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人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

世界の民族と生活5.北ヨーロッパ

2013年04月30日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Sekainominzokutoseikatsu5

世界の民族と生活〈5〉北ヨーロッパ (1981年)
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:1981-01

 この本は、『世界の民族と生活』全12巻の第5巻で、「北ヨーロッパ」の民族が紹介されています。このシリーズは、1974年から1978年にオランダのライデン大学が中心となって出版された『Volken en Stammen』が、元になっています。第5巻は、ヘルマン・ヴォウテルスさんが著者です。1981年に、元京都大学の米山俊直[1930-2006]さん・元成城大学の野口武徳[1933-1986]さん・作家兼翻訳家の山下諭一さんによる訳編集により、ぎょうせいから出版されました。

 本巻の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 消えゆく文明
  2. 船乗りと遊牧民、きこりたち
  3. 吟遊詩人、猟師、反骨者たち
  4. 支配者と商人、建設者
  5. きこりとヒツジ飼い、踊り好きな民族
  6. 芸術を愛した民族、農耕民族、騎馬民族

 なお、巻末には、山下諭一さんによる解説が掲載されています。


世界の民族と生活4.北アメリカ

2013年04月29日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Sekainominzokutoseikatsu4

世界の民族と生活〈4〉北アメリカ (1980年)
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:1980-12

 この本は、『世界の民族と生活』全12巻の第4巻で、「北アメリカ」の民族が紹介されています。このシリーズは、1974年から1978年にオランダのライデン大学が中心となって出版された『Volken en Stammen』が、元になっています。第4巻は、ヘルマン・ヴォウテルスさんが著者です。1980年に、元京都大学の米山俊直[1930-2006]さん・元成城大学の野口武徳[1933-1986]さん・作家兼翻訳家の山下諭一さんによる訳編集により、ぎょうせいから出版されました。

 本巻の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 人種のるつぼ、北アメリカ
  2. 極北の発明家たち
  3. 捕鯨と工芸の得意なインディアン
  4. 森林地帯の漁師とわな猟師
  5. 大平原のバッファロー・ハンター
  6. ヒツジを追ってくらす信仰深いインディアン

 なお、巻末には、山下諭一さんによる解説が掲載されています。


世界の人類学者51.ピエール・ポール・ブローカ(Pierre Paul BROCA)[1824-1880]

2013年04月28日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Paulbroca

ピエール・ポール・ブローカ(Paul BROCA)[1824-1880][Stewart(1979)p.196より引用]

 ポール・ブローカは、1824年6月28日に、フランスのボルドー近郊で生まれました。当初は、エンジニアを目指していたそうですが、やがて、医師である父親の影響を受け、1841年にパリ大学医学部に入学し、1849年には医学博士号を取得しています。

 1859年5月19日、ブローカは、中心メンバーとしてパリ人類学会(Societe d'Anthropologie de Paris)を設立しました。このパリ人類学会は、人類学の世界では最古級になる学会です。

 1867年にはパリ大学医学部の病理学主任教授に就任し、翌年の1868年には外科学の教授に就任しました。

 1861年に、ブローカはある患者と出会います。この患者の死亡後、解剖を行うと、ブローカが予想したように、左脳に傷害が認められました。その後、ブローカは剖検例を増やして言語野が左脳にあることをつきとめ1865年に発表しました。現在、その部位は、ブローカ野と呼ばれています。余談ですが、1874年にはドイツの神経科学者、カール・ウェルニッケ(Carl WERNICKE)[1848-1905]が同様の言語野を左脳に発見し、ウェルニッケ野と呼ばれています。

 ブローカは、1867年にパリに人類学研究所を設立し、1876年にはパリ人類学学校も設立しました。また、各種の人骨や人体測定器も開発しています。

 1880年7月8日の深夜、ブローカはベッドで眠ることができなくなりました。まるで窒息するかのように、息をつくことができずソファーに横になり、しばらくして息を引き取ります。ブローカは、この7月8日か翌朝の7月9日に56歳で亡くなりました。死因は、脳出血だと推定されています。

 ブローカは、フランスにおいて、学会・研究所・学校を作り、フランス人類学に大きな貢献をした人生だと言えるでしょう。ブローカは、ポール・トピナール(Paul TOPINARD)[1830-1911]やレオンス・ピエール・マヌヴリエ(Leonce-Pierre MANOUVRIER)[1850-1927]を育てました。この2人は、後に、フランス人類学会に多大な貢献をします。

Broca1989

*ポール・ブローカに関する資料として、以下の文献を参考にしました。

  • Frank Spencer(1997)'Broca, Paul (Pierre) (1824-1880)',"History of Physical Anthropology: An Encyclopedia, Vol.1"(Frank Spencer ed.), Garland Publishing, pp.221-222.

