポートを粟谷明生オフィシャルサイトに更新いたしました。
ご覧いただきたくご紹介いたしました。
こちらからどうぞ . . . 本文を読む
一昨日の「MOA美術館秋の演能会」能『紅葉狩』を撮影して下さいました中川喜代治様から写真が頂きました。
MOA美術館の了解を得てここに一部を記載いたします。
今回の『紅葉狩』は、初めて能をご覧になる方が大勢様いらしたので、演能に少し工夫を凝らしました。
通常一度のワキ(平維茂)へのお酒のお酌を三回にし、またゆっくり遅いスピードの序の舞を少し短縮して、出来る限り判り易く、退屈しないように . . . 本文を読む
本日はMOA美術館能楽堂にて能『紅葉狩』を勤めます。
「『紅葉狩』はどのように勤めたらいいの?」
と、父に尋ねると
「BARモミジのママ・カエデちゃんの気持ちで演ればいい!」
と、教えてくれました。
こういう言葉のニュアンスがとても好きで、私の演能の心を掻き立たせてくれます。
この話は上梓した「夢のひとしずく・能への思い」に記載されていますので、ご興味のある方は是非ご購入いただきたく、 . . . 本文を読む