能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

正解は~~~

2006-11-30 23:38:47 | 粟谷明生の日常
お待たせしました。では正解は~~~の前に~~ 今日のお話 実は今日は、観世流の大御所の先生とお酒を酌み交わしてしまった。この先生には本葬で、たいへんお世話になった。 感謝、感謝!だれ?だれでもいいでしょ~~! 父がNHKの録音のあとに、一杯ひっかけたのが、新宿の天兼さん。そこへ連れて行っていただき、奥のお座敷に~~ で~~お答えは 全部、朗詠するところだ。ま~~謡の聞かせ所ですかね~~ . . . 本文を読む

珍事発見!

2006-11-29 07:57:17 | 粟谷明生の日常
珍事に気づいた! 今年の下半期の演能は、10月に主力を注いだ『江口』11月は葬儀のため稽古不足が心配された『千寿』を勤め、そして12月には広島で大村定氏の『砧』のツレを勤めて今年の締めとなる、予定だ。 一年の間にこの!3曲を手がけるということは~~~中々珍しいことではないだろうか。 え?どう珍しいか? では、ヒント!この三曲の内訳を言うと~~『江口』はシテかツレ、『千寿』はシテ、『砧』はツ . . . 本文を読む

酒田への前に

2006-11-28 11:39:41 | 粟谷明生の日常
今、羽田空港の特別ロビーで葬儀の後始末の最中。 これから、2,3日でまとめて、千寿の演能レポートを~~ いや、『江口』を完成させなければいけない。 しかし、あまり時間が経ってしますと、千寿も忘れてしますし~~ 今年の後半は忙しい、 あっそうだ!新年ご挨拶を失礼する、はがき書きも~~ だれか!手伝ってくれ! おやじさん! いい加減に隠れてないで、出てきて、働いてくれや~~ . . . 本文を読む

この一日が

2006-11-27 15:49:08 | 粟谷明生の日常
自主公演の千寿が昨日無事に終了してほっとしている。 ま~~なにより、これが気になって仕方がなかったので、一安心。 これから葬儀の後始末と演能レポートと粟谷能の会番組作成と喜多流自主公演チケットや粟谷能の会優待早期お申込の資料集め。 まだまだやることが山積みだが~~どうにかなるだろう~~ ということで今日はおしまい! . . . 本文を読む

老女物4番立の会

2006-11-24 07:29:42 | 粟谷明生の日常
昨日は、幸清会で『難波』の一調を勤めてきた。一応、絶句も外しもせずに無事に終えられて、ほっ! 一部、番組には粟谷菊生と記載されているものもあったが、父が生きているときに、私が代演することは決まっていたので、覚悟は出来ていた。 幸清流の一調の手組は派手で、ムズカシイ手が沢山ある。謡い手は緊張する。『歌占』の一調は、クセから最後までと長く難しく、このクジを引いたら、「大当たり!」お気の毒である。 . . . 本文を読む

きんちょうの夏、いや緊張の一調!

2006-11-23 08:19:34 | 粟谷明生の日常
今日は喜章会に伺い、夕方は国立能楽堂に移動して幸清会で一調『難波』を福井四郎兵衛氏のお相手で勤める。 この会は一日に老女物が4番も出るという珍しい番組。『卒都婆小町』『鸚鵡小町』『姨捨』、そして『檜垣』私は『檜垣』の前に謡うことになっているが~~~。 緊張する! 昔、父に一調を謡うコツは?と聞いてことがある。返事は~~ 「慣れだよ」 では、慣れるために行ってきます!か~~~~ . . . 本文を読む

18年の阪大自演会

2006-11-22 23:06:52 | 粟谷明生の日常
恒例の12月の阪大自演会の番組が届いた。いつもより出来上がりが遅いが、それは仕方がないだろう。父の突然の逝去で番組作成者は苦心したようだ。西峰さんご苦労さまでした。 今年の番組の表紙は例年と異なっている。今まではその日演じられる能の写真が記載されていたが、今年は小面だ。 それは能がないから。部員の力がないからではない、単に部員不足のため、これは仕方がない~~。 今年の自演会は連吟、連調、仕舞 . . . 本文を読む

