ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

今日からラタナキリ

2015年10月23日 | 地方時自体女性指導者調査2015

 

 

内務省でインタビューをとって、NCDDとDDC(DOLAが名称変更してた!!)で最近の地方行政と女性の政治参画についてヒアリング。

中央政府で地方行政の支援をしている人たちは、とってもインテリジェントで、インタビューしていてもとっても勉強になる。

↓相変わらず大好き、エリックカイザーのサンドイッチ 

締め切りがせまってきた、地方行政の女性指導者の課題をまとめる作業・・・・11月には国会に本を提出するそうなので、大至急の仕事なのだ。

↓カンダール州でもインタビュー、女性子ども委員会のトップにインタビュー

 

これから、またラタナキリ。わたしはクメールルージュ時代の子どものインタビューに専念するけれど、知り合い4名を含め合計6人の女性指導者のインタビューもとる。

↓一番最近、近所で開店した韓国料理にいってみる、ファーストフードのようなかんじ

↓最近こどもの大ヒット、毎日やってる世界地図パズル

子どもってすごくて、アフリカ30ピース以上あるのにささって作成できるようになったのである。

上の子は、お友達のおうちに遊びに行くので、ラタナキリはいかないことに自分で決定。だんだん、こうして親から離れていくんだろうなあ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お腹がすいて仕方ない・・・

2015年10月22日 | カンボジアの生活

 

すぐに空腹になって何か食べたくなってしまう。講義の合間(といっても2時間もある)ので、間食を・・と思ってとりあえず大学を出て歩きながら、どこに行こうか検討していると、目に入ったフリィピン料理屋。そういえば15年くらい前にはいって以来だと思って、はいってみた。

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誰もお客さんいない・・・・注文したら奥で店長らしき男性が料理しはじめた。

↓麺料理はこれしかなかった、5ドルの肉焼きそば

味はまあまあかな。でもこの値段でこの味なら、あと1分歩いて寿司バーに行くかな。

 

 


AMAZONー大学の周りはカフェだらけ

2015年10月21日 | カンボジアの生活

 

ブラウンが大学の横にできたので、とーっても便利!!! とはいっても、学生ばかりで、とても秘密の会合には使えない・・・・・

↓大学の前にできたカフェ、こちらも超混雑

1階はたいしたことないんだけれど、2階がとっても快適に過ごせる空間。

 

↓AEONに一人でぶらっと行って食べてみた、焼きそば、なかなかおいしい

いつもいつも大量の人に囲まれてて、メモばっかりとってるので、一人で食べるのって新鮮でうれしい!!

 


神様の女房ー松下幸之助の妻

2015年10月20日 | Books- Japanese

 

とにかく移動が多い10月なので、気軽に読める話をとおもって調査に持参した本。

企業とかあまり関心なかったから、松下幸之助は名前しか知らなくて、この本を通じて初めて彼のことを知ったというかんじ。淡路島出身の女性を妻として、借金だらけの生活からパナソニックを作り上げたのね・・・さらに、いつもお世話になってる身近な井上記念館とSANYO研修所は、そういう関係だったのね・・・・きっといろいろ両親から聞いていたんだろうけれど、あまり理解してなかった。そもそもつい2ヶ月前に井植さんの豪邸レストランでランチ食べてたんだ!!

わたしは結婚したことがないし、もしかして将来するかもしれない可能性はいろいろあるけれど不明だし、「大奥様」って呼ばれて過ごすようになった女性の記録というのはとってもおもしろかった。

 

戦後の日本はほんとに立派な志のある人がたくさんいたんだー当たり前の事実だけれど、この本を読んで改めて思った。

わたしの学生も「この国をよくしたい」「若い世代にもっとチャンスをあげたい」(本人も若いのに)っていってる人がかなりいて、なんだか頼もしいのである。

この本は、極めて優れている本で、読めてよかった。「女房」ってタイトルは好きでないけれど、多分時代がそう言わせたんだろうな。

 

 

 

 

 

 


バンブートレイン

2015年10月19日 | CHILDHOOD in KR

 

前回バッタンバンで、調査をさぼってバンブートレインにいった女子学生たちがいてちょっと問題になったこともあって、今回は旅行の一環として全員で行くことにしてみた。

↓今回のメンバー、9人

このクラスは、本来44人だったクラスで、9月最初の講義で3回連続「わたしの講義は厳しいし宿題も多いしなかなか単位がとれない」って脅しまくったら、34人は脱落して、9人だけが残ったのだ。それだけあって、裕福な家庭の子と優秀な子ばかりで、かなりレベルの高い調査ができた。

↓多くは地方出身、教員志望が多い

↓不思議な味だった麺、にんにくがききすぎだったんだろうか・・・

がんばったお礼にバンブートレイにはみんなを招待してあげることに。子どもの相手もかなりしてくれて、本当に助かったのだ。

このバンブートレイン、是非乗ってみたかった。というのも、プノンペンでインタビューした男性が、この路線で移動中に兄と離れ離れになっていて、その話をとある機関紙で連載している記事で紹介したのだ。どんなかんじで強制移住させられてたのか、ぜひ経験したかった。

2台を借り切って発車。

↓男子のうち一人は酔うからと不参加・・・

↓終点、20分くらい乗ったところで折り返し

小さな休憩所と売店がある

↓わたしたちのドライバーは女性!

