那覇市から北に車で1時間ほど離れた琉球村という観光施設に行ってみました。
地域振興の手段としてどんな事例があるか体験するためです。学生の卒論テーマに各種の地元振興案を考えさせているという事情もあります。
那覇市内を抜けると、国道にそって米軍基地の金網が延々と続きます。
基地の町、米軍の設備や軍用自動車などが遠望できました。この金網に囲まれた内部には、住宅、学校、スーパー、映画館、飲食店などすべてが揃っているそうです。米国大学の分校も5つあるとのこと。
それらがそろっていても、若い米兵たちは基地の外で遊びたいのでしょうね。
琉球村に着くと、観光バスが10台くらい並んでいました。殆どが中国語、韓国語の乗客です。
古い民家が移設されて展示されています。
三線の体験コースがありました。
この若い男性は、奥さんと小さな女の子と演奏練習を楽しんでいました。
このお母さんは、アジア人。両肩をむき出しにした服装でひときわ目立っていました。娘に写真を撮影させるために色々と指示をしています。いわゆる「セルフィー」ですね。
中央広場では踊りイベントが始まりました。
獅子舞も出てきて、迫力があります。
急にこちらに向かって噛み付いてきたので、驚いて尻もちをついてしまいました。
何種類かの民族舞踊があって、・・・
フィナーレは、観客を誘い込んで輪になって踊ります。
沖縄の音楽、三線の響きのリズムがよくて多くの人びとが参加していました。
ともかく戸外で暑いので、所々でミストシャワーや、氷水につけてある紙おしぼりをサービスしていて首の後ろに貼り付けてくれました。
水分補給で、マンゴジュースを一杯。
持参した水筒からホテルで補給した氷水も飲みました。
さて最後のおみやげコーナーでは、
琉球衣裳を貸していて、記念写真を撮ってくれます。
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デービッド・アトキンソン「新・観光立国論」の主張をフォローして考察すれば、まだまだ、この施設でのお客の滞在時間が少ないこと、富裕層にもっとお金を使ってもらえるアトラクションや飲食機会が少ないことが課題だなと感じました。