今日は條風会で『海人』シテ・金子敬一郎君の地謡を謡います。
なんとなく、朝、自分の研究公演での『海人』二段返・経懐中のDVDを見ると、
子方は、粟谷尚生、地謡は~~
父と粟谷幸雄叔父、
画面に父が必死になって謡っている姿が流れた。
あ~あのぐらい必死になって、精一杯気持ちを込めて謡わなくてはいけないんだ、
と、改めて思った。
ですから、今日は熱っぽく謡うつもりです! . . . 本文を読む
古を裂き、今を破る
「昔からこう決まっているから」
伝統として残っているものは、少なからず型や形式が決められています。
そのまま何の疑問も持たずに従っていると、それが因習となることもあります。
それゆえ、時には現状を見つめ直して、脈々と続く伝統を変えていくことも必要です。
かといって、新しければ何でもいい、という訳ではありません。
古さや新しさを越えた、本当にいいものを見極める目を養いたい . . . 本文を読む
@@@@ 粟谷明生活動予定 @@@@
23年度
2月26日(土)15時半頃
條風会
能『海人』地謡
喜多能楽堂
2月27日(日)14時頃
喜多自主公演
能『東北』地謡
喜多能楽堂
3月6日(日)13時
粟谷能の会
能『鸚鵡小町』 シテ 粟谷能夫
能『一角仙人』 シテ 粟谷明生
国立能楽堂
4月16日(土)9時
厳島神社御神能初日
能『翁・養老』シテ 粟谷明生 ツレ 佐藤 陽
厳島 . . . 本文を読む
昨日は広島への移動日
丸一日、謡を謡わず、喉も休息、身体も休憩。
で、今日は朝10時から16時まで、木松旅館の能舞台で、ぶっ続け稽古。
謡って、舞って、楽屋裏話もして
さあ、今週末は『海人』と『東北』の地謡をして
そろそろ粟谷能の会の『一角仙人』モードに入ることにします。
演能レポート『鞍馬天狗』は一応書き上げ校正中です。
今回は、写真記載が無理のようです。
たぶん、来週あたり、私と能 . . . 本文を読む
式能の第2部も完売で満員御礼
有難うございました。
ただ、2部のトメは悲しいものがありますね
17:50スタートでは、途中でお帰りになるお客様もいらして
だんだん空席が目立ちはじめ、でも~~
頑張って勤めました。
今回のスターは、子方の内田貴成君と、花見に出てくれた
将来が期待されるベビー能楽師たちです。
貴成君は透き通るような少年の高い張りのある声で
舞台に緊張感を作ってくれました。
貴成 . . . 本文を読む
本日は式能、投稿しているこの時間に観世流の『翁』ははじまっています。
私は第2部の最後、17:45開始予定。
しかし、能楽協会の当番役があり、14時には楽屋入りします。
さて、『鞍馬天狗』ですが・・・・
この曲なにを言いたいのかな~~~
時の権力者、平家一門への反逆精神
源氏の統領となる牛若丸への期待
う~~~
これはどうも、同性愛
山伏のおっさんが、可愛い少年に心奪われ
好きになっち . . . 本文を読む
「あの誰々さんの能は、おもしろかったよ」
「あの能役者は、イマイチだよ」
人から聞いたり、記載されているものを鵜呑みにして
あれはいい、これはよく、ないなんて判断していませんか?
湯呑みに入った水が冷たいかどうかは、自分で飲んでみないとわからない。
能評を見たり、噂話もいいですが、是非、気になる能や能楽師は
ご自身の体験で判断しましょう!