粟谷菊生能舞台『景清』の本

2006-11-21 23:59:33 | 粟谷明生の日常
ぺりかん社から見本として「景清 粟谷菊生の能舞台」鳥居明雄、吉越研編が届いた。表紙はモノクロの落ち着いた感じで、すべて中身は景清ばかり。 もともと、これを出すために話が進んでいたが~~編集者の鳥居氏が多数の菊生の写真を見て、景清だけにとどまらなくなり、前号の発売となった。 今、鳥居明雄氏のご熱意には感謝している、有難うございました! 父はこの本は見ていない。あ~~残念。 発売されるのは、1 . . . 本文を読む

次回の阿吽に期待して!

2006-11-18 07:25:15 | 粟谷明生の日常
今日も忙しい一日になりそうだ! 午後2時からの「横浜かもん山能」シテ 友枝昭世氏の『敦盛』の地謡を勤め、その後すぐに東京に戻り、笠井賢一氏と能夫と三人で阿吽の打ち合わせだ。 今回の阿吽は粟谷菊生追悼号としたい。 内容は、巻頭が粟谷能夫の挨拶文続いて、弟たち、粟谷辰三、粟谷幸雄の父への寄稿。 葬儀の報告として弔辞の披露、本葬写真の記載 我流年来稽古条々は鼎談義「粟谷菊生を語る」として笠井賢 . . . 本文を読む

2番が1番に

2006-11-15 23:14:21 | 粟谷明生の日常
『花月』に「さて京都近き山々、愛宕の山の太郎坊、比良の峯の次郎坊、名高き~~」とある。 先日、京都のタクシーの運転手さんの話が面白かった! 「あれが愛宕山ですわ、山頂の右の方にこぶのように突き出てますやろ、あの高さが丁度、70メートルですわ」 「へ~~~」 「あれな、比叡さんが愛宕さんを叩いてな、そしたらぷ~~~と瘤になり、そしたらな~~愛宕さんが比叡さんより高くなったんですわ」 「へ~ . . . 本文を読む

トラブル発生!

2006-11-14 06:51:14 | 粟谷明生の日常
土曜日から広島に滞在しているが、トラブルが発生してメール受信が不可能になった。土曜日の三井ガーデンホテル広島では支障なくネットでブログやメールを使っていたが、日曜日に広島グランビアホテルに移動した途端、ブログ、ホームページにはアクセス出来るがメール(ソフトはサンダーバード)が過去のメール3000通を読み込んでしまう。一度は時間を掛けて対応したが、稽古から戻り開くとまた3000通を~~ああ~~~最悪 . . . 本文を読む

左前

2006-11-13 09:02:12 | 粟谷明生の日常
これは3日前の話、今日ネタがないのもあるが、自分の記録のためにも、ここに記載しておく。 松尾大社の宝物館には女神像と二体の男神像がある。拝観時間がないのに、どうしても見たくて~~「東京から来ましたので~」とお願いすると~~「では急いで見て下さい!」とお返事。 お庭を拝見、宝物館に向かう。解説して下さる年配の男性が待ちかまえていた。「さあ~~どうぞ!」すると、カセットテープをカチャッと押す。 . . . 本文を読む

錦帯橋の河原で薪能

2006-11-12 23:15:54 | 粟谷明生の日常
今日は「錦帯橋薪能」錦帯橋は50年に一度、橋の掛け替えをする。今回の総費用は16億円!この費用を高いと見るか、どうかな? 交通優先となるので、1年に3ヶ月間を集中して職人が手作業で働く。ということで~~費用の半分が職人代。仕方ないだろう。 50年に一度は~~お伊勢さんと同じだ、職人の技の伝承でもあるのではないかな?仕方がないでしょ。 その橋、完成した途端に流されたと聞いたので。「ありゃ~~~ . . . 本文を読む