「ヒトと動物」[上毛新聞1997年2月18日付け](*画像をクリックすると、拡大します。)
これは、「上毛新聞」(1997年2月18日付け)に書いたものです。「自然と生命の歩み20.県立自然史博物館から」のシリーズで、私は、3回にわたり、群馬県立自然史博物館の常設展示『Dコーナー.自然界におけるヒト』を紹介しました。
*以下は、「ヒトと動物」[上毛新聞1997年2月18日付け]のPDF(214KB)です。
「ヒトと動物」[上毛新聞1997年2月18日付け](*画像をクリックすると、拡大します。)
これは、「上毛新聞」(1997年2月18日付け)に書いたものです。「自然と生命の歩み20.県立自然史博物館から」のシリーズで、私は、3回にわたり、群馬県立自然史博物館の常設展示『Dコーナー.自然界におけるヒト』を紹介しました。
*以下は、「ヒトと動物」[上毛新聞1997年2月18日付け]のPDF(214KB)です。
『恐竜が語る生命の歴史』展図録表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展は、1998年7月25日~同8月30日にかけて、宮崎県総合博物館で開催されました。この企画展は、1998年5月1日に、宮崎県総合博物館がリニューアルオープンしたことを契機に開催されています。ちなみに、人類展示の資料は、すべて群馬県立自然史博物館から貸し出しをしました。
この宮崎県総合博物館は、1951年に宮崎県立博物館として開館し、1971年に宮崎県総合博物館として開館してから、1998年にリニューアル開館しています。
『恐竜が語る生命の歴史』展リーフレット表(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展リーフレット裏(*画像をクリックすると、拡大します。)
私は、この図録で、「8.人類の起源」(p.17~p.18)・「9.人間性の起源と進化」(p.19~p.21)・「10.ネアンデルタールが語ること」(p.22)の3章を執筆しました。
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.17(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.18(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.19(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.20(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.21(*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展図録p.22(*画像をクリックすると、拡大します。)
1998年8月9日(日)には、宮崎県総合博物館の敷地内にあった県民文化ホールで『人類の誕生と進化:恐竜の絶滅からの出発』と題して講演もしました。ちなみに、同年8月2日(日)には、恐竜イラストレーターのヒサ クニヒコさんによる講演が行われています。当時は、パワーポイントが無かったので、OHPとスライドで講演しました。なお、県民文化ホールは、2007年に用途廃止となり、2008年には解体工事が終了しています。
『恐竜が語る生命の歴史』展記念講演会・「人類の誕生と進化」講演写真1[1998年8月9日](*画像をクリックすると、拡大します。)
『恐竜が語る生命の歴史』展記念講演会・「人類の誕生と進化」講演写真2[1998年8月9日](*画像をクリックすると、拡大します。)
*以下は、『恐竜が語る生命の歴史』展図録の内、私が執筆した部分(p.17~p.22)のPDF(1.33MB)です。
Postcranial Adaptation in Nonhuman Primates 価格:¥ 5,898(税込) 発売日:1993-10 |
この本は、ノーザン・イリノイ大学のダニエル・ゲーボ(Daniel L. GEBO)さんによる編で、霊長類の四肢骨について書かれた論文集です。原題は、『Postcranial Adaptation in Nonhuman Primates』で、1993年に、ノーザン・イリノイ大学出版から出版されました。著者のゲーボさんは、デューク大学で、エルウィン・サイモンズ(Elwyn SIMONS)さんの指導を受けています。
本書の内容は、以下のように、全3部11編からなります。第Ⅰ部.Biomechanics(1)・第Ⅱ部.The Primate Body(2~7)・第Ⅲ部.Extinct Primates(8~11)という構成です。
霊長類の四肢骨に視点をあてた本はそう多くないので、大変、参考になります。
Primate Origins and Evolution: A Phylogenetic Reconstruction 価格:¥ 11,259(税込) 発売日:1990-02-07 |
この本は、フィールド自然史博物館のロバート・マーティン(Robert D. MARTIN)さんが、霊長類の進化について書いたものです。原題は、『Primate Origins and Evolution: A Phylogenetic Reconstruction』で、1990年にイギリスではケンブリッジ大学出版からアメリカではプリンストン大学出版から出版されました。
著者のマーティンさんは、オックスフォード大学で、1973年にノーベル医学生理学賞を受賞した、ニコラス・ティンバーゲン(Nikolaas TINBERGEN)[1907-1988]の指導を受けてツパイの行動と進化を研究し、博士論文でツパイは原始的な霊長類では無いという結論を出しています。その後、マダガスカル島のキツネザルを研究し、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ校、ロンドン動物学協会、チューリッヒの人類学研究所等に勤務した人類学者です。
