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年代をはかる (はかるシリーズ) 価格:¥ 1,020(税込) 発売日:1991-03 |
この本は、元国立歴史民俗博物館の今村峯雄さんが、年代測定学について書いた本です。1991年に、日本規格協会から出版されました。
本書の内容は、以下のように全7章からなります。
- 元素の振舞いで年代を測る
- いろいろな年代測定法
- 正しい年代を得る
- 年代を測る道具
- 年代を測るための試料
- 新しい年代測定法
- いろいろな年代を知る
本書には、様々な年代法が平易に書かれており、年代測定学の入門書として最適です。
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年代をはかる (はかるシリーズ) 価格:¥ 1,020(税込) 発売日:1991-03 |
この本は、元国立歴史民俗博物館の今村峯雄さんが、年代測定学について書いた本です。1991年に、日本規格協会から出版されました。
本書の内容は、以下のように全7章からなります。
本書には、様々な年代法が平易に書かれており、年代測定学の入門書として最適です。
日本の美術 (No.421) |
この本は、奈良文化財研究所の光谷拓実さんが、年輪年代法について書いた本です。2001年に、日本の美術第421号として、至文堂から出版されました。
本書の内容は、以下のように6章に分かれます。
この年輪年代法は、アリゾナ大学のA. E. ダグラス(1867-1962)が開発した方法です。日本国内でも、多くの研究が行われましたが、なかなか成功しませんでした。アリゾナの乾燥した気候と日本の湿潤な気候との差が原因であると説明されていました。
しかし、1980年代から、奈良文化財研究所ではこの年輪年代法に取り組み、ヒノキ・スギ・コウヤマキ・ヒバでの適用に成功しています。実際、大阪の池上曽根遺跡出土大型建物のヒノキは、年輪年代法で、紀元前52年であることが判明し、弥生時代の年代が約1世紀遡るという成果が得られています。
考古学と年代測定学・地球科学 (考古学と自然科学) |
この本は、お茶の水女子大学の松浦秀治さん・元都留文化大学の上杉 陽さん・元京都大学の藁科哲男さんの編著により、年代測定学について書かれた本です。1999年に、同成社から出版されました。編著者の一人の松浦秀治さんは、以前ご紹介した元東京大学の故渡辺直経先生のお弟子さんで、人類学をベースとした年代測定を研究されている方です。私は、何も貢献していませんが、出版時に編著者の松浦秀治先生から寄贈していただきました。
本書の内容は、以下のように全2部・7章からなります。
第1部.年代測定学篇
第1章.総論:年代測定・判定法(松浦秀治)
第2章.さまざまな年代測定・判定法(光谷拓実・中井信之・檀原 徹・板谷徹丸・大村明雄・橋本哲夫・今井 登・下川浩一・近堂祐弘・安部 巌・近藤 恵・松浦秀治・兵頭政幸)
第2部.地球科学篇
第1章.地球環境の変遷(遠藤邦彦)
第2章.土壌分析と考古学(坂上寛一)
第3章.火山灰にみる自然環境(上杉 陽)
第4章.日本の気候環境(小川 肇)
第5章.産地同定(藁科哲男・三辻利一・平尾良光)
本書は、様々な年代測定学の専門家が分担して書いている本で、大変、参考になります。
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考古学のための年代測定学入門 価格:¥ 2,940(税込) 発売日:1999-07 |
この本は、奈良教育大学学長の長友恒人さんによる編著で、年代測定法について書かれた本です。1999年に、古今書院から出版されました。
本書の内容は、以下のように全7章からなります。
本書は、タイトルに考古学のための年代測定学とあるように、考古学の事例を多く引用しているので、大変、参考になる本です。
年代測定概論 |
この本は、東京大学(当時)の兼岡一郎さんが、年代測定法について書いた本です。1998年に、東京大学出版会から出版されました。
本書の内容は、以下のように全8章からなります。
本書は、入門編と言うよりは、かなり専門的な本です。しかし、年代測定法の詳細を知りたい場合には大変、役立つ本です。
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年代測定 (大英博物館双書―古代を解き明かす) 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:1998-03 |
この本は、大英博物館科学調査部部長のシェリダン・ボウマン[Sheridan BOWMAN]さんが、年代測定法について書いた本です。小山修三さんの監修で、北川浩之さんによる翻訳で、1998年に大英博物館双書3として、學藝書林より出版されました。
本書の内容は、以下のように全5章からなります。
本書のp.101には、『試料の採集とパッキング』があり、「・・・試料はアルミホイルで包んではいけない。・・・」とあります。この本でも指摘されていますが、イギリスでは、考古学の遺跡において試料をアルミホイルで包む状況を目にしているそうです。実は、私も日本において同様の状況を何度も目にしています。本書から、気を付けないとならないなと、学びました。
14C年代測定法 (考古学ライブラリー 1) |
この本は、遠藤邦彦さんが、炭素14年代法について書いた本です。1978年に、考古学ライブラリー1として、ニュー・サイエンス社から出版されました。著者の遠藤邦彦さんは、前回ご紹介した、元学習院大学の木越邦彦さんのお弟子さんです。
本書の内容は、以下のように全9章からなります。
このC14年代測定法は、アメリカのシカゴ大学のウィラード・リビー(Willard. F. LIBBY)[1908-1980]が、1949年に確立させた年代測定法で、この研究により、1960年にはノーベル化学賞を受賞しています。
年代を測る―放射性炭素法 (1978年) (中公新書) |
この本は、元学習院大学理学部の木越邦彦さんが、年代測定法特に、放射性炭素年代法について書いた本です。1978年に、中公新書496として、中央公論社から出版されました。
本書の内容は、以下のように全11章からなります。
本書は、学習院大学にて実際に多くの放射性炭素年代測定を実施していた著者による本で、大変、参考になります。私は、この本を1982年5月29日(土)に学習院大学にて行われた著者による講演「考古学と自然科学」の終了後に、割り引きで購入したとメモ書きしてありました。
過去をさぐる科学―年代測定法のすべて (1976年) (ブルーバックス) |
この本は、元立教大学の鈴木正男さんが、年代測定法について書いた本です。1976年に、講談社ブルーバックスB282として、講談社から出版されました。 本書の内容は、以下のように全7章からなります。
本書は、少し古い本ですが、当時は日本語で書かれた年代測定学についての本はなく、私も、この本を読んで勉強したことを思い出します。
実は、本書よりも前に、現在休刊中の月刊誌『自然』に1959年から1961年に連載された故渡辺直経[1919-1999]先生による「人類の来た道のりを測る」というものがあり、私も図書館でコピーして自分で製本した経験があります。この連載は、とても素晴らしい内容でした。1996年に、渡辺先生はこの連載を、中央公論新社から製本されて出版されていますが、一般には販売されていません。私も、この製本版を頂戴しましたので、書斎には2冊の製本版が並んでいます。
本書の著者の鈴木正男さんは、渡辺直経先生のお弟子さんで、人類学をベースとした年代測定法を実践された方です。