能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

新発見

2006-04-29 08:38:46 | 気になるお店
広島明生会の稽古のあとはいつもは会員と一杯呑みながら歓談するが~~日曜日は菊生会の宴会もあるので~~と、幹事さん二人が和食屋でごちそうして下さった。 永年広島に来ているが、はじめてのお店だ。「お父様も知らんでしょ~よ、ここはね。菊生先生は呑む一方じゃけー、ここはお食事を召し上がるところ~~~」と幹事さんがいうこの店の名は「白鷹」! 落ち着いたカウンター席がいい。二階にも席があるらしいがご主人の . . . 本文を読む

またまた新聞に登場する粟谷明生

2006-04-28 07:51:58 | 粟谷明生の日常
今日は広島にANAで飛び、広島明生会の稽古をする日。そして明日からは広島菊生会の申合、本番と続くので身体に気を~~~じゃなくて~健康だな、健康に気をつけて~~いや違う正確には~~~つまり~~~飲み過ぎに気をつけて~がんばる~~~つもり。 今朝、昨日の郵便物を見ていると~~~やっときたか!!~という待ち遠しかった代物が届いている。さて何でしょう? 先日の宮島厳島神社での御神能の時に中国新聞から取 . . . 本文を読む

能評に書かれて

2006-04-26 15:35:28 | 粟谷明生の日常
友人は「能楽タイムズを読んだ! 見た!  出ていた!」と言うが~~~私はすぐには見られなかった! 5月号の能楽タイムズには西哲生氏が『青野守』の批評感想を記載しているようだ。早く読みたい!っと思っても我が家は、どうも郵便が皆様より一日遅く配達されるようだ~~~。能楽堂に来ると新聞を拝見!携帯でパチリ! 内容は粟谷能の会ホームページに記載しますので、そちらをご覧いただきたい。 お~~ . . . 本文を読む

茅場町のふぐ屋

2006-04-26 08:19:11 | 気になるお店
茅場町にある「蔵一」は河豚料理のおいしいお店。ふぐ!と聞くとすぐに高い!と思うだろうが「蔵一」は違う。安くておいしい! ここに通ってもう~~20年位経つだろう。私が秘密にしている場所だ。寒くなる11月12月から1月は予約しておかないと入れないぐらいに一日中満席だ。少し時期をずらせば大丈夫だから、今は静かにいただける。 ここは一年中ふぐをあつかう珍しいお店だ。もっとも夏は暑くて鍋は~~~となるが . . . 本文を読む

父粟谷菊生から聞いたおもしろ楽屋裏話 2

2006-04-25 04:32:52 | カルーク面白楽屋裏話
菊生 いきさつは兄貴がよく知っていたよ。やっぱり長男だからね。明生 我が家はどこの出身なのだろうか……?菊生 出はね……。僕も小さいときは広島だとばかり思っていたんだが。浅野家のお抱え能楽師だからね。ところが和歌山の佐竹家から広島の方に縁組があって、それについて行ったとか……?明生 和歌山?菊生 そう、広島は福島正則が幕府に届出なしにお城の石垣の修繕して、いや本当は届出していたのかもしれないがね… . . . 本文を読む

父粟谷菊生から聞いたおもしろ楽屋裏話 1

2006-04-24 15:29:31 | カルーク面白楽屋裏話
私はいつか父から聞いた話を何かの形で残しておきたいと思っていました。今回は一時公開しましたものをあらたに再構成して記載しました。一度お読み頂いているところもありますがご了承下さい。 (粟谷家について・東京新聞取材テープを聞きながら) 明生 まず粟谷家についてから話して下さいよ。粟谷姓は正確にはどこの出身なのかな? 菊生 お墓にね、粟谷でなくて茶屋新三郎と書いてあったんだよ。 明生 茶屋新三 . . . 本文を読む

横綱

2006-04-23 23:50:21 | 粟谷明生の日常
千駄ヶ谷のやきとり「鳥伝」は私のお気に入りのお店だ! 私の焼き鳥屋ランキングでは横綱だ!うまいのなんのって最高よ~~~ 特に「ボンジリ」と「もも軟骨」は一度味わってほしい。 毎月自主公演のあとはここで「串仲間」は集まり、その日の舞台のことや、これからの喜多流を語りながら一杯やって食べまくる。 やきとりは焼き方が大事だ。同じ素材のものをお手伝いのお兄ちゃんが焼くのと店主のチータさんが焼くのでは . . . 本文を読む

