Asian Railway Plaza

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PNR(フィリピン国鉄)乗車にチャレンジ

2013年02月12日 22時25分15秒 | フィリピン
帰国日前日の7日夕方、少々時間が取れましたので、フィリピン国鉄(PNR)に乗車してみようということで、ビジネスエリアのMakatiに近いBuendia駅まで来てみました。
ここからTutuban行きの列車に乗車し、TutubanからBiñan行き203系Commexに乗車して、再びこの駅に戻ってくることを目論んでいたのですが、この目論みがうまくいきませんでした。

切符を購入しホームで待っていると定刻より約15分遅れて国鉄色のキハ52、3連がやって来ました。切符を購入した時点でキハ52が来るのはわかっていたのですが、下の写真のとおり車内は満員状態であり、乗り降りも日本のように「降りる人は先、乗る人は次」というようなルールがありませんので、乗る人、降りる人が狭い扉付近で圧し合い状態になり、乗降がスムーズにできません。しかもちょっと乗るチャンスを逸すると扉付近は人だかりであり、これ以上乗車することは不可能です。


駅のアナウンスでは次の列車はすぐ来ますというので乗車を諦め、次の列車を待つことにしました。次の列車が定刻で走っているのかと思いきや30分程度待たされた挙げ句、次に来た列車はブルートレインカラーのキハ52、3連でした。この列車も先程の列車と同様にほぼ満員状態であり、とても乗車できるような状況ではありません。


結局、この列車に乗車することもできず、Biñan行きの203系が既にこの駅に到着する時間が近づいていることから、Tutuban方面の列車に乗車することを諦め、そのBiñan行き203系で2つ先のEdsaまで乗車することにしました。反対側のホームへ渡り、5分程待っていると203系が到着しました。この列車もほぼ満員状態で到着しましたが、降車がかなり多いためか何とか乗り込むことができました。次のPasay Roadでも少々乗車が見られ、車内は東京のラッシュアワーと変わらない混雑状態になりました。Buendia駅から5分程でEdasa駅に到着し、無事に乗車することはできたのですが、本来目論んでいたTutubanで折り返して乗車を楽しむということはできず、203系にたった5分乗車という結果になってしまい、気持ち的には不完全燃焼となってしまいました。


下の写真はBuendia駅に到着早々、Alabang行きのRotem製DMUがやって来たのですが、乗務員室から「井上さん」と声をかけられ、思わずこちらも手を振ったのですが、相手がだれだったのか思い出せません。


それから前回の続きでお伝えできませんでしたが、CaloocanからTutubanもしくはBlumentrittまでの開業予定は年内を予定しているとのことで、運行に際し、CaloocoanからAlabang方面との運行を予定しているとのことです。

最後に2012年12月の鉄道ピクトリアルにおいて、斎藤幹雄氏のフィリピン国鉄の記事がありますが、P.109、右列6行目に203系の運転区間が「10月1日ダイヤ改正で晴れてアラバン延伸となった。」と記述されております。これについては私自身が9月29日にTutuban~Alabangのコミューター運用に203系が充当されていることを確認しておりますし、この改正においてはTutuban~Alabang間の時刻の変更等はいっさいないものと思われます。(2012年3月4日改正時のものを引き続き踏襲)



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4 コメント

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Unknown (豊後)
2013-02-13 20:57:31
これはひどい!夕方のラッシュ時だからでしょうか。
まさか日中もこの有様なのですか?
2扉車3両ではどうにもならないようですね。
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Unknown (井上)
2013-02-14 21:37:19
キハ52の列車はTutuban方面ですので、Alabang方面よりも混んでいないのかと思いきや、結構な混み具合でした。Rotem製のDMUであれば若干乗り降りがスムーズなためか乗車できたのではないかと思いますが、朝夕を中心に非常に混雑し、日中においてもある程度混雑しています。(全体的にマニラのLRTやMRTに比べるとPNRのほうが混雑が激しいです)
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Unknown (yoshi7927)
2013-04-24 23:16:42
結構混雑してますね。ただ、満員とはいえインドネシアのように屋根に人が乗ったり、ドアが閉まらないほど人で溢れている感じではなさそうなのでまだましかなとも思います。
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PNRの混雑状況などについて (井上)
2013-04-28 11:56:51
yoshi7927様、こんにちは。返事が大変遅くなり申し訳ございません。
キハ52は1車両につき扉が2つだけですので、乗降の多いマニラ首都圏では乗り降りが非常に不便であり、日本のように降りる人が先、乗る人が後というようなマナーがありませんので、乗り降りに時間がかかります。
また、90年代頃は屋根に乗車する人が多く見られましたが、三角屋根の導入により屋根への乗車ができなくなり、三角屋根の車両が運行されていない今日に至っても屋根に乗車する人はいません。
(屋根に乗車しようとするとおそらく駅の警備員に制止されるかと思います)
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