朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

新緑の貴船

2014-04-25 | 京都の文化(春)
桜の花が終わったら、一挙に若葉が輝く季節になりました。



東京から来訪した友人を誘って、貴船神社の周辺を散策してきました。



この神社は京都の水を司る神様です。

農業に必要な降雨の全てが神頼みの時代、旱天(雨がふらない天候)時の雨乞いには生きた黒馬を奉納して祈り、霖雨には白馬または赤馬を献じました。生馬から「板立馬」を奉納することが始まり、現代の絵馬の原型となりました。

現代はこのような銅像で表現されています。



神木の「桂」が密集した枝を広げています。樹齢400年ですが、その勢いある生命がこの樹形に現れています。



門前町には料亭が並んでいて、夏には川床が設えられて湧き水を集めて流れる渓流の冷気と和食を楽しむことができます。

5月1日から開業する予定で、現在どの店も設営工事に大忙しでした。



奥宮にある「船形石」。

”貴船神社創建伝説によると、約1,600年前(第18代反正天皇の御代)初代神武天皇の皇母・玉依姫命が大阪湾に御出現になり、水の源を求めて黄色い船に乗り、淀川・鴨川をさかのぼり、その源流である貴船川の上流・現在の奥宮の地に至り、水神を祀り「黄船の宮」と称された。その黄色い船は人目に触れぬよう石で包まれたという。”(引用:貴船神社公式web)

・・・黄色い舟 > 貴船 なのか。



その石の上には、忘れな草の花が咲いていました。
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