生態人類学を学ぶ人のために |
この本は、秋道智彌さん・市川光雄さん・大塚柳太郎さんの編著により、生態人類学を学びたい人のために書かれた入門書です。1995年に、世界思想社より出版されました。
本書の内容は、以下のように全2部11章からなります。
まえがき(伊谷純一郎)
序章.生態人類学の領域と展望(秋道智彌・市川光雄・大塚柳太郎)
第Ⅰ部.生態人類学の考え方と方法
- 活動と生業適応: 狩猟採集・農耕・牧畜(丹野 正)
- エネルギーと栄養: 生態系における人間集団の基礎的研究(口蔵幸雄)
- 身体と環境: 人間の適応における個体研究(門司和彦)
- 分類・認識・行動: 生態人類学における分類のとりあつかい(寺嶋秀明)
- 遊牧社会と市場経済: 東アフリカの事例から(佐藤 俊)
- 宗教と生態: チペワイアンの神話と生態(煎本 孝)
第Ⅱ部.生態人類学の現代的展開
- 環境問題と人類学: アフリカ熱帯雨林の例から(市川光雄)
- 資源と所有: 海の資源を中心に(秋道智彌)
- 「近代化」と女性: アフリカ女性の生計活動から(杉山祐子)
- 生態と社会変化: パプアニューギニアの事例をもとに(須田一弘)
- 環境と人口: パプアニューギニア人の適応(大塚柳太郎)
本書で、生態人類学の幅広い事例を知ることができます。