昨日は「粟谷明生のお稽古案内」のチラシ作成のため、モデルの藤井かほりさんに五反田の池田山舞台にお越しいただき撮影のご協力をいただいた。
上田みゆきさんがデザインされた着物と帯を使っていただき、仕舞をしているところと謡いを謡われているところ、また普段着の洋服での場面などもおよそ1時間ほどで撮影は終わった。
かほりさんは能の型の飲み込みが早く抜群のセンス
「構えの型は、腰を引きあげ、少し前傾、胸を . . . 本文を読む
粟谷明生のお稽古案内のチラシ作成のための写真撮影が11時から池田山舞台で行われる。
お稽古されている人を演じて下さるのは、最近ではポカリスエットのCM撮影でもお馴染みのモデルの藤井かほりさん。
かほりさんとは、墨デザイナーの上田みゆきさんからフェイス・ブックでご紹介いただき、お友達になり、というご縁で、このような繋がりが可能になるのがF・Bの魅力だ。
今回の撮影のためにと上田みゆきさんがデ . . . 本文を読む
晩秋の目黒川の川紅葉
別に句を詠んだ訳ではない、どうも謡いを生業にしているので言葉が七五調になってしまう。
さて、今日の投稿は。
今、喜多流の中で私は「ど真ん中にいる」と感じている。
ビジネスピープルは「中間管理職」と言うのかな?
広辞苑によると、一般の会社の部長、課長クラス。ミドルマネージメントとあるが、
能楽界では…、あれ、ちょっと違うかな? まあどうでもいい。
喜多流の内情を暴露( . . . 本文を読む
昨日の11月自主公演で仕舞『天鼓』を舞いましたが、会終了後、職分会で息子・尚生が能楽の道を離れ新たな人生を歩むことを正式にご挨拶したことを、ここにご報告させて頂きます。
下の写真は粟谷能の会での『求塚』を見所脇正面後方から撮影された青木信二氏のワンショット。息子との最後の舞台写真となりました。手前・明生、後方・尚生。
先日、息子特製の菊生会番組の「演者より」をご紹介させていただきましたが、当 . . . 本文を読む
写真は、24年度仙台での最後の稽古が終わり記念撮影。ここは社会人と東北大生とが一緒になって稽古する珍しい稽古場だが、この形はずっと続けたいと思っている。
朝10時半に仙台駅に着くと、稽古場までは歩いて行くが、街の景色が変わってきた。いろいろなところでいろいろなものが変わってきている。私も変化しているのだろうか?
私は、二ヶ月に一度定期検診をしているが、朝食抜きで採血後、診断まで時間があるので、 . . . 本文を読む
森光子さんが逝去された、92歳。
「あいつより、うまいはずだが、なぜ売れぬ」
故人の句だが、妙に共感し胸に響く。
死は、突然訪れる時とじんわり襲ってくる場合がある。父の死は適度な突然であったと思う。父自身もまた私たち親族をも長期の苦しみから救ってくれた。不謹慎かもしれないがよかった、幸せであったと、心底父に今感謝している。
後継者であった息子がこの道を継がず就活することになった。これを許したの . . . 本文を読む
愛弟子の金子あいさんから
「明生先生、お願いがあります。先生のブログで、12/6の「平家物語」公演の紹介をお願い出来ませんでしょうか」と依頼が来たので、今日の投稿は、あいさんの公演宣伝とします。お時間がある方は是非ともご覧いただければと、宣伝です。
では公演内容をご紹介
金子あいの公演は座って朗読する舞台とは違い、原文を全部覚えて芝居として舞台を縦横に演じる語り芝居です。現代的な美術と照明の舞台 . . . 本文を読む
東京、五反田駅徒歩4分にある「池田山舞台」は私の稽古場です。
お稽古場が空いた時間を利用して、能に親しんでいただこう、体験していただこう、と「無料能楽体験教室」を行っています。
