ジェンダーからみるカンボジア

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神様の女房ー松下幸之助の妻

2015年10月20日 | Books- Japanese

 

とにかく移動が多い10月なので、気軽に読める話をとおもって調査に持参した本。

企業とかあまり関心なかったから、松下幸之助は名前しか知らなくて、この本を通じて初めて彼のことを知ったというかんじ。淡路島出身の女性を妻として、借金だらけの生活からパナソニックを作り上げたのね・・・さらに、いつもお世話になってる身近な井上記念館とSANYO研修所は、そういう関係だったのね・・・・きっといろいろ両親から聞いていたんだろうけれど、あまり理解してなかった。そもそもつい2ヶ月前に井植さんの豪邸レストランでランチ食べてたんだ!!

わたしは結婚したことがないし、もしかして将来するかもしれない可能性はいろいろあるけれど不明だし、「大奥様」って呼ばれて過ごすようになった女性の記録というのはとってもおもしろかった。

 

戦後の日本はほんとに立派な志のある人がたくさんいたんだー当たり前の事実だけれど、この本を読んで改めて思った。

わたしの学生も「この国をよくしたい」「若い世代にもっとチャンスをあげたい」(本人も若いのに)っていってる人がかなりいて、なんだか頼もしいのである。

この本は、極めて優れている本で、読めてよかった。「女房」ってタイトルは好きでないけれど、多分時代がそう言わせたんだろうな。