10分くらい走ったら壊れたけれど、なんとかなおしてた。それにしてもちゃっちいし、安全対策ゼロ・・・そのうち運行できなくなるか、安全面で相当改善されるだろうと察するのである。

↓後から発車したトレインとすれ違い、線路をよけて待ってた

↓あっという間の旅行もおわって、ドムソー(プルサット)でランチ

男性6名、女性13名のインタビュをとれたバッタンバン。うち、強制結婚は1名(父親からのもの)、兵士はゼロ(戦後の兵士は3名)。

プノンペンでは地方調査にいってない学生がたんたんと調査を進めてるはず・・・・そちらの報告も楽しみ。

次は、再度ラタナキリ。

 


障害をもって生き延びた(BF12)

2015年10月18日 | CHILDHOOD in KR

 

バッタンバンでの調査、あまりにも「子どもグループ」が多くて圧倒されつつ、移動がらくなので助かる!

↓食べるのは毎回楽しみ、でも調査ではなかなかランチも1時とか2時までとれない

↓朝食は大量のモツがはいったクイティエウ

↓重い障害をもった女性がインタビューにこたえてくれた

学生が、「先生にはこの人にインタビューしてほしい」って思ったそうで、わざわざ待っててもらった女性。なんの病気なんだろう、見える部分には大量のイボができてて、苦労して生きてきたんだろうと思う。片足もないので杖での移動。クメールルージュは料理場でお皿を洗う仕事をしてた。

↓夕食のレストランではばったりの子どもたち

実りがおおかったバッタンバン。へとへとだけれど、かなりいいインタビューがとれたのと、兵士と強制結婚のインタビュー(結婚は実は子どもではなかったが・・)はとてもよかった。満足度がかなり高い調査。男性のインタビューを続けてとったのは、わたしにとってはとても貴重な体験だった。

ちょっとだけ参加したインタビューの女性は、小さい時から両親につらいめにあわされて暴力にあってきたので、クメールルージュのことよりも両親のつらい対応の方が自分の人生に影響しているということ。今では自分の子どもたちがまったくいうことを聞かず問題ばかりおこしてて、クメールルージュ時代のほうが問題なかったそうな(彼女は芸術グループにいた)。

 

 


父親のせいで強制結婚させられた(BF4)

2015年10月18日 | CHILDHOOD in KR

 

 

バッタンバンの調査では、一番学歴が高かった女性は、5年生まで学校に通っていて、デモにも参加したことのある女性。「何のデモだったか覚えてないけれどクラスメートみんなが行ってたから」

「今の夫はきらいだし、夫にそう言ってるのを聞かれても大丈夫」って言い切った女性。

↓小さい時は先生になりたくて一生懸命勉強した

クメールルージュ時代、「集団生活はつらい」って父親に言ったら、父親が勝手にクメールルージュに娘の結婚を要請して結婚させられた。

「解放で、なぜ離婚したかったの?」って聞いた。とても聡明な女性だし、夫のことは愛したこともないし好きじゃないっていいつづけたので、どうして離婚しなかったのか知りたかったのだ。最後に得られた回答は、「父親が決めた結婚だったから。」 強制結婚は複雑。

 

 

 

 


道徳犯罪を目撃した男性(BM3)

2015年10月18日 | CHILDHOOD in KR

 

縁があって男性のインタビューを学生と一緒にとってるわたし。こういう経験がなかなかなかったので、とっても面白い。けれどやはり焦点は女性。男性はあくまで情報のバックアップと比較対象。

ニラディからやってきた男女の指導者が結婚してないのにキスしているのを目撃したそう。

女性は殺され、男性は逃げたそう。「ニラデイから来たクメールルージュたちは、目が血走ってた」。

この男性は、子どもグループから移動グループに移動させられている。ニラディのリーダーが決めたそう。

 

 


子は親に従うべき(BF3)

2015年10月18日 | CHILDHOOD in KR

 

クメールルージュ時代、一番つらかったのは、母親と会えなかったこと。

↓将来の夢はなかったけれど、たくさん勉強したかった(BF3)

クメールルージュが去ったあとは、バッタンバンにいってお寺で隠れて生活していた。「食べ物はどうしてたの?」って聞いたら、「村から逃げる時にクメールルージュの倉庫からみんなで盗んでいった」。

↓当時のバッタンバン市内はとっても静かだった

夫がやってきて、うろうろしてて、さらに、父親もハンモックでぶらぶらしてて時々話してて(回答してて)、なかなかおもしろかったインタビュー。

 


殺されるのを免れた少女(BF2)

2015年10月18日 | CHILDHOOD in KR

 

道路の状況はかなり悲惨だったバッタンバンの村での調査。

でも、各家庭で一人はインタビューできる!!みたいな村でチョイスは抜群。

↓みんなで朝食をとってからインタビューへ

学生たち、初日はカラオケにいって1時にホテルに戻ってきたそうな・・・・さすが若いってすごい。

↓一度殺されそうになったけれど優しい兵士に救ってもらった女性

「クメールルージュって・・・」って本当に思っていることを仲間に言ったら、指導者に報告されて「再教育」されたそう。それ以降、仲間にも本当のことはいっちゃいけないって理解した。