サポート役

2006-04-23 00:46:02 | 粟谷明生の日常
昨日は仙台で「みちのく明生会」の稽古をしてきたうれしいことに新一年生の女子が見学に来てくれた。これが凄い! 長時間背筋ビシッと正座して見学していても、すこしも足を崩さない。平気な顔をしている。「いたいでしょ?しびれたよね?」の私の声に「いいえ」だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!私、驚き。 「ちょっと一緒に謡ってごらん」に「嬉しやさては天上に帰らんことをえたり~~~」と一緒になって . . . 本文を読む

習いながら教え方を学ぶ

2006-04-22 07:26:12 | 粟谷明生の日常
体験教室が満員になった!私の当初の希望人数は6名だったが、途中で4名とした。あまり多すぎると~~~~!一人では無理!と判断。 今回の参加者の年齢は秘密だが、30代から60代までと平均していていい。初心者に教えるときは「教える人が初心者の気持ちで~~」という。その通り、その通りだよ明生君!いまはお休みしているが、一時太極拳を習ったことがある。それも日本語があまりしゃべれないアメリカ人の先生に。私~ . . . 本文を読む

酒田の稽古の帰りに~~

2006-04-21 05:28:16 | 粟谷明生の日常
最近、空港での荷物検査は非常に厳しくなり、スムーズにゲートを通過するとほっとする。テロやハイジャックに備えてのこと、とは判りながらも面倒臭え~~と思うときもある。航空券を係員に見せ、手荷物の他にパソコンをいつも持ち歩くのでPCと携帯電話を手荷物検査台に乗せ、機械に通す。ピーーーーと鳴るのがいやで、以前は鍵類は取り出していたが最近は鞄に入れておいても鳴らないから平気で鞄の中に入れちゃう! 困るのが . . . 本文を読む

こごみ

2006-04-20 08:23:26 | 粟谷明生の日常
東京は八重桜が咲き始めたが酒田に来るとまだソメイヨシノが五分咲きだ。弘前では五月のゴールデンウイーク頃が満開になるようだから、また北上すればまだ桜は楽しめる。 山形県酒田市の叔父の稽古場で謡を指導して、はや四半世紀経った。はじめは上越新幹線もまだ東京駅までは繋がっていなかったので大宮駅から乗車し新潟駅で羽越線に乗り換え「いなほ」号で日本海に沿って名所「笹川流れ」を楽しみながら酒田駅に向かった。ず . . . 本文を読む

御神能スタッフ

2006-04-19 07:27:30 | 粟谷明生の日常
厳島神社御神能が終了した。あ~~私の18年度のはじまりだ! 三日目の番組は粟谷菊生社中の『高砂』丸山邦夫氏からはじまり『鬼界島』大木暁雄氏と他に粟谷能夫社中の『経政』黒岩長三郎氏、『羽衣』堀野良男氏。皆様のご奉納に感謝の気持ちで一杯だ。最後は祝言で『猩々』を粟谷充雄が舞い、今年の御神能は無事終了した。 御神能は能楽師には修行の場でもある。ここではなんでも出来なければいけない。地謡・後見をしなが . . . 本文を読む

しまなみ街道まっしぐら!

2006-04-18 05:57:30 | 粟谷明生の日常
昨日は御神能二日目、観世流が担当で私やることがなかったので、土曜日に行かれなかった愛媛県大三島にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に行ってきた。 広島から尾道まではたいした距離じゃないとつい在来線に乗車してしまった。うお~~ダイヤは遅れているし、1時間半もかかるの~~、やはり新幹線を使用すべきだった!反省!!!尾道に着いたら、今治行きのバスは出たばかり! しょうがない!観光案内所でタクシー . . . 本文を読む

寒い初日

2006-04-17 08:24:30 | 粟谷明生の日常
御神能の初日は無事終了したが、とにかく寒かった。『枕慈童』を勤めても、汗ひとつかかない。舞っていて寒いのだから、じっと座っている地謡はお気の毒だ。潮の変わり目には必ず風が吹き、その風が地裏から背中に吹き込む。これが寒さの原因の一つでもある。 今回も総勢17名の素人の方が『枕慈童』に参加して下さった。参加者の皆様~~有難うございました。来年もまた参加して奉納して下さい~~ね参加出来る、奉納出来るこ . . . 本文を読む

御神能初日の朝の風景

2006-04-16 06:34:20 | 粟谷明生の日常
ちゃんと起きれたぞ!! 平成18年は今日からはじまるのだ!宮島桃花祭に来るとそう思う。私にはこの御神能が年の折り目であり、はじまりだ。 最近は『翁』を勤めるときは島に宿泊するが、そうでないときは楽しい本土にいるようになった。朝タクシーをとばして宮島口に行き、乗船して着いたらまたタクシーで楽屋に飛び込む。 さあ~~今日も元気でがんばります! 『枕慈童』を無事勤めて、演能レポートも書くぞ!っと。 . . . 本文を読む