演能レポート『頼政』を更新しました。
『頼政』を続けて勤めて – 粟谷明生オフィシャルサイト
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国立能楽堂定例公演『嵐山』は、満席のお客様をお迎えして無事勤めることが出来ました。
ご来場頂きました皆様ご鑑賞、誠に有難うございました。
脇能は「真」「行」「草」の三段階の位に分けられます。
『高砂』や『弓八幡』は本格的な脇能の構成で、演者達は気品と力強さを舞台に繰り広げる技を求められる「真」の脇能です。
それに比べて『嵐山』は、穏やかで、華やかさが求められる「草」の脇能です。
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先日の第106回粟谷能の会の観世流・観世銕之丞氏との異流共演『蝉丸』の演能レポートを更新しました。
http://awaya-akio.com/2024/03/26/awaya-noh106/
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喜多流の『融』の小書は曲水之舞、笏之舞、遊曲之舞、遊曲と4つあり、いずれも早舞の前にイロエかハタラキ的な短い舞が加わります。但し、遊曲のみが早舞が無くなり、イロエだけの特別に重い習となります。
今回の「曲水之舞」は源融の霊が曲水に流れる盃を掬い、先ずは水上(川上)と想定する幕際まで行きます。そこで、ゆっくり振り返り、流れ下る曲水を見ると、その流れに乗るかのように、正に融自身が流れ . . . 本文を読む
3月3日(日)の「第106回 粟谷能の会」の『融』は、通常2時間近くの演能時間を下記の箇所などを省略して作品の内容を壊さずに短時間で勤めます。
省略箇所とその内容を記しましたので、ご覧になる前にご一読いただきますと、ご鑑賞のお役に立つと思いお知らせいたします。
① 前シテが登場し
「月もはや、出潮になりて塩竈の。うら寂びまさる、夕べかな」
と、謡いま . . . 本文を読む
能は『高砂』や『養老』のような、泰平の世を寿ぐ祝言曲は別として、心の中が屈折している主人公を扱った演目が多くあります。「第106回 粟谷能の会」(3月3日)で勤める『蝉丸』のシテ・逆髪(さかがみ)とシテツレ・蝉丸は、屈折の特上クラスの人物です。今回、蝉丸を観世流の観世銕之丞氏にお引き受けいただき、逆髪を私が勤める異流共演を企画いたしました。
私の『蝉丸』の演能はシテツレ・蝉丸役が . . . 本文を読む
本日は「第6回 能楽堂コラボ特別公演『紫のゆかり』」が梅若能楽学院会館にて二部制にて開催されます。
私は桐壺・藤壺・紫の上の三人の「紫のゆかり」を演じます。
舞台上で扮装を変える演出で、光源氏に呼ばれた桐壺が藤壺に、そして紫の上と変化していく有様、オーケストラと絡み合う能の謡の音楽的なコラボレーションもお楽しみいただきたく、皆様のご来場をお待ち申し上げております。
当日券、 . . . 本文を読む
明日はとても忙しい一日になりそうなので、フライングして本日投稿いたします。
10月11日は父菊生(玄能院妙謡菊生居士)の命日です。
平成18年に亡くなりましたので、明日で17年目となります。
私の周りに菊生を知らない方が増えて参りましたので、稽古場や楽屋で父の話をして二度目の死を迎えないようにしています。
最近、父のあの独特の気(機)に満ちた謡が懐か . . . 本文を読む
本日は台風の影響でスケジュールが大幅に変更となり、まだ自宅待機しております。
夕方には悪天候でも五反田の稽古場に行き、明後日の発表会の最終稽古をしませんと・・・・。
8月20日の「喜多流自主公演」の『敦盛』の演能レポートを更新しました。
こちらからご覧ください。
http://awaya-akio.com/2023/09 . . . 本文を読む
喜多流自主公演にて能『敦盛』を勤め終えました。
ご来場頂きました皆様には、厚くお礼申し上げます。
私は再演では出来る限り前回使用した面や装束を使わないようにして来ましたが、今回は敢えて28年前の初演と同じ面と装束を選んでみました。
鏡の間にて自分の姿を見ていると、何となく初演の時にタイムスリップしたような不思議な気分になり
「あっという間の28年!」
と、思い . . . 本文を読む