傾いている家でのインタビュー、階段をおりるのがとても怖かった・・・
「子どもを殴るのは普通で、わたしも孫をなぐってる」という彼女、確かに2歳くらいと5歳くらいの孫娘に怒鳴り散らしながらのインタビュー。
長いインタビューの最後の質問は、「このインタビューを受けての感想は?」
「きてくれて嬉しい、話を聞いてくれて嬉しい」という回答。
インタビューをした学生達も嬉しそう。
今回、インタビューを担当した女子学生の一人は、「親から離れて外泊するのは初めて」。
もう一人は、「家を出て10時間もたってないのに、母親から7回目の電話があった。ご飯たべた?シャワーあびた?ってしょっちゅう電話がはいる。もし電話をとらなかったら家元に呼び戻されるので(現在は下宿中)、なにがあっても電話をとらないといけない。来月30日に23歳になるのに、まったく自由がない」。
現場での調査は、学生といろんな話ができるので、とっても楽しい。社会調査の学生なので、みんな20代前半で経験もつんで青春を謳歌している若者なので、視野も広がってきてて分析能力も高いのである。
僧侶の学生には、「自分のことはジェントルマンと呼んでください」ってすさまじい冗談を言われたり、楽しい調査なのである。