  • 人類学の洋書6.人類学論文集

    2013年04月27日 | E2.人類学の洋書[Anthropology:Foreig

    Broca1989

     この本は、元パリ大学の人類学者、ポール・ブローカ(Paul BROCA)[1824-1880]さんが1871年から1878年にかけて出版した本の復刻版です。1989年に、Jean-Michel Placeから出版されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたので、リンクさせていません。

     本書の内容は、以下の通りです。なお、Claude BLANCKAERTさんによる序文が掲載されています。

    • Avant-Propos des Editeurs
    • Memoires D'Anthropologie
    • La Linguistique et L'Anthropologie
    • Le Transformisme
    • Les Selections
    • Histoire des Travaux de la Societe D'Anthropologie
    • Histoire des Progres des Etudes Anthropologiques
    • L'Anthropologie en 1868

     本書は、ポール・ブローカさんが様々な学術雑誌に掲載した論文集です。


    世界の民族と生活3.中央アメリカ

    2013年04月26日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

    Sekainominzokutoseikatsu3

    世界の民族と生活〈3〉中央アメリカ (1982年)
    価格:¥ 2,940(税込)
    発売日:1982-01

     この本は、『世界の民族と生活』全12巻の第3巻で、「中央アメリカ」の民族が紹介されています。このシリーズは、1974年から1978年にオランダのライデン大学が中心となって出版された『Volken en Stammen』が、元になっています。第3巻は、ヘンク・ストラビンクさんが著者です。1981年に、元京都大学の米山俊直[1930-2006]さん・元成城大学の野口武徳[1933-1986]さん・作家兼翻訳家の山下諭一さんによる訳編集により、ぎょうせいから出版されました。

     本巻の内容は、以下のように、全7章からなります。

    1. 栄光の過去
    2. 漁師と長距離走者
    3. 神聖なペヨーテの狩人
    4. 工芸民族
    5. 宗教、古いものと新しいもの
    6. 幸福は黄金の天国に
    7. 熱帯の太陽の下の真珠

     なお、巻末には、元国立民族学博物館の黒田悦子さんによる解説が掲載されています。


    世界の民族と生活2.南アメリカ

    2013年04月25日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

    Sekainominzokutoseikatsu2

    世界の民族と生活〈2〉南アメリカ (1981年)
    価格:¥ 2,940(税込)
    発売日:1981-08

     この本は、『世界の民族と生活』全12巻の第2巻で、「南アメリカ」の民族が紹介されています。このシリーズは、1974年から1978年にオランダのライデン大学が中心となって出版された『Volken en Stammen』が、元になっています。第2巻は、フィリップ・ヨーセフ・タスさんが著者です。1981年に、元京都大学の米山俊直[1930-2006]さん・元成城大学の野口武徳[1933-1986]さん・作家兼翻訳家の山下諭一さんによる訳編集により、ぎょうせいから出版されました。

     本巻の内容は、以下のように、全5章からなります。

    1. 過去の遺産
    2. 高地農耕部族
    3. 降雨林の狩人たち
    4. 首狩り族と略奪婚
    5. クリオーリョ:信仰と祭礼

     なお、巻末には、元東京大学の大貫良夫さんによる解説が掲載されています。


    世界の民族と生活1.オセアニア・フィリピン

    2013年04月24日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

    Sekainominzokutoseikatsu1

    世界の民族と生活〈1〉オセアニア・フィリピン (1982年)
    価格:¥ 2,940(税込)
    発売日:1982-01

     この本は、『世界の民族と生活』全12巻の第1巻で、「オセアニアとフィリピン」の民族が紹介されています。このシリーズは、1974年から1978年にオランダのライデン大学が中心となって出版された『Volken en Stammen』が、元になっています。第1巻は、ヴォルフ・キーリッヒさんが著者です。1981年に、元京都大学の米山俊直[1930-2006]さん・元成城大学の野口武徳[1933-1986]さん・作家兼翻訳家の山下諭一さんによる訳編集により、ぎょうせいから出版されました。

