Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

KRL Maniaとの出会い

2008年12月31日 22時10分36秒 | インドネシア
今年も残すところあと僅かになり、今月はまったくブログの更新ができませんでしたが、来年はもう少し定期的に更新することを心がけたいと思います。
今年最後のブログ更新となりますので、私個人的に今年最大のイベントとなったジャカルタ訪問時の1枚の写真をアップします。

今年11月のジャカルタ訪問の詳細については同行しました「ほおれさん」のブログを御参考にしていただければと思いますが、11月4日夕方から深夜にかけて、私は個人的に用事がありましたので、その事について述べたいと思います。その用事の1つとして、今回正式的にインドネシア版鉄道友の会とも言えるKRL Mania(KRL=電車)の方々と御会いするということでした。

この日は朝からDepokの車両基地に訪問し、夕方4時に我々の滞在先のホテルで待ち合わせすることになり、私だけDepok午後3時に出庫する103系などでGondangdiaの滞在先のホテルまで戻ってきました。
私がホテルのロビーで待っていると、4人の中学生から大学生のレールファンが到着しました。1人ずつ紹介していただくとなんと2人は見覚えのある顔で、今年の2月下旬にDepok駅で会った中学生の2人でした。2人とも私が同年齢であった当時以上に鉄道に対しては物知りであり、学校が終わるとよく列車に乗車したり、行き交う列車を眺めているようです。そのような中で2月訪問時のDepok車両基地の帰りにDepok駅で私は車両を観察していたところを呼びかけられたのがこの2人でした。この時は鉄道ファンですかと質問され、急いでいたので簡単な挨拶程度で終わってしまったのですが、まさか再会するとは思ってもいませんでした。4人のレールファンと1時間ばかり話しをすると、彼らの日本の鉄道の知識が高いことやインドネシアの鉄道の全般的な知識も多いこともわかりました。また、レールファンのうちの大学生は日本から最新版の鉄道ファンを取り寄せているのですが、値段が日本の3倍ぐらいするようで、もちろんインドネシアと日本の物価は違いますので、おそらく1万円ほどの本を購入する感覚ではないかと思われます。
この後はManggarai駅近くに用事がありましたので、4人のレールファンとManngarai駅に行きました。ここでしばらく行き交う列車を眺めているとレールファンの内の中学生のG君は、8508番とか8504番とか8510番とか独り言のように言っていました。私もすぐに気がつきましたが東急の電車が相当好きなようで、帯の色や行先表示のようなものを見ただけですぐに判断するのです。私も幼い頃は先頭車を見ただけで何番だとか、101系や103系1本1本の編成の車両番号を何も見ないで言うことができたのですが、これは手ごわいかもしれないと直感しました。私も彼のマニアック度に敬服してHebat ya!(すごいね!)と思わず言ってしまいました。帰国後も彼からは8613Fはいつジャカルタに到着するのですかとか、次回どのような形式が譲渡されるのかというようなメールをたびたびいただき、やはり日本のレールファンと同様に今後の動向が相当気になるようです。

今回KRL Maniaの方々とのふれあう機会もあったためか、有意義な時間を過すこともできましたし、ブログ上では書けないような秘話も聞くことができましたので、次回の訪問時においてもJABOTABEKの鉄道の調査のみならず、現地のレールファンとふれあうことも楽しみにしたいと思っております。