若い頃は朝まで熟睡していたのに、加齢とともに夜中に目が覚めるようになった、と言う話をよく聞きます。気がかりなことがあったりしても目が覚めてしまいますが、加齢とともに夜中に目が覚める、というケースが多くなるようです。これを中途覚醒と言います。
先月も中途覚醒で困っているという高齢者の相談を受けていたのですが、その時、解剖学者の養老孟子先生のインタビューをふと思い出したんです。その時先生は、「私たちは毎日寝ているけど、それは死んだ状態と同じなんだ。朝になって目が覚めれば寝ていたということだし、目が覚めなければ死んでいたということだ。」なるほどおっしゃる通りです。
その話を思い出して、高齢の相談者にこんなことを伝えました。「高齢になると、死に対する不安が無意識の内に生じてくるようです。夜中に目が覚めるのは、自分が生きていることを確認するためです。中途覚醒が悪いことだと思わないようにしましょう。」中途覚醒は楽しくはないと思いますが、かと言って過敏にはならないようにしてください。
先月も中途覚醒で困っているという高齢者の相談を受けていたのですが、その時、解剖学者の養老孟子先生のインタビューをふと思い出したんです。その時先生は、「私たちは毎日寝ているけど、それは死んだ状態と同じなんだ。朝になって目が覚めれば寝ていたということだし、目が覚めなければ死んでいたということだ。」なるほどおっしゃる通りです。
その話を思い出して、高齢の相談者にこんなことを伝えました。「高齢になると、死に対する不安が無意識の内に生じてくるようです。夜中に目が覚めるのは、自分が生きていることを確認するためです。中途覚醒が悪いことだと思わないようにしましょう。」中途覚醒は楽しくはないと思いますが、かと言って過敏にはならないようにしてください。