in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

大統領から表彰

2009年09月23日 | 学校建設
先月のVakaraiの学校での開校式でのこと。

ラジャパクサ・スリランカ大統領に「これまでの津波復興への貢献」を表彰して頂いた。後日、写真を頂いたので、応援してくださっている皆様へのご報告を兼ねてここに載せることにする。写真中央は、私の貢献を大統領に推薦して下さったプレマジャヤンタ教育省大臣。

Vakarai学校の完成は、大統領が訪れるほど、スリランカの東部開発に意味があった。Vakaraiは2007年に政府軍・反政府軍が激しく死闘を繰り広げた場所で、「津波にも内戦も乗り越えて、いま復興が始まった」と政府としては、強くアピールしたいところ。このあたりの解説は、下記のサイトに詳しく載っている。
http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=48588

結果的に、うちの事業がうまく政治活動に使われたのだが、政府側もこの学校に机、いす、教材などに1000万円近く捻出したこと(毎月催促したかいがあった!)は評価できる。多くの支援団体が机・いすなども寄贈する中、政府にそんなことができたのかと、他の団体は驚いていた。

大統領の訪問で一番嬉しかったのは、この学校が公立学校から国立学校に昇格されたこと。まさに鶴の一声だが、完成後の維持管理費が一番心配だった(*)ので、これで多少なりとも、こうした維持費や専任教員の給料に国から予算が降りることはありがたい。これは、上記の表彰状よりも嬉しかった。

(*)学校の警備員費(1日約500円)も払えない状況だった

Vakarai学校の開校式の模様は、マスコミによりテレビや新聞などの翌日のトップに取り上げられた。広報官の彼女たちの活躍に敬服。以下はその一部を紹介。

http://www.dailymirror.lk/DM_BLOG/Sections/frmNewsDetailView.aspx?ARTID=62364
http://www.dailynews.lk/2009/09/23/main_News.asp
http://www.island.lk/2009/09/22/business7.html
http://www.reliefweb.int/rw/rwb.nsf/db900SID/JBRN-7W5DAC?OpenDocument
http://sundaytimes.lk/080629/Plus/timesplus0026.html
http://www.colombopage.com/archive_091/Sep1253627051CH.html
http://www.defence.lk/new.asp?fname=20090923_01

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2 コメント

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おめでとうございます (westhill)
2009-10-19 15:38:49
目に見える形で感謝されるのは嬉しいものですよね。例えそれが若干政治的背景があろうとも。「こんな学校建ててみたい」と思う子供がいつか出てきますね、きっと。
諦めないって大事ですね。「継続は力なり」を目の当たりにさせて頂きました。
さて、早速「俺の友達さぁ、スリランカ大統領とマブダチなんだぜ~」と言いふらして歩きます←拡大解釈
日本はインフルエンザが猛威ふるってます。ご帰国の際はマスクをお忘れずに。日の丸振って凱旋お出迎えいたします。
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westhillさんへ (gitan)
2009-10-21 04:57:08
ありがとうございます。業者の嫌がらせを受けても、スタッフに裏切られても、事故で肋骨を折っても、諦めずに続けてきて、本当に本当によかったと思いました。式典の途中で子供たちの歌声を聞きながら、一人で感極まってました。

表彰は自分だけにではなくて、職場のスタッフ皆の力で頂いたもの。そう伝えると彼らはとても喜んでいました。しばらく職場内でこの写真がチェーン・メールのように飛び交っていたそうです。
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