「心がまあるくなる禅語」リベラル社から . . . 本文を読む
『竹雪』の地謡もなんとか無事終わり、
さあ、明後日の式能の『鞍馬天狗』モードに突入します。
今回の子方は内田貴成君です。
今日の『竹雪』でも、姉役を熱演してくれましたが
今度は牛若丸、お忙しいです売れっ子です。
溌剌とした沙那王を期待しています。
すいません、式能は完売となりました。
チケットの無い方はご入場出来ませんので、お諦め下さい。
もし、私の能がご覧になりたければ~~
粟谷能の会『一 . . . 本文を読む
式能の『鞍馬天狗・白頭』まで、あと4日。
第2部は、7枚ほど残席があるようです。
まだお求めでない方は、是非これをご覧になられて、
ご来場下さい。
~白頭について~
喜多流で「白頭」の小書がつく曲は
『鞍馬天狗』『是界』『白是界』『小鍛冶』『殺生石』『氷室』です。
「白頭」になると『小鍛冶』は「小飛出」から「泥飛出」
『殺生石』は「夜干」に、『氷室』は悪尉ベシミになります。
ところが、天 . . . 本文を読む
「雪の影響を受けずにいるよ!アハハ」と、
あざ笑うように天狗になっていたら・・・・・
今週末、鞍馬の天狗を勤める私に~~
神の仕業かな?
昨日、東京の大雪をもろに受けちゃった大天狗の明生です。
社中の男子組5名と、「23年新年会」と称し盛り上がって宴会をしていましたが
ふと外の景色を見ると~~~
お外は~~真っ白、け~~。
急いで帰宅することになりましたが、タクシーを利用しようとしても、
. . . 本文を読む
今週は各地、雪に降られましたが、
私は何故か、運良く雪に逢わずに済みました。
9日から11日まで、広島で結婚式があるので心配していましたが、
11日まではどうにかセーフ。
私は11日の20時には大阪入り、
すると12日の朝、広島に雪だとか・・・・。
運が良い。
さて、明日からは式能に向けて
いや、その前に『竹雪』があったな~~
18日 『竹雪』副地頭
20日 式能『鞍馬天狗』のシテ
26 . . . 本文を読む
粟谷家の一角仙人の面は、沢山ある真角の面のひとつを選び、額に穴をあけて、取り外し自由の角を附けたものです。
昔は黒頭に直接、角を取り付けていましたが、最近は面自体に角が附いています。
写真の面は、今回の粟谷能の会『一角仙人』で使用する予定ですが、どうもひとつ、気になることがあります。
我が家の角は少し短いため、黒頭をつけると象徴の角が、あまりよく見えません。
私は角を強調したいので、黒頭 . . . 本文を読む
今日は横山幸彦君と森脇千絵さんの結婚式でした。
幸彦君こと、ゆっくんは広島の若手小鼓方、
といっても40代だが(アハハ)
まあ能の世界は40,50代でも
まだまだ、ひよこ同然ですから、若手でいいのですが
千絵さんは、私のお弟子さんの崇様の妹さま。
ということで、ゆっくんのお父様の晴明様から
仲人を頼まれまして、私、媒酌人なんて初めてです。
たっぷり、その味、味わって参りました。
二週間前から . . . 本文を読む
『鞍馬天狗』鑑賞ガイド、第二弾!
能の天狗は、直面(ひためん)の場合は『安宅』の弁慶同様の山伏姿となり、頭に兜巾を載せ、水衣に鈴掛をかけ、腰に小太刀を差して、右手に中啓、左手には数珠を持ち登場します。
面をつける場合は、通常、面は大ベシミ、頭に大兜巾を載せ、狩衣を着て、右手に羽団扇を持ちます。
(大ベシミの面)
替えとして、狩衣の上に鈴掛を附けたり、鈴掛の代わりとして縷水衣を重ね着する . . . 本文を読む
2月20日(日)式能の第2部のそれも一番最後、
『鞍馬天狗』白頭を勤めます。
そこで、ご覧になられる方に、鑑賞ミニガイドとして投稿しました。
源義経(幼名、沙那王=牛若丸)が実際に舞台に登場する曲は、
時系列に並べると…
鞍馬山の天狗に兵法を教わる『鞍馬天狗』
京の五条橋で弁慶を家来にする『橋弁慶』、
美濃国赤坂の宿で盗賊、熊坂長範を討つ『烏帽子折』があります。
唯一、義経がシテの『 . . . 本文を読む