昨日は雨。国際会議のDay3でした。 ITU Kaleidoscope Conference 2013 Kyoto.
昼休み会議室の外にでると、京大キャンパスに来訪している女子高生の大集団がいました。大学博物館などを見学するのでしょうか。
大学の方に聞くと、最近は修学旅行のコースになることもあって、時計台1階にある売店でのグッズがよく売れて大学当局は喜んでいるそうです。総長カレー(レトルト)や、大学ビールも売っています。
ドイツ人女性研究者(北京駐在)の方が、中国と欧州との電気自動車規格についての最近の共同研究について報告しました。そこまで協力関係が進んでいることに、驚きです。そういえば、かなり前に中国を訪問した時、町には小型ドイツ製自動車のライセンス生産車(フォルクスワーゲン)が多数走っていたことを思い出しました。
あと数年したら電気自動車は、現在のPCの様に、規格と部品の標準化によって「モジュール化」生産が進み、中国製ばかりになるのかしらん。
テレビ会議で参加のオランダの大学教授が登壇して、討論セッションがありました。プロポジション(提議、命題)を司会者が投げかけて、その背景を登壇者が説明します。その提議には、あえて刺激的な内容が含まれています。例えば、「情報通信の新技術規格検討に消費者(組織)の参加を必須とすべき」という命題。
会場から賛成意見、反対、関連情報の発言が飛び交いました。が、英語での発言というハンディだけでなく、この種の「討論」には日本からの参加者の意見はほとんど見られませんでした。多分、抽象的で論理の勝負になるので入りにくいのです。
現代、もし世界中のインターネットが突然全面停止したらどうなるか?
ポディウムからの眺めです。
閉会式になって、優秀論文の発表がありました。
第3位は、欧州・中国共同電気自動車標準化活動を発表したドイツ研究者。
第2位は、生体認証(バイオメトリックス)セキュリティ管理の論文、米国人。
第1位は、東北大震災後の情報通信被害と復旧、今後の対策を実地の経験とデータによって取りまとめた慶応大学の学生さんの論文となりました。
この人達は若手研究者賞の受賞者たち。
事務局や裏方の皆さん、大変ご苦労さまでした。
・・サイドイベントが、あと1日続きます。
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