京都新聞朝刊に新しく、澤田瞳子さんの連載小説が始まりました。
女流作家の小説は、実はあまり読まないのですが、時代物だし彼女の小説は面白いととある人に教えてもらったので毎朝読んでみたいと思っています。澤田さんは、京都生まれ、京都育ち、同志社大卒業、京都在住だとか。
小説「若冲」は、読みました。面白かったです。錦市場の八百屋の跡取りに生まれて、奇想天外な画家になるお話。
新連載、「きざん」は石見銀山を舞台とする幕府派遣の代官、その下っ端役人、対抗する地元の有力者たち、過去の密輸出事件などアクション的場面もありそうな予感。
銀貿易は、江戸時代、日本にとって重要な外貨獲得商品でした。当時、絹も良質な糸は中国からの輸入でしたから、銀を輸出して(贅沢品の高級)絹を輸入するなど。対馬藩を舞台にして、朝鮮通信使での国書書換事件や銀の密輸などの小説(作者名忘れた)は面白かった。ヒトツバタゴの白い花が咲き乱れる場面だけが記憶にあります。
そんな密貿易の場面も出てくるのでしょうか。
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