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ジャカルタ103系運用情報

2013年12月17日 22時16分37秒 | インドネシア
またまたのご無沙汰になってしまいましたが、実は今月6日から15日にかけて子供と妻のいるマニラを訪問し、そのついでに足を延ばしてジャカルタに丸3日間行ってきましたので、これからその遠征の話題をお届けしたいと思っております。
まず、成果から述べますと今回のミッションはジャカルタの103系の運転士、並びにマニラのPNR203系の運転士のレポートをお届けすることを予定しておりましたが、ジャカルタではSerpong線で発生した列車とタンクローリーとの衝突事故により、乗務員室乗車の許可を受けることができず、マニラにおいてはPNRのクリスマス行事と重なり、こちらも乗務員室乗車の許可が得られませんでしたので、残念ながらこれらのレポートは次回へ持ち越しということで、いつもどおりの運用状況を述べることにとどまります。
また、ジャカルタにおいては今回の目玉である205系についても、後日、103系運用情報に続いて説明等を行っていきたいと思っています。


それでは私が最も注目しているジャカルタの103系から簡単に運用状況などを説明していきたいと思います。
ジャカルタでは9日から11日まで丸3日間滞在しましたが、103系8両編成1本が毎日運用されていました。
その編成は以下のとおりです。(編成の向きが逆の場合もあります)
←Jakarta Kota/Jatinegara T'c597 T246 M'231 Mc105 Tc359 M654 M'810 T'c384 Bogor→

運行区間はJakarta Kota~Bogor間とJatinegara~環状線経由~Bogor間で運用されており、毎日同じ運用には充当されていませんでした。
PT.KAIの運用表での103系運用は以下が基本ですが、車両故障、遅れ等のトラブルがあるたびに違う運用に充当されることが多くあります。
(Jak=Jakarta Kota、Boo=Bogor、Jng=Jatinegara)
Boo6:19→Jak7:41 7:51→Boo9:13 9:41→環状線経由→Jng11:39 11:59→環状線経由→Boo13:58 14:24→Jak15:45 15:58→Boo17:19 17:58→Jak19:19 19:43→Boo21:04


滞在2日目の10日朝方は窓ガラスが割れるトラブルがあり、急遽Bukit Duri車庫に収容されました。


検査からおおよそ2年も経っていますので、シートに汚れも目立ち始め、東急車の一部ではシートが破れている車両も見受けられました。


運用に充当されていないもう8両は全てDepok車庫に留置され、運用に充当されている気配は見られませんでした。
Tc815 M752 M'2009 T'c822の編成は見た目の状態はよさそうなのですが、問題があるのかどうかわかりません。


この編成のTc822前照灯下部は煎餅のように外板が膨れあがっていました。


一方、もう4両編成のMc153 M'321 T210 T'c632はEkonomi車両と203系中間車に挟まれて留置され、長い間動いている気配がありませんでした。
これらの運用についていない8両は今後も使用する予定があると一部の社員は述べていましたが、今後、多くの205系が活躍するに従い本当に復活するのかどうか気になるところです。


しばらく使用されていないこともあり、錆や黒ずみが目立つようになりました。


今回は103系の運用状況等について簡単に報告しましたが、後日は205系について報告させていただきたいと思っています。