     本巻の内容は、以下のように、全6章からなります。

    1. 南太平洋の失われた楽園
    2. 夢の時間のなかの追跡者たち
    3. 芸術家、農民、食人の風習
    4. 奇妙な信仰、離れ業、航海の天才
    5. 花咲きみだれる島と美しい女たち
    6. 農民、反逆、石器時代の人びと

     なお、巻末に、元国立民族学博物館の石毛直道さんによる解説が掲載されています。

     但し、本書にも掲載されているフィリピンのミンダナオ島のタサダイ族については、偽物であるというのが通説になっています。


    文化・社会人類学の事典8.文化人類学事典

    2013年04月23日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    文化人類学事典 文化人類学事典
    価格:¥ 21,000(税込)
    発売日:2009-01-17

     この事典は、日本文化人類学会による編で編集された文化人類学の事典です。2009年に、丸善から出版されました。日本文化人類学会は、1934年に日本民族学会として発足しましたが、2004年に日本文化人類学会に改称されています。

     本事典の内容は、以下のように、全18項目に分けて編集されています。

    1. 生きる(松岡悦子)
    2. 暮らす(小長谷有紀)
    3. つながる(上杉富之)
    4. 集まる(清水 展)
    5. 働く(中谷文美)
    6. 表す(太田好信)
    7. 伝える・記す(春日直樹)
    8. 動く(移住)(松田泰二)
    9. なごむ(棚橋 訓)
    10. 癒す(鈴木七美)
    11. 信じる(鈴木正崇)
    12. 交わす(菅原和孝)
    13. 治める(永渕康之)
    14. 争う(足羽興志子)
    15. 開く・援ける(前川哲治)
    16. 探す・創る(福島直人)
    17. 学ぶ(瀬川昌久)
    18. きわめる(桑山敬己)

     本事典は、通常の文化人類学の事典とは異なる視点で編集されています。

    Nihonbunkajinruigakkai2009


    文化・社会人類学の事典7.世界の民族・人種関係事典

    2013年04月22日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    世界の民族・人種関係事典 世界の民族・人種関係事典
    価格:¥ 6,825(税込)
    発売日:2000-05-01

     この事典は、イギリスのスタッフォードシャー大学の社会学者、エリス・キャッシュモア(Ellis Cashmore)さんが世界の民族や人種について書いた事典です。原題は、『Dictionary of Race and Ethnic Relations』で、直訳すると、「人種と民族関係事典」となるでしょうか。2000年に、東海大学の今野敏彦さんによる監訳で、明石書店から出版されました。

     本書の内容は、五十音順に人種や民族について書かれています。他の事典と少し異なるのは、人種問題についてふれられている点でしょう。

    Cashmore2000


    世界の人類学者50.オスマン・ヒル(Osman HILL)[1901-1975]

    2013年04月21日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

    Williamcharlesosmanhill

    オスマン・ヒル(Osman HILL)[1901-1975](Journal of Anatomy, 120巻第2号より改変して引用)

     ウィリアム・チャールズ・オスマン・ヒル(William Charles Osman HILL)は、1901年7月13日に生まれました。やがて、バーミンガム大学医学部に入学し、1924年に卒業します。卒業後、母校の動物学講師に就任しましたが、1925年には医学博士号を取得し、解剖学の講師に就任しました。

     やがて、ヒルに転機が訪れました。1930年にセイロン医科大学[現・コロンボ大学医学部]の解剖学主任教授として赴任したのです。ヒルは、ここで、比較解剖学やヴェッダ人の研究に没頭しました。特に、南アジアや東南アジアに生息する霊長類の研究を行っています。ヒルは、解剖の技術に優れており、かつ、スケッチに優れていたと言われています。

