「東京能楽囃子科協議会」9月夜能のお知らせ
平成25年9月11日(水)17時半より、於・国立能楽堂にて
舞囃子『源氏供養』のシテと、能『枕慈童』シテ友枝昭世師の地頭を勤めます。
ご来場、お待ち申し上げております。
文責 粟谷明生
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夕顔の上を取り上げた能には『夕顔』と『半蔀』がある。この二曲を比べてみよう。
『半蔀』の作者は内藤左衛門。出生不明の夕顔という女性を白い夕顔の花に重ね合わせ、花のイメージを強調した演出となっている。蔀戸付きの藁屋に夕顔の花が飾られた作物は通常は舞台常座に置かれる。シテは中に入り床几に腰掛けるが、その姿や蔀戸を上げて顔を見せる瞬間の演出は華やかさが表現され舞台効果満点だ。さらに、「立花」の小書がつ . . . 本文を読む
25年下半期、夏から秋にかけて私の勤める能は、秋田県大仙市の唐松能舞台(8月25日)で『夕顔』「山の端出」と第94回粟谷能の会(10月13日)で『葛城』「神楽」、一年の最後は喜多流自主公演(11月24日)で『錦木』、この三曲となった。
『夕顔』と『葛城』のシテ謡に「さなきだに女は五障の罪深き・・・」の詞章がある。もちろん女性が罪深いなどと、私は毛頭思わないが、能(猿楽)が創られた室町時代にはその . . . 本文を読む
昨日は「粟谷明生の能楽体験教室」無事終了しました。
今回は5名様のご参加をいただき、まず最初に結婚披露宴などで謡える祝言小謡『皇帝』の一部分を謡っていただきました。
次に、仕舞は『羽衣』の曲(クセ)の一部分を舞い、面をつけて視界の狭さを体験、最後は小鼓も打っていただく90分では少々時間が足りない天こ盛りメニューでしたが、皆様からのご好評をいただき、正直ほっと、喜んでいます。次回はどのように~とまた . . . 本文を読む
投稿が途絶えていた、粟谷明生のブログだが、ある方から
「あら、お元気でした?」とご挨拶を受けてショック。そうだ今の私の状態をお知らせしておいた方がよい、と思い、新PCでの投稿だ。
長年連れ添ったパナソニックのレットノートちゃん、10年ど愛用してきた。
が、しかしあまりにお高くとまっているので、遂にお手頃価格の違うお顔立ちの東芝のダイナブックちゃんに浮気しちゃった。「そろそろ、ウインドー ズ8にも . . . 本文を読む
国立能楽堂主催の「能楽鑑賞教室」で『黒塚』を二度勤めた。
観世流の先生が
「『黒塚』(安達原)の女は息苦しくてしょうがないのだ。修行者が尋ね入って来ると、自分の心が見透かされているのではと、そわそわ心配する。自分の秘密が明かされるのが怖くて、なんとも息苦しくなる。その内、本性が隠せなくなってきて、遂に山伏の人肉を食らいつきたくなる、そんな女だと思うよ」
とお話して下さった。
今まで喜多流の先人た . . . 本文を読む
先日、大阪の行きつけのお店でのこと。
我々は6人、店に入ると4人掛けのテーブルが空いている。二つのテーブルを付けて6人でお話しながら食べたい、とお願いすると、
「すんまへんな~、3人ずつ、二つのテーブルに分かれて座ってもらえまへんかな~」
との返答。
「いや、一つでないと来た意味がない。6人を一緒にさせて」
と更に依頼すると、
「すんまへんな~。二つのテーブルくっつけますと、カウンターを予約されて . . . 本文を読む
「次回はいつ?」とのご要望にお応えして「粟谷明生の能楽体験教室」を実施いたします。
日時 :7月23日(火) 18時半~20時 (集合18時~)
場所 :池田山舞台(五反田駅徒歩3分)
定員 :8名 (定員を超えた場合は抽選となります)
参加費 :1000円 (白足袋ご持参下さい)
体験内容 :謡+舞+能面+小鼓=体験時間90分
途中参加 :OK
♪~体験時間割~ . . . 本文を読む