先日、インタビューに答えるために書きとめていたメモです。
最近の自己紹介のつもりで、公開することにしました。
私、今年で67歳なんですよ。
あっという間に66年が過ぎてしまいました。
今は80〜90代迄お元気でご長寿の方が多い世の中ですが、私はどうでしょうかね?
自分の最期は判りませんから、残り時間を強く意識して、時間を大事に自分の好きなように . . . 本文を読む
このモノクロ写真は今から56年前、昭和41年6月26日に喜多例会にて父・菊生が勤めた能『杜若』です。
大鼓は故亀井俊雄先生 笛は一噌庸ニ先生です。
その56年後の同じ6月26日に息子の私が同曲を勤めるなんて・・・
これも何かの因縁?
なにか不思議な力が働き、動かすような気がします。
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粟谷明生事務所
noh@awa . . . 本文を読む
能の一部分を能面や能装束を身につけないで舞うのを仕舞(しまい)と言います。写真は先日の私の仕舞『田村』キリです。
客席正面から撮影した写真はスマホカメラでお弟子様の松崎晶子様の撮影です。
横からは塩塚陽介様の一眼レフでの写真です。
動画もいいですが、やはり私は静止画にこだわりたいですね。
静止画の魅力は、撮影者 . . . 本文を読む
緊急事態宣言時に断捨離に挑んだが、思うほどスパッと捨てられず、昔を懐かしむ時が流れたに過ぎなかった。
なかなかモノが捨てられない自分に、ため息が出る。
今、色々な「モノ」の取捨の判断を迫られている。
すべてを確保保管し守りたいが、それが出来ないのであれば、何を残すか?
その優先順位が気になる。
この「モノ」が「人」となる . . . 本文を読む
亡父・菊生が、お弟子様の舞の稽古をしている時
「なんで、そんなに体を固くするんだよ!
固くしちゃダメ!
どうせ、そのうち固くなるんだから・・」
と、ユーモアあふれる言葉で教えていた。
最近、自宅の自室に籠る日々が続き、どうしてもPCやスマホで文字打ちの時間が長くなっている。
知らぬ間に両肩が上がり、肩に力が入っている自分に気づき、息を吐いて肩の力を落としている。
この世に肩に力を入れるのが吉 . . . 本文を読む
今日から新城の謡のお稽古は『八島(やしま)』です。
『八島』は修羅物と呼ばれる、二番目物のジャンルで、源義経のお話です。
内容は、源義経の霊が前シテは老人、後シテは当時の甲冑姿にて凛々しく登場し、この世への執心、修羅道での絶え間のない闘争ぶりを見せ、夜明けと共に消えて行くお話です。
勝利者の爽やかな印象が全編に漂う作品で、作者の世阿弥も「申楽談義」で
「『忠度』『通盛』『八島』の三曲は良く出 . . . 本文を読む
能楽のお囃子方は笛、小鼓、大鼓と太鼓の四人。
もう一人、歌い手(シテ方)が入ると、ひな祭りで飾られる「五人囃子」となる。
能楽の楽器(道具)は、奏者によってその放つ音色が異なるのが不思議で、面白い。
歌い手の声も同様、それぞれ能役者には、その人の「謡い声」がある。
よい道具、よい声を持っていても、それを使い熟す技を持たなければ勿体なく、道具が泣く。
小鼓の大倉流宗家・大倉源次郎さんと幸流・ . . . 本文を読む
万物は常に変わり一定しない、と説く釈迦の無常観。
先日、たまに行く料理屋の名物の一品「もやし炒め」を注文すると、
「あれはメニューから外しました、もうありません!」と言われた。
「え!なぜ? 美味しかったのに」
「すいません、もうありません」
人の世は変わりやすいもんだなあ、と無常を悟ったような気になったが、その後、麺を注文したらなんと、もやしがたくさん入っていた。
この世は変わっているの . . . 本文を読む
車内でお扇子をパタパタと仰ぐ人を見ると、職業柄どうしても扇の扱いが気になってしまう。
はっきり言わせてもらう。
持ち方が変!
おかしい!
だから仰いでいる姿が美しく見えない。
特に女性のおかしな持ち方は目を覆いたくなる。
綺麗なお化粧をされても、品がなく、安っぽく映ってしまうから損だ。
日本人ならば、正しいお扇子や扇の持ち方を是非覚えていただきたい。
7/18(火)からはじまる「粟谷 . . . 本文を読む
2017年、5月号「能楽タイムズ」の批評と感想のコラムを担当された村上湛氏の「三月の舞台から」に第100回粟谷能の会(3月5日)『石橋』シテ・粟谷明生の舞台の批評が書かれています。
もとより一個人の批評と感想ですので、批評された者としては、批評、感想は真摯に受け止め改善を心がけたい、と思います。が、しかし記載の一部に喜多流本来の型で勤めたにも関わらず、さも私が喜多流らしからぬやり方、まるでサボリ . . . 本文を読む
「能は難しい、敷居が高い!」と思われていませんか?
確かに能は難しく敷居は高いかもしれません。
しかし、難しいからこそチャレンジして、高い敷居を思い切って飛び越えてみてはどうでしょうか?
能の本当の面白いゾーンが発見出来るかもしれません。
自分の意思で、体験してみる!
能を知る一番の近道です。
能は自ら演じることで、その面白さを感じることが出来るのです。
普段、出さない大きな声を出して、
普 . . . 本文を読む
老女物の秘曲『姨捨(おばすて)』は喜多流と金剛流は『伯母捨』と書く。もちろん内容は同じだ。
能『伯母捨』では、老婆を山に捨てる可哀想な話は狂言方のアイ語で紹介されるだけである。能『伯母捨』をご覧になる時、姨捨伝説をもとにした深沢七郎の小説「楢山節考」をもし想像される、と能舞台では想定外の世界が繰り広げられるので、予め驚かないように、と演模者側として前置きをしておきたい。
では、能『伯母捨』はな . . . 本文を読む
5日の初稽古は1月29日(日)の喜多流特別公演で勤める『望月』と、9日の新春特別企画「能楽鑑賞&体験教室」の仕舞の稽古からスタートした。
『望月』の被キは平成12年。
もう17年も前のこと。
写真の子方の息子・尚生と、今は亡き太鼓の金春国和氏を見ると、目頭が熱くなるのは、老いたせいだろうか。
61歳の今、44歳の若さ溢れる動きはもう出来ないだろう。
が、物語を進行させる科白だけの謡を大事に謡い . . . 本文を読む
初夢は元旦の夜と正月二日の夜の二説があるが、今年はどちらも「ゴルフ」と「能」の夢を見た。
ゴルフの話をしよう。
最近ゴルフにハマっている。
昔は「同伴者のお邪魔にならない程度でプレイ出来ればいい」と思っていたが、最近は「やるなら、よいスコアを出したい!」と欲が出て来た。
子供の遠足の前夜同様に、ラウンド前夜はもう楽しみでワクワクしてしまい、寝付けない時もあるほど。
このワクワク度は期待と興奮が . . . 本文を読む
28年1月9日(祝日)13時より東京・五反田の池田山舞台にて「粟谷明生の能楽教室」がございます。
第一部は私自身、能の基本的な番組順「神」「男」「女」「狂」「鬼」を『高砂』『八島』『羽衣』『弱法師』『船弁慶』の五番を仕舞で解説をしながらご披露いたします。
第二部は参加者の皆様に、能面・能装束を身につけていただいたり、小鼓を打って音を鳴らしてみる、「観て、触れる」体験で能楽を楽しく学んでいただ . . . 本文を読む

