Asian Railway Plaza

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南武線、待望の快速幕登場

2011年01月16日 19時05分38秒 | 南武線
先日もお伝えしましたように3月のダイヤ改正から南武線に快速が復活するとあって、ダイヤ改正前に快速運行に向けて車両や駅施設などにいろいろと変化が見られるのではないかと予測しておりましたが、先週から車両の行先表示が快速に対応したものに取替えられ、205系では快速幕が登場しました。

ということで一刻も早く、その快速幕を拝みたいと思い、15日立川駅へ行ってみることにしました。車掌は終点の1つ手前の駅を出たところで幕を変えてしまうこともよくありますので、快速幕を拝める可能性は少ないかもと思っていましたが、1時間ほど観察した結果、どの列車も立川駅に到着した瞬間に幕を変えていました。
いよいよ快速幕の装備した列車が立川駅に姿を現し、行先表示を見てみると「立川」になっていましたので、このまま到着するまで幕を変えないでと願っていると列車が停車し、ドアを開けた瞬間方向幕が動き、念願の「快速 川崎」幕をゲットすることができました。


この快速幕を見た瞬間身震いするほど感激したのですが、快速幕を見れるのは幕を変えている時しか見れませんので、連続でシャッターを押し続けました。方向幕でこのような感動を味わったのは103系以来で、横浜線の行先表示に中央線や青梅線の特別快速○○を見た時や南武線に103系が初めて転入したT'c526の行先が「奥多摩」や「小机」と表示されていた時以来で、約30年前に味わった感動がこのような年になってもよみがえるものだとつくづく感じました。
もちろん側面の方向幕も拝みたいということで、もう1本快速幕を装備している列車を1時間弱待ち続けると、この列車も方向幕が「立川」を表示しており、ドアが開いて間もなく方向幕が回ると以下の写真のような方向幕を拝むことができました。
快速でありながら日本語の行先名とローマ字の間に南武線カラーの3色が入れられており、ライバルの横浜線にはないお洒落なデザインになっていました。


続いて、行先表示設定を見ると下の写真のようになっておりました。快速の表示の中で川崎や立川がもちろん入っていますが、登戸や稲城長沼も入っており、府中本町も今回新たに加えられ、今後の稲城市内の高架化切り替え工事にも対応できるようになりました。(高架切り替え時に使用するかどうかはわかりませんが)


205系の快速幕が装備された編成は、16日現在、ナハ14、34、40、43の計4本を確認しましたが、急速的に他の編成にも装備されるものと思われます。
209系については更新工事を受けたナハ52~54は行先表示がLEDですので、私のような方向幕ファンには魅力も何も感じないのですが、唯一、更新工事を受けず、行先表示が幕であったナハ32がなんと中原区でLEDに変更してしまい、快速幕が実現されませんでした。

下の写真は行先表示がLEDに変更されたナハ32です。


以上、快速運行に伴う行先表示について述べましたが、本日の南武線ウォッチングで出来事などを簡単に述べていきたいと思います。

最近、武蔵野南線で中原区の205系を使用して試運転が実施されているようですが、本日もナハ6編成を使用し、試運転が実施されました。


また、先月、ナハ35の川崎方の編成番号が編成札に変更されたとお知らせしましたが、最近、その編成札がフォントの細いものに変更されました。なお立川方は山手車特有のステッカーのままとなっています。


最後にこの季節、関東地方特有の冬晴れが続き、きれいな富士山を見ることができますので、南武線と富士山をいっしょに撮影できるところを探しております。南武線利用者にとっては在り来たりの場所ですが、武蔵中原駅の中原街道交差部から西の方角を見ると、中原街道の先に大きな富士山を眺めることができます。なぜ、中原街道の線形が富士山の方向といっしょなのか謎ですが、江戸時代、富士山が神の山であり、崇められていたあらわれなのでしょうか。(この他、小田急線の線形と富士山もいっしょだったかと思います)
今後も快速運行に向けて着々と準備が進められていくと思いますので、時間があるかぎり南武線ウォッチングを行い、レポートしたいと思います。