ジェンダーからみるカンボジア

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エンターテイメントワーカーと5カ年戦略立案

2015年10月07日 |  ビアガールたちとの仕事2015

 

モンドルキリから戻って10時間後に、ビールを販売したりしているエンターテイメントワーカーたち20名ほどと戦略立案策定のワークショップ。

↓2016−2020年の戦略策定 

 

みんな、夕方3時半ごろにはレストランに出勤。 夜10時までの勤務が多いけれど、11時、12時まで働いてる人も多い。

プレイリアップのある有名レストランでは、40名程度の女性が働いてて、月収は30ドル。これ、6年も据え置きだそう(わたしがインタビューした女性は)。正月と旧正月に出勤すれば1日10ドル手当がでるけれど、もし休んだら10ドル給料からひかれるそうな・・・・

↓SWOT分析をしてもらう、混乱しているけれど、まあまあ順調

彼女たちの大きな課題は、2015年9月31日で、これまで無料だった保険医療サービス制度が終了したこと。性病とか避妊など、これまではいくつか政府指定のクリニックにいけば無料だったのに、これからは予算カットのせいで、 TG (トランスジェンダー)のみに無料になる。まだこの制度改定は数日前からの施行なので、影響は不明。でも、多くの女性たちが「男性のせい」で性病をうつされ、クリニックにいかなければならなかった。病気をうつしたレストランやカラオケに行く客(男性)はそんなことも知らずにきっと妻や子供達と普通に生活していて、ずるいなと思うのである。

 

それにしても、みんなのFACEBOOKはすさまじい・・・・ポルノまがいの写真をアップしていて、まあ、お客さんを呼ぶには仕方ないのかもしれない?いやいや、みんな超喜んでティーンの女の子たちみたいに笑いながらシェアしてて、楽んでるのである。たくましいな。まあ、わたしの学生たちのFACEBOOKもポルノまがいなので、同じかもしれない。

↓2日間の楽しい協議、たくさんお友達ができてうれしい!!

将来、ぜひ彼女たちのストーリーをインタビューして、本にしたいな。やりたいことだらけなのである。