Asian Railway Plaza

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南武支線開業80周年記念号運転

2010年12月21日 08時43分54秒 | 南武線
先日、12月18日、19日と南武支線開業80周年記念号が運転されました。運行ルートは浜川崎→尻手→浜川崎→鶴見→浜川崎→尻手→浜川崎の順で運行され、普段は客扱いで利用できない線路にも入線した他、南武支線(浜川崎線)用の車輌が鶴見駅へ乗り入れました。

18日は撮影することに徹しましたが、いつもの場所へ参り、この土地を管理されている方に断って撮影させていただきました。


この後、すぐに安善駅へと足を運び、尻手側の顔(偶数方)も撮影しました。


鶴見駅では、この80周年記念号が30分程停車したため、鶴見線用の205系との並びを見ることができ、しかも18日はヘッドマークの付いた17T編成と19日は18T編成が05運用に充当され、両日ともにヘッドマークの付いた車輌どうしが並びました。どうみても鶴見線営業所の粋な計らいがうかがえます。


鶴見線開業80周年記念号同様に、この南武支線開業80周年記念号にもお手製のヘッドマークが運転台のところに設置されました。浜川崎方(奇数方)には歴代の使用された車輌の絵が描かれ、尻手方(偶数方)には地図でJR線(国鉄線)を表現するハタザオの線路と各路線の車輌が描かれていました。鶴見駅の社員が作成したとのことですが、歴代の車輌にクハ16の絵がどうもクモハ40のように見えます。101系もジャンパー線受けや前面窓の高さから103系に似ているような気もしますが、そこはご愛嬌ということでよくぞここまで作成していただき、感謝しております。


翌19日は、この80周年記念号に乗車してみました。浜川崎駅がこの列車の始発ということで浜川崎駅で受付を済ますと、記念の鶴見線・南武支線の入場券(鶴見線開業80周年記念号と同じもの)、南武支線のHMのバッジ、乗車記念証(ハガキ大)、乗車した線路が描かれている記念証とお弁当を受け取りました。
開業80周年のヘッドマークの付いたワ1編成が入線すると一斉に乗り込みましたが、どう見てもほとんどの方が私を含めて筋金入りの鉄ばかりで、家族連れ、もしくは夫婦どうしの方はごく僅かのようでした。社員に尋ねたところ、この企画は10月下旬に実施された鶴見線開業80周年記念号が好評だったため、その後、南武支線でも企画してみたとのことですが、マニアックな方ばかりで車内の雰囲気がいつもの浜川崎線と違っていました。
列車は浜川崎を11:40に出発すると鶴見到着12:34までドアは開かないとのことで、トイレを念のため済ませておいたのですが、どうも1時間あまりもドアが開かないとなると、お腹が痛くならないかとか小便がしたくならないかと余計なことを考えてしまいます。
そのようなことはともかく列車は定刻どおり出発し、尻手まで向かいましたが、駅には多くの鉄道マニアが撮影しておりました。尻手駅ではドアが開かないため鉄道マニアが撮影していますが、こちらは動物園の檻の中に入っている熊かゴリラのような状態で、少々恥ずかしさを感じてしまいました。
尻手を出発すると浜川崎へと向かいましたが、その後鶴見線へと入るため、浜川崎駅では普段は弁天橋~武蔵中原間の検査回送や弁天橋~南武支線運用などでしか使用されない10番線へと入線しました。


浜川崎駅は線路が10本ぐらいあり、高度経済成長期には貨車で賑わっていたようですが、その後、京浜工業地帯の工場が地方や海外へ移転し、貨物の取扱量がその当時と比べ極端に減ってしまい、今ではチチブセメントの貨車やタンク車などが数量の貨車が留置されているだけです。
スイッチバック後、鶴見駅へと向かいましたが、沿線には撮り鉄の方が多く見られました。
鶴見駅到着後、私はランチタイムということで、浜川崎駅で受け取ったお弁当をいただくことにしました。掛紙は浜川崎駅で撮影された南武支線のクハ16の写真で、18日の掛紙とは違うようです。(18日の掛紙は何だったのか気になりますが)
お弁当は前回の鶴見線の時と同様に地元崎陽軒のお弁当で、中身もおかずはほとんどいっしょで、ごはんは鶏そぼろになっていました。


鶴見駅を13:05に出発すると、これも前回の鶴見線開業80周年記念号と同様に鉄道友の会の方が貨物線や引込線など貨物に関するお話しをしていただきましたが、今回は南武支線に纏わる話しを中心に聞かせていただり、昔の写真を見せていただき、懐かしく感じました。
列車は再び浜川崎から尻手、尻手から浜川崎へと向かったのですが、途中、川崎新町において、朝の中原電車区からの送り込みで一時的に停車する貨物線に入り、貴重な体験をすることができました。

本日は私のくだらない撮影記と乗車記を述べましたが、今後も南武支線開業80周年特集ということで、南武支線に纏わる出来事を述べていきたいと思っています。