昨日は第4回目、参加者は一昨日の「粟谷明生を囲む会」にもご参加いただきました山崎様をはじめ三山様、加藤様(写真左より)の3名でした。
扇の持ち方からはじまり、短い仕舞を覚えていただき、面をつけて舞ってみて、最後は小鼓も . . . 本文を読む
「私の能をたくさんの方に観ていただきたい、粟谷明生に興味を持っていただきたい!」と学習院の同期生仲間に相談すると、「人を集めるから能の話をして宣伝したらいい」と話がついた。
ハイヤットリージェンシーホテルの翡翠宮というすばらしい会場を提供してくれた土田君はハイヤットにご勤務だけあっていろいろ大サービスして下さった。会の進め方、どこで何を話す、と細かな配慮まで教えてくれた杉山さんにも感謝、感謝。そ . . . 本文を読む
故・粟谷菊生直門の発表会「菊生会大会」は昨日盛会に終えることが出来ました。ご参加いただきました社中の皆様のご協力に感謝申し上げます。今回は父の七回忌追善会でしたが、亡くなってから丸六年が経ち、年月日の流れの早さに驚いています。
この度、息子・粟谷尚生は番外能で『鵺』を勤めましたが、昨日の舞台をもちまして、能楽師の道を離れ、新たな人生の道に挑戦することになりました。今まで息子にいろいろ応援して下さ . . . 本文を読む
これは私の場合で他の能楽師の方と違うかもしれない、と前置きしておく。
3歳から10歳ぐらいまで舞台に出る前に不安に思ったことはなかった。なにも余計なことを考えずに言われた通りのことを舞台でする、ただそれだけ。神経も集中していたのだろう。純なよき時代であった。ところが身体に毛が生えはじめると
「大丈夫だろうか?」
と不安感が湧き出す。もちろんよい意味での緊張感も同時にあるのだが。そして30代にな . . . 本文を読む
レジャーには三段階ある、と中谷彰宏氏は「男は女で修行する」に書いている。
第一次レジャーは「ごろ寝」、なにもしない。
第二次レジャーは「娯楽」でリゾートホテルに行ってスキューバダイビングやパラセイル、ゴルフなどを楽しむ。
第三次レジャーは「教養・勉強」で例えば女性に「美術館に行こう」と誘う。これも立派なレジャーだと女性は思う。女性は第三次までを楽しむが、往々にして男のレジャーは第二次止まりが多い . . . 本文を読む
11月24日(土)は横浜能楽堂で「かもん山能」があり、能『雷電』が替装束の小書で催される。
シテの粟谷能夫から後シテの面は通常は「大飛出」だが「雷」の面で演りたいが、どこかにないか?と聞かれいろいろ問い合わせた結果、新潟の吉川花意さんから拝借することにした。
面を拝見して、そのドギツイお顔にビックリ。
「赤頭の下にどのように見えるだろうか?」
と不安でいたが、先日、大阪の山中舞台で . . . 本文を読む
昨日の大阪の稽古は山中舞台で午前10時半からはじまった。
大阪大学喜多会の学生さんは自演会12月1日(土)の最終稽古。夏ごろに比べたら全員長足の進歩が見れて、当日が楽しみだ。
12時半に学生さんご一行が帰ると、40分の昼食タイム。その後引き続き社会人の方々は来年3月の発表会に向けてのお稽古となった。
4名のご欠席があったのは不幸中の幸い?・・・内心ほっとして喜んだが、全員が終わったのは20時、 . . . 本文を読む
最近、昔のような時間ギリギリ生活から、時間に余裕を持たせる生活に自然と変わって来た。加齢現象なのだろうか?
品川発9時7分の「のぞみ」に乗るのに一時間も前に着いたのは、少々現象が過ぎるかも。指定券を早めの「のぞみ」に変えて京都に向かった。
車窓から富士山が見えたが雲一つ無い最高のお天気、気分も爽快。
爽快、爽快、と思いながら、うとうと・・・目が覚めたら名古屋。
京都に10:33に着くと、ど . . . 本文を読む