     ヒルに、次の転機が訪れました。1945年、ヒルは帰国するとエディンバラ大学の人類学リーダー(Reader)に就任しました。1950年には、ロンドン動物学協会に解剖学者として勤務し、1962年まで務めています。このロンドン動物園では、リチャード・オーウェン(Richard OWEN)[1804-1892]の時代から、獣医ではなく解剖学者が動物園で死亡した動物を解剖し、その死因を探り、標本を保存していました。ところが、ここで悲劇が起きました。1962年にヒルが辞任すると、そのポストは閉鎖され、それまで保存されていた標本が捨てられてしまったのです。ヒルは、1962年にアメリカのヤーキース霊長類研究センターの副所長に就任し、1969年までそのポストに留まりました。ヒルが後に収集した霊長類の資料は、現在、王立外科学校に収蔵されています。

     ヒルは、生涯に248本の論文や本を残しましたが、その中でも代表的な仕事は、1953年から1974年にかけて霊長類の比較解剖や分類について書いた全8巻からなる大著でした。

    • HILL, Osman (1953)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy I.Strepsirhini』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1955)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy II.Haplorhini: Tarsioidea』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1957)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy III.Pithecoidea Platyrrhini』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1960)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy IV.Cebidae: PartA』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1962)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy V.Cebidae: PartB』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1966)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy VI.Catarrhini Cercopithecoidea: Cercopithecinae』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1974)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy VII.Cynopothecinae(Cercocebus, Macaca, Cynopithecus)』、Edinburgh University Press
    • HILL, Osman (1970)『Primates Comparative Anatomy and Taxonomy VIII.Cynopithecinae(Papio, Mandrillus, Theropithecus)』、Edinburgh University Press

     これらの本には、多くの写真や挿絵が掲載されていますが、挿絵のほとんどは、妻のイヴォンヌ・ヒル(Yvonne HILL)が描いたそうです。元々、このシリーズは、全9巻で完結する予定でしたが、未完に終わってしまいました。

     1975年1月25日、オスマン・ヒルは、73歳でこの世を去りました。第9巻の原稿は完全ではありませんでしたが、遺稿が残されており、周囲の人々は妻のイヴォンヌが引き継いで完成させることを期待していました。ところが、そのイヴォンヌも1976年に死去したために未完となってしまったのです。

     ヒル夫妻は、夫唱婦随で霊長類研究に一生を捧げました。なお、ヒルは、エリマキキツネザル・トクモンキー・スレンダーロリスの亜種を記載しています。また、ヒルの名前は、マンガベイの一種の学名として残されています。


    博物館の企画展示図録12.グレートジャーニー人類の旅

    2013年04月20日 | N5.博物館の企画展図録[Illustrated Bo

    Nsmgreatjourney2013

     この図録は、現在、国立科学博物館の特別展として行われている『グレートジャーニー人類の旅』展の図録です。私は、監修者の国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男先生から寄贈していただきました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。上野の国立科学博物館で購入できます。

    企画展名: 国立科学博物館特別展『グレートジャーニー人類の旅』(この星に、生き残るための物語)

    開催期間: 2013年3月16日(土)~同年6月9日(日)

     本図録の内容は、以下のように、全6章からなります。

    第1章.旅の始まり:2つのグレートジャーニー

    • ラエトリの足跡化石:旅の始まり、旅の終わり
    • 人類遙かなる旅(関野吉晴)
    • 対談「グレートジャーニー」で学んだこと経験したこと(篠田謙一・関野吉晴)
    • 人類の拡散:サピエンスのグレートジャーニー(馬場悠男)

    第2章.熱帯雨林[アマゾン]

    • 熱帯雨林の知恵:今を楽しむ

    第3章.高地[アンデス]

    • 高地の知恵:共同体を生かす
    • 対談「文明の危機といくつかの可能性」(佐藤洋一郎・関野吉晴)

    第4章.極北[アラスカ・シベリア]

    • 極北の知恵:食とエネルギーをむだなく使いつくす

    第5章.乾燥地帯[アタカマ・ゴビ・ヌビア・ダナキル]

    • 乾燥地帯の知恵:水と家畜を大切に使う

    第6章.縄文号の旅と日本[温帯モンスーン]