本書の内容は、以下のように、全12章からなります。
本書は、化石霊長類の骨や歯のみではなく、現生霊長類の内蔵や染色体等の比較まで書かれており、大変、参考になります。
Primate Evolution and Human Origins (Foundations of Human Behavior) 価格:¥ 4,510(税込) 発売日:1987-03 |
この本は、アイオワ大学のラッセル・ショハーン(Russell L. CIOCHON)さんとニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校のジョン・フリーグル(John G. FLEAGLE)さんにより、霊長類の進化と人類進化の論文を再録した論文集です。1985年に、ベンジャミン・カミングス出版から出版されました。
本書には、以下のように、全7章に分けて44編の論文が再録されています。
本書は、再録された論文集ですが、多くの科学雑誌に発表された内容が1冊にまとめられているので、大変、重宝します。
The Order of Man: A Biomathematical Anatomy of the Primates 価格:¥ 4,400(税込) 発売日:1984-09-10 |
この本は、ウエスタンオーストラリア大学のチャールズ・オックスナード(Charles OXNARD)さんが、霊長類の形態や進化について書いたものです。原題は、『The Order of Man』で、「ヒトの目(もく)」となるでしょうか。「Order」は、分類項目の「目(もく)」となります。副題は「A Biomathematical Anatomy of the Primates」で、「霊長類の生物数学的解剖」とあります。1984年に、香港大学出版から出版されました。
オックスナードさんは、1933年にイギリスのダーラムで生まれ、バーミンガム大学で、1955年に理学士・1958年に医学士・1962年に医学博士・1975年に理学博士を取得しています。バーミンガム大学には、当時、ソリー・ズッカーマン(Solly ZUCKERMAN)[1904-1993]さんが、解剖学の教授として赴任していました。このズッカーマンさんは、イギリスで霊長類学を推進した研究者で、ケープタウン大学及びイェール大学で学び、ロンドン動物園・オックスフォード大学・バーミンガム大学・イーストアングリア大学等で教鞭をとっています。
オックスナードさんは、1966年にシカゴ大学・1978年に南カリフォルニア大学・1990年にウェスタンオーストラリア大学と移り、1997年に名誉教授となりました。
本書の内容は、以下のように、全10章からなります。
本書が他の類書と異なる点は、霊長類の形態を、解剖学・行動から解説し、かつ数理統計学を多用していることです。ちなみに、表紙は、1920年のサル年に描かれた中国のキンシコウ(金絲猴)です。
『ピテカントロプス展』図録表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)
『ピテカントロプス展』は、1996年9月7日(土)~1996年11月24日(日)まで、国立科学博物館で開催されました。この企画展では、インドネシアのサンギラン遺跡で1969年に発見された、ホモ・エレクトス(Homo erectus)の頭蓋骨化石、ピテカントロプス8号(サンギラン 17号)が世界で初公開され話題になりました。
私は、当時、群馬県立自然史博物館に所属していましたが、国立科学博物館(当時)の馬場悠男先生等とサンギラン遺跡の調査をしており、この図録のp.81~p.83に、国立科学博物館の海部陽介さんと一緒に「ピテカントロプス化石の新たなる発見をめざす」を書かせていただきました。1996年に、「インドネシア・日本合同調査団」によるサンギラン遺跡での発掘調査の内容が書かれています。
「ピテカントロプス化石の新たなる発見をめざす」・『ピテカントロプス展図録』[国立科学博物館]p.81(*画像をクリックすると、拡大します。)
「ピテカントロプス化石の新たなる発見をめざす」・『ピテカントロプス展図録』[国立科学博物館]p.82((*画像をクリックすると、拡大します。)
「ピテカントロプス化石の新たなる発見をめざす」・『ピテカントロプス展図録』[国立科学博物館]p.83((*画像をクリックすると、拡大します。)
*以下は、「ピテカントロプス化石の新たなる発見をめざす」のPDF(817KB)です。
「自然史からの招待状No.3.埋葬のジオラマ」(*画像をクリックすると、拡大します。)
これは、「広報とみおか」(1996年12月15日付け)に書いたものです。群馬県立自然史博物館の常設展示『Dコーナー:自然界におけるヒト』の内、「人間性の起源と進化」の「埋葬」のジオラマについて書いています。
このジオラマは、 1960年にイラクのシャニダール洞穴で発見されたネアンデルタール人の埋葬風景を再現したものです。
*以下は、この「埋葬のジオラマ」のPDF(115KB)です。
Survey of Living Primates and Their Anatomy (The Macmillan series in physical anthropology) この本は、デューク大学のフリードラン・アンケル-サイモンズ(Friderun ANKEL-SIMONS)さんが、現生霊長類の形態について書いたものです。ちなみに、夫は、デューク大学のエルウィン・サイモンズ(Elwyn SIMONS)さんです。 原題は、『Survey of Living Primates and Their Anatomy』で、1983年にMacmillan出版から出版されました。なお、本書はその後改訂が加えられて、第3版まで出版されています。中身はその都度、改訂されているので、もし購入するなら、第3版を購入した方が良いでしょう。 ・第2版(下の本)
・第3版(下の本)
初版の内容は、以下のように、全10章からなります。
