粟谷明生のオフィシャルサイト「演能レポート・三輪」を更新いたしました。
こちらから、お入り下さい。
『三輪』を勤めて 三輪明神を男神と意識 – 粟谷明生オフィシャルサイト
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「第105回 粟谷能の会」は、いよいよ明日となりました。
昨日の申合せ(リハーサル)も無事に終わり、明日の本番に向けて、今日は休息日です。
今回の番組『三輪』も『小鍛冶』も、天界にいらっしゃる神様が人間界に降りてこられる物語です。
三輪明神は里女に、稲荷明神は少年に取り憑いてお話は進みますので、ご覧いただく時に
「明神様が取り憑いていらっしゃる!」
と、 . . . 本文を読む
『三輪』のメイン、曲(クセ)の神婚譚のお話の後、玄賓(ワキ)はもっともっと聞かせて、見せてと、ねだるので、明神(後シテ)は更に続けます。
天照大神が岩戸隠れをなさり、暗闇となったため、出てきていただこうと、八百万の神達が岩戸の前で楽しそうに歌声をあげたのが音楽、神楽の始まりであるとして、その有様を見せます。
喜多流の「神楽」は、他流が御幣を使って舞わ . . . 本文を読む
『三輪』のテーマの一つは「通い・辿る」です。
前回ご紹介したように、玄賓(ワキ)が里女(前シテ)の事が気になり住処を聞き訪ねると、男神の三輪明神(後シテ)が女の顔をして現れます。
明神は神代の昔物語は末世の衆生に悟りを与えるためのもの(衆生済度の方便)、と語ると、先ず大和に住む夫婦の話を始めます。
夫婦の女 . . . 本文を読む
『三輪』の紹介 その2
能『三輪』のあらすじを簡単にご紹介します。
三輪山に住む玄賓僧都(げんぴんそうず・ワキ)の庵に、三輪明神が里女(前シテ)に取り憑いて、樒(しきみ:仏前草木)と閼伽の水(あかのみず:仏前に供える水)を毎日供えに通っています。
里女は玄賓に取り次いでもらうと、僧に救済を求め、衣を一枚所望します。受け取って帰ろうとすると、住処 . . . 本文を読む
『三輪』の紹介 その1
来たる3月5日(日)、第105回・粟谷能の会(於:国立能楽堂)で、能『三輪』を勤めます。それに先立ち、『三輪』について、少しお話したいと思います。
そもそも、能は「神様の能」と「仏様の能」に分けられます。がしかし、能『三輪』は神様と仏様の両方に絡んで複雑です。しかも三輪明神を男神・女神、どちらに想定するかで . . . 本文を読む
明後日.2月15日水曜日18時半より国立能楽堂大講義室にて「粟谷能の会能楽鑑賞講座」を開催いたします。
粟谷能の会チケットご購入の方は無料です。
またお持ちでない方も、¥1000にてご参加いただけます。
ご参加ご希望の方には、事前のお申込みをお願いしております。
お時間ございましたら、是非ご来場頂きたく、ご案内申し上げました。
ご . . . 本文を読む
先日の喜多流自主公演での能『大江山』の演能レポートを更新しました。
今年も一年、ありがとうございました。
また来年も、よろしくお願い申し上げます。
来年の演能予定は下記の通りです。
3/5(日)粟谷能の会
『三輪』 国立能楽堂
4/28(金)広島蝋燭薪能
『弱法師』舞入
護国神社特 . . . 本文を読む
本日24時〜24時30分、フジテレビにて放送されます番組の一部で私の姿がご覧になれるようです。
『AR三兄弟の素晴らしきこの世界 vol.5』|BSフジ
★日本を代表する開発ユニット「AR三兄弟」のユーモア溢れるクリエイティブに迫るドキュメント番組Vol.5
& . . . 本文を読む
「第105回粟谷能の会」のご案内
「粟谷能の会」は昭和37年、故粟谷新太郎(長男)菊生(次男)が「粟谷兄弟能」として創設し、その後昭和56年より「粟谷能の会」と名称を変え、以後新太郎長男・能夫と菊生長男・明生が公演を続け、105回を迎えます。今回は現在休演中の粟谷能夫に代わり、東北大学在学中に能楽部喜多会に所属、粟谷明生に師事し、以後喜多流にて約20年の修業を経て職分となりました佐藤 陽が今回 . . . 本文を読む