NHK出版の「能のふるさと散歩」(上)京都奈良編が発行された。
中を見ると、なんと!
『小原御幸』粟谷菊生、『定家』粟谷能夫、
そして『経政』は私が掲載されている。 . . . 本文を読む
中国には「四大美人」といわれる絶世美女四妃がいた。
さあ~~誰だろうか?
私は三人まで当てたが、一人は名前も存じ上げない方だった。
あ~~~~勉強不足です~~~~
さあ~~~誰かな?
ヒント1
三人は謡本に関連して記載されている。
ヒント2
そのうちの二人は曲名にもなっている。
お判りかな?
そう~~~~~
あなたは賢い!
そうです!!
まずは唐代の玄宗皇帝とのロマンスで名高い
楊貴妃ち . . . 本文を読む
桜が満開になってきた。
春の名曲といえば~~~
やはり『湯谷』が思い浮かぶ。
今週の友枝昭世の会では『湯谷』「三段の舞」を謡う。
観客の方はこの小書の本当の意味を理解しているだろうか?
たぶん80%の方は知らないで~~~~、
またはお稽古をなさっている方でも~~~
知っているふりしてご覧になっているのではないだろうか?
そこで、このブログをご覧頂いている方には
特別に種明かしをしてご覧頂きた . . . 本文を読む
能『東北』の曲(クセ)に「澗庭の松の風、一声の秋を催して」がある。
それにかけて芭蕉の句がある。
「澗庭の松にコステはひっかかり」
これは幸流小鼓がここ澗庭の松に「コステ」という
特別な手組を打つので謡う時に気をつけないと
拍子をはずしてしまうぞ!
という注意を、ひっかかりにかけた歌だ。
ではどう謡うかだ!
「かんてい」ではなく
「か~~んてい」と謡うのが正解!
囃子方は時々、特別の手組で . . . 本文を読む
能の世界での運歩を「運び」という。
すり足をしながら、つま先が徐々に少しづつ上がる動きだ。
なぜつま先が上がるのか、上がらなくてはいけないのか?
それは人間の歩行の原則だから。
たとえば、あの北朝鮮の軍事パレードでの兵隊の歩行を
思い出していただきたい。
あの一糸乱れぬ動きの中で軍人の蹴り上げたつま先は天を向いている。
歩行の基本を忠実に守っている、
まあ~~あそこまでやらなくても!という声も . . . 本文を読む
能と歌舞伎の違いは化粧するか、しないかだ。
化粧とは辞書で引くと
紅、白粉(おしろい)などをつけて顔をよそおい飾ることとある。
電車やバスの中での女性の化粧をするのを見て
以前は驚いたが、最近は妙に慣れてきた。
しかしだよ~~
化粧は美しくみせるためのマジックだろ?
化けて粧うのだから~~
種明かしするなよ!
第一、化ける前のお顔は拝見したくないんだよ!
家で化粧する時間も無いくらい寝てい . . . 本文を読む
先日、日本三大ガッカリ名所の古ネタの話を出したが~~
今度は世界三大ガッカリ名所だ!!!
どこだと思う???
これは聞いた話だが~~~~
ベルギーの小便小僧
コペンハーゲンの人魚像
そしてシンガポールのマーライオンだそうだ!
確かにね~~~~
マーライオンだけは見たことがある。
そう!確かにそうかもしれない。 . . . 本文を読む
昨日は上馬の「宮城野」で一人一ぱいという贅沢な蟹のコースを食べながら
お弟子さんと楽しいひと時を過ごした。
このお店の月変わりの予約コースは¥5000でビールが一杯ついているから
大変お得。今月は「毛蟹」だ!
超うまい蟹でしたよ!
そこでの話しの一部だ!
久しぶりに小書なしの『羽衣』を見たよ。
舞込や霞留になれてしまっているせいか、演者が若すぎることもあってか、
なんとも平坦な感触を受けたと . . . 本文を読む
楽屋には当日使用する装束や小物など、いろいろなものが棚に置かれる。
その中に装束付けに使う糸針(針に糸を通した状態のもの)は必須だ。
男の能楽師が縫い物をする。
お笑いになるかもしれないが~~
やるんだよ~~アキくんもね!
修行時代に覚えさせられるのが、この糸針作りだ。
少し太めの絹糸を二重にしてより、糸を強くする。
私も、最初はうまくよれなく失敗の連続だった!
何メートルも大事な糸を無駄にした . . . 本文を読む
あの粟谷能の会ホームページの切戸口崩壊事件では
かなりショックを受けたが、皆様のお陰でだいぶ復活
してまいりましたこと感謝しています。
先日、古ネタですが、1件見つけましたのでバックアップの
つもりで当時のまま記載します。
お許し下さい。
(高知のみやげ話)
「南国土佐を後にして」のヒット曲で高知県を
広くイメージアップした功績で昭和49年に
高知県名誉県人になられたペギー葉山さんが
春の叙 . . . 本文を読む
4月4日の東北会(主宰・国川 純氏)で友枝昭世氏の『湯谷』がただで見られる。
また超満員かと思われるが、4月1日(土曜日)の「友枝昭世の会」でもやられるので今回は昨年の助川治氏の会のようなパニックは、宝生能楽堂でもあるのでおきないだろう。
平日の昼間にお時間がある方は是非行かれるといい!
お得ですぞ。
小生はその日、頼まれていないので会場にはいない。
粟谷能夫氏の舞囃子の『砧』も5時ごろにある . . . 本文を読む
オレンジ色と緑色に塗られた通勤型電車、
通称湘南電車が18日のダイヤ改正でなくなった。
長いこと東京と熱海を走っていたが、
軽いアルミ系の電車の進出にこのたび引退する。
いつもの如く、最後のお別れ!と多くの鉄道ファンが集まったらしい。
私も少年時代はこの鉄道ファンのひとりでカメラを持っては
ホームから撮影していた。
このオレンジ色と緑色の配色は段々畑に実る蜜柑をイメージして
デザインしたとい . . . 本文を読む
粟谷能の会で『青野守』を勤めてから二週間が経ち、
ようやく更新出来た!
お待たせ!!
粟谷能の会ホームページの演能レポートをご覧いただきたい!
今後の参考資料にと思い書いたので、少々固めの出来上がり。
途中で読むのが、いやになるかもしれないが~~~~
気力!耐えて!頑張って最後まで読んでほしい!!
そのために、極力改行し写真を差し込んでいる。
「もっとこうして!!!」
というご意見があれば . . . 本文を読む
私はタバコはやらない。
以前は嗜んでいたが、もうやめて10年以上たつ。
のどを大切に思いやめたわけではない。
ひどい風邪をひいてやめたほうがいいかな~~と思いやめた。
もともと好きでなかったのかもしれない。
大学生のとき格好つけてふかしていたのかもーーーーー。
昨日は一日中調子が悪く、まあーーすごい二日酔いなんですがーー
トイレに入って腰かけて扉を見ると
禁煙(NО SMОKING)と書か . . . 本文を読む
朝日新聞社が出版する週間百科「人間国宝」の撮影が昨日あった。
能、狂言全5冊でシテ方は
1部が観世銕之亟、近藤乾三、高橋進、三川泉、松本恵雄、片山九郎衛門の6名。
2部に桜間道雄、豊嶋芳彌左衛門、後藤得三、十四世喜多六平太と粟谷菊生の5名。
今年11月頃発売というから、まだまだ先の話である。
この出版に当たって、父は『羽衣』のシテの設定で撮影が行なわれた。
「もう引退したので、今更装束を着るのは . . . 本文を読む