本書は、霊長類の骨や歯のみではなく、脳・感覚器・成長・ロコモーション・染色体・血液まで書かれており、大変、参考になります。 |
Evolutionary History of the Primates 価格:¥ 8,034(税込) 発売日:1980-02-11 |
この本は、ニューヨーク市立大学の人類学者、フレデリック・ザレー(Frederick S. SZALAY)さんとエリック・デルソン(Eric DELSON)さんが、霊長類の進化について書いたものです。原題は、『Evolutionary History of the Primates』で、1979年にアカデミック・プレス社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、霊長類の分類毎に絶滅種と現生種とがあわせて記載されていいます。
本書は、出版当時の1979年時点では、化石霊長類について最も良くまとめられたものとして有名です。写真や図も豊富に掲載されています。
Approaches to Primate Paleobiology (Contributions to Primatology) 価格:¥ 11,302(税込) 発売日:1975-06 |
この本は、ニューヨーク市立大学のフレデリック・ザレー(Frederic SZALAY)さんによる編で、霊長類の古生態学・形態・進化について書かれた論文集です。原題は、『Approaches to Primate Paleobiology』で、直訳すると『霊長類古生物学へのアプローチ』となるでしょうか。ところが、困ったことに「古生物学」は「Paleontology」という単語がありますが、本書の「Paleobiology」も訳すと「古生物学」となってしまいます。1975年に、「霊長類学への貢献」シリーズの第5巻として、S. Kargerから出版されました。
本書の内容は、以下のように、全3部9編からなります。
Ⅰ.Time and Paleoecology
Ⅱ.Taxonomy and Phylogeny
Ⅲ.Evolutionary Morphology
本書は、出版されてから35年以上も経過しており、内容も古くなっていますが、重要な論文も含まれており、参考になります。
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Primate Evolution 価格:¥ 3,432(税込) 発売日:1990-06 |
この本は、ワシントン大学(セント・ルイス)のグレン・コンロイ(Glenn C. CONROY)さんが、霊長類の進化について書いたものです。原題は、『Primate Evolution』で、1990年に、W. W. Norton & Companyから出版されました。
本書の内容は、以下のように、時代毎に全7章からなります。
本書は、出版されてから年月が経ちましたが、化石霊長類の進化について系統的に書かれており、大変参考になります。
The Chimpanzee, The: Anatomy and Pathology v. 6 価格:¥ 6,989(税込) 発売日:1973-01-01 |
この本は、エモリー大学解剖学教室のボーン(G. H. Bourne)さんによる編で、主にチンパンジーの形態や病理学について書かれた論文集です。原題は、『The Chimpanzee: Anatomy and Pathology』で、1973年にS. KargerとUniversity Park Pressから出版されました。チンパンジーについて書かれた論文集の第6巻になります。
本書の内容は、以下のように、解剖学と病理学の全2部7編からなります。
Anatomy
Pathology
個人的には、第1部解剖学の内、フランクフルト・アム・マイン大学のスタークさんによる、チンパンジー胎児の頭蓋骨の論文を、大変興味深く読みました。
『どうぶつと動物園』第46巻4号(530号)表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)
この「骨から見た動物園」は、1994年4月1日に、財団法人東京動物園協会から出版された『どうぶつと動物園』の第46巻4号(530号)の p.12からp.17に掲載されました。私は以前、財団法人東京動物園協会の動物解説員として東京都恩賜上野動物園に2年間勤務していたことから執筆依頼がきました。
これを書いた当時は、群馬県立自然史博物館建設準備室学芸係に勤務しており、常設展示の構想を練っていたことから、この文章の図のいくつかは、等身大展示として反映させることができました。
「骨から見た動物園」p.12(*画像をクリックすると、拡大します。)
「骨から見た動物園」p.13(*画像をクリックすると、拡大します。)
「骨から見た動物園」p.14(*画像をクリックすると、拡大します。)
「骨から見た動物園」p.15[6の図の内、カバの上顎と下顎が逆になっていますので注意してく下さい。](*画像をクリックすると、拡大します。)
「骨から見た動物園」p.16(*画像をクリックすると、拡大します。)
「骨から見た動物園」p.17(*画像をクリックすると、拡大します。)
*以下は、この「骨から見た動物園」のPDF(1MB)です。
『どうぶつと動物園』第50巻12号(585号)表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)
この「骨から見たヒトと動物」は、1998年12月1日に、財団法人東京動物園協会から出版された『どうぶつと動物園』の第50巻12号(585号)の p.3に掲載されました。私は以前、財団法人東京動物園協会の動物解説員として東京都恩賜上野動物園に2年間勤務していたことから執筆依頼がきました。
「骨から見たヒトと動物」p.3(*画像をクリックすると、拡大します。)
*以下は、この「骨から見たヒトと動物」のPDF(167KB)です。