ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

来てくれて嬉しい(SF6)

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

傾いている家でのインタビュー、階段をおりるのがとても怖かった・・・

「子どもを殴るのは普通で、わたしも孫をなぐってる」という彼女、確かに2歳くらいと5歳くらいの孫娘に怒鳴り散らしながらのインタビュー。

長いインタビューの最後の質問は、「このインタビューを受けての感想は?」

「きてくれて嬉しい、話を聞いてくれて嬉しい」という回答。

インタビューをした学生達も嬉しそう。

今回、インタビューを担当した女子学生の一人は、「親から離れて外泊するのは初めて」。

 

もう一人は、「家を出て10時間もたってないのに、母親から7回目の電話があった。ご飯たべた?シャワーあびた?ってしょっちゅう電話がはいる。もし電話をとらなかったら家元に呼び戻されるので(現在は下宿中)、なにがあっても電話をとらないといけない。来月30日に23歳になるのに、まったく自由がない」。

現場での調査は、学生といろんな話ができるので、とっても楽しい。社会調査の学生なので、みんな20代前半で経験もつんで青春を謳歌している若者なので、視野も広がってきてて分析能力も高いのである。

僧侶の学生には、「自分のことはジェントルマンと呼んでください」ってすさまじい冗談を言われたり、楽しい調査なのである。

 


チュバップスレイを教えられた(SF5)

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

小さい時、自転車を買ってもらって学校似通っていた女性(SF5)

子どもグループでは、「子どもたち!!仕事に行きなさい!」って銃を持った兵士に言われて従った。

↓村でのランチ、魚のスープ

道徳犯罪についても教育されて、「独身の男女が話すと道徳犯罪だった」そう。

定期的にあった会議では、最後に拍手して終わってた。この地域の人は、会議のことを「ミ・ティング」って言ってて、最初は学生がとまどってたけれど、だんだんと、「あ、ミ・ティングね」って会話できるようになったのである。クメールルージュが英語使ってたと思えないから、後から入ってきた外来語だろうか・・・・

クメールルージュ時代のことは、誰にも聞かれたことがなく、今回話すのが初めて。この女性も、他の多くの女性同様に、2時間のインタビュー。


畑の中の学校は雨は休み(SF4)

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

お寺でのインタビュー、僧侶の学生にインタビューをとってもらう。

↓たんぼの中にある屋根なし学校にかよってた(SF3) 

わたしは、調子が悪くなって、途中でダウン・・・寺の本堂でちょっと横にならせてもらったのである。村の人たちがまくら持ってきてくれたりタイガーバーム持ってきてくれたり、とっても優しいので感激。 


虎が子どもを産んだ所に行くな(SF3)

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

予定していたインタビューの相手が、寺にいってて不在というのが続いたので、寺にいってインタビューすることに。

↓子どもグルールにいた人を探してもらってる

↓前回インタビューしていたので知ってた女性(SF3)

やはり、一度会ってる人は、関係ができてるので話しやすい。

「殺害をみましたか」というう問いに、「クメールルージュは、虎が子どもを産んだばかりで危険だから、あの辺にいったらダメと言ってた。みんな、それが大量殺戮の場だって知ってた」。生理になった時の質問には、「クメールルージュ時代に生理になって、アンカーがお祝いをしてくれた」とのこと。でも特別な食べ物はなかったそうな。

↓お寺での朝食、かなり濃いい味の魚

父親は、母親が妊娠中に別の女性と駆け落ちしてしまい、母親は自分が1歳の時に死んでしまった。おばあさんと叔母に育てられてまったく自由がなかったんだけれど、クメールルージュ時代になって子どもグループにはいったので友達もできて自由もあって、生活が楽しくなったそう。

この女性は強制結婚させられそうになって、逃げた。


プチュンベンの夜

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

今回は、プチュンベンだったので、夜にお寺にも行った。とっても素晴らしい寺で、たんぼの真ん中にあるけれどプノンペンにあるそのへんの寺よりよほど豪華絢爛。

学生の一人のお兄さんが、超有名なお坊さんで、3万ドルもする車を買って弟(学生)に運転させてるのを知り愕然・・・寺でもタバコをふかして威張ってたのである。お坊さんってたばこ吸っていいの?

頭痛がひどくて食事は遠慮したのだけれど、子どもたちはお寺での夜をとっても楽しんだそう。初めての夜のお寺参り。18年目にして初めての体験なのである。

 


女性の指導者は不在(SF2)

2015年10月11日 | CHILDHOOD in KR

 

今回の調査では、ジェンダーステレオタイプの質問項目と、女性のエンパワーメントの項目を入れてみた。だから質問項目が大量になって大変だったんだけれど・・・・

↓しずかに淡々と話す女性、娘の話になると笑顔(SF2)

「女性の指導者がいないのは、男性が機会を与えないから、もっと女性に参画してほしい」