    • 関野が挑んだ日本人への道(篠田謙一)
    • 手がかりは足元にある:江戸期日本の暮らしのカタチ(鞍田 崇)
    • 「ラエトリ遺跡の猿人家族を復元する」(馬場悠男)
    • 未来を紡ぐ物語(関野吉晴)

     関野吉晴さんは、1949年に東京都で生まれ、1975年に一橋大学法学部を卒業します。一橋大学在学中に探検部を創設して、1971年にはアマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を調査しました。その後、25年間の間に、32回・通算10年間以上にわたって、南米を探検したそうです。現地調査の際に、医療が必要だと感じ1976年に横浜市立大学医学部医学科に入学し、1982年に同大学を卒業して医師になります。1993年12月からは、グレートジャーニーを始め、徒歩・ラクダ・自転車・犬ぞり・トナカイぞり・カヌー・カヤック・シーカヤック・カユック等を使って、世界中を旅しながら、人類が辿った道を訪ねています。2002年には、武蔵野美術大学造形学部教養文化研究室教授に就任して、後進の指導も行っています。


    文化・社会人類学の事典6.世界の少数民族を知る事典

    2013年04月19日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    世界の少数民族を知る事典 世界の少数民族を知る事典
    価格:¥ 5,964(税込)
    発売日:1990-03-15

     本書は、ジョージナ・アシュワース(Geogina Ashworth)さんによる編で編集された、世界の少数民族に関する事典です。原書は、全3巻の『World Minorities』(1977年・1978年・1980年)です。京都造形芸術大学の辻野 功さん・京都芸術短期大学の仲尾 宏さん・花園大学の加藤靖弘さん・京都外国語大学の沢田俊明さん・京都造造形芸術大学の鈴木清史さん・園田学園女子大学の浜嶋 聡さん・海野めぐみさんによる翻訳で、1990年に明石書店から出版されました。

     本書の内容は、以下のように、地域毎に書かれています。

    1. アジア
    2. 西アジア
    3. アフリカ
    4. 西ヨーロッパ
    5. 東ヨーロッパ・ソ連
    6. アメリカ
    7. オセアニア

     本書は、まとまった本が少ない世界の少数民族について書かれており、大変、参考になります。

    Ashworth1990


    文化・社会人類学の事典5.世界民族問題事典

    2013年04月18日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    世界民族問題事典 世界民族問題事典
    価格:¥ 23,447(税込)
    発売日:1995-09

     この事典は、元国立民族学博物館の梅棹忠夫[1920-2010]による監修・元国立民族学博物館の松原正毅さんによる編集代表で、世界の民族問題について編集された事典です。1995年に、平凡社から出版されました。

     本事典は、アイウエオ順に世界中の民族問題について書かれています。執筆者は、621人にも及び、あらゆる民族問題について網羅されており、大変、参考になります。

    Umesao1995


    文化・社会人類学の事典4.世界民族事典

    2013年04月17日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    世界民族事典 世界民族事典
    価格:¥ 23,100(税込)
    発売日:2000-07

     この事典は、元筑波大学の文化人類学者・綾部恒雄[1930-2007]さんによる監修で編集された世界民族の事典です。2000年に、弘文堂から出版されました。

     本事典の内容は、以下のように、全2部からなります。

    ・民族篇

    ・地域・国家篇

     本事典は、483人にものぼる執筆者が約4500項目にわたって執筆しており、重要な事典です。

    Ayabe2000


    文化・社会人類学の事典3.文化人類学事典

    2013年04月16日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of
    文化人類学事典 文化人類学事典
    価格:¥ 21,000(税込)
    発売日:1987-01

     この本は、元東京都立大学の石川栄吉[1925-2005]さん・元国立民族学博物館の梅棹忠夫[1920-2010]さん・元東京大学の大林太良[1929-2001]さん・元明治大学の蒲生正男[1927-1981]さん・元国立民族学博物館の佐々木高明[1929-2013]さん・元国立民族学博物館の祖父江孝男[1926-2012]さんによる編集で作られた文化人類学の事典です。

     本書は、1987年に弘文堂から出版されました。なお、1995年には、本書の縮刷版が出版されています。

     本書は、457人の執筆者が2600項目を執筆しており、大変、参考になります。

    Ishikawaumesaoobayashigamosasakisof