in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

屋根が飛んだ(3)

2007年09月11日 | Weblog
今年4月の屋根が飛んだ事件から、5ヶ月してやっと本日修復される(写真:写っているのはうちのスタッフたち)。長かった・・・。

仕事がたまっているので、Mataraまで車で片道約5時間を日帰り出張。窓から見える海岸線がきれいなはずの道中を気にすることなく爆睡する。途中で何回か電話で起こされたけれども。

工事のほうは、施工業者にすべての責任を取らせようと交渉するが中々進まず、結果的にうちと業者との折半で工事が開始される。ドナー(資金提供者)も予算が余っていたのか、途中で「修理費用を全額負担してもいい」という回答を頂いたが、これ以上業者を甘やかしてはいけないし、何より他国の人の税金をそんなに無下に使ってはいけないので、50%だけ資金提供を受ける。

一方、Geneva本部のLegalセクション(法務部っていうのかな)と契約書の読み方・捉え方の手ほどきを受け、「もっと戦いなさい」との指示を頂いたが、業者にあまりプレッシャーをかけすぎることで、うちの現地スタッフがやくざまがいの輩から被害を受けては大変なので、ほどほどのところで引き下がる。

振り返ってみると、いろんなことを学んだ事故だった。これ以降、工事契約書や図面、業者選定には一層気を使っている。 

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