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人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

人類学講座9.適応

2010年02月28日 | E3.人類学講座[Anthropology Textbook

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(*画像をクリックすると、拡大します。)

適応 (人類学講座)
価格:¥ 3,675(税込)
発売日:1988-04
 人類学講座第9巻の『適応』は、元立教大学の香原志勢先生による責任編集により、1988年に雄山閣出版から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全9章からなります。

  1. 人類適応論(香原志勢)
  2. 霊長類の適応(江原昭善)
  3. 人類の力学的適応(遠藤萬里・山崎信寿)
  4. 直立二足歩行への適応(馬場悠男)
  5. バイオリズムと時間生物学(佐々木 隆)
  6. 海女(小林庄一)
  7. 技術と適応(早弓 惇)
  8. 遊牧民の二つの適応戦略(佐藤 俊)
  9. 文化的適応(米山俊直)

雑誌・動物考古学18.「動物考古学」第18号

2010年02月27日 | L7.動物考古学の雑誌:動物考古学[J. o

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 雑誌「動物考古学」の第18号は、2002年5月に、動物考古学研究会により出版されました。本号には、論文4編・研究ノート1編・資料紹介編・その他2編が掲載されています。

(論文)

  • 津村宏臣・小林謙一・坂口 隆・建石 徹・西本豊弘「縄文集落の生態論(2):遺跡分布の評価とセツルメントシステムの予測」
  • 津村宏臣「空間コンプレックスの抽出と遺跡間関係評価の方法:考古学における空間分析(2)」
  • 西谷 大「海南島リー族のネズミ捕獲弓」
  • 吉村郊子「二重単系社会における家囲いの継承と再編成:ナミビアの牧畜民ヒンバの事例から」

(研究ノート)

  • 戸谷敦司・黒住耐二・石井正徳・忍澤成視「八丈島・八丈小島採取の大型オオツタノハ生貝」

(資料紹介)

  • 志村 哲「熊形埴輪」

(その他)

  • 第5回動物考古学研究集会報告
  • 新刊紹介

子供向け・人類進化の本12.まんが人間の歴史5・思想と科学のめばえ

2010年02月26日 | E8.子供向けの本:人類進化[Human Evol
思想と科学のめばえ (まんが人間の歴史) 思想と科学のめばえ (まんが人間の歴史)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1996-04

 この本は、漫画家の吉川 豊さんによる、人類進化のマンガです。全7巻の『人間の歴史』シリーズの第5巻「思想と科学のめばえ」として、1996年に、理論社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3章からなります。

  1. 神様と科学
  2. 神様と人間
  3. 神話から科学へ

 本書は、思想や科学の発達について書かれています。

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人類学講座8.成長

2010年02月25日 | E3.人類学講座[Anthropology Textbook

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人類学講座〈8〉成長 (1979年)
価格:¥ 3(税込)
発売日:1979-02

 人類学講座第8巻の『成長』は、元防衛医科大学の木村邦彦先生による編集責任により、1979年に雄山閣出版から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全5章からなりますが、すべて、木村邦彦先生がお書きになられています。

  1. 研究の歴史と方法
  2. 発生:受精から出生まで
  3. 発育:出生から成人まで
  4. 遺伝と環境
  5. 老化

雑誌・動物考古学17.「動物考古学」第17号

2010年02月24日 | L7.動物考古学の雑誌:動物考古学[J. o

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 雑誌「動物考古学」の第17号は、2001年10月に、動物考古学研究会により出版されました。本号には、論文3編・研究ノート4編と新刊紹介が掲載されています。

(論文)

  • 小野林太郎「ボルネオ島東岸域における新石器時代漁労活動の特色と環境利用圏:魚骨資料の分析とセンポルナ海域での民族調査からの検討」
  • 小谷真吾「パプアニューギニア高地辺縁部における伝統的農法の生業生態と社会構造」
  • 縄田浩志「スーダン領紅海沿岸ベジャ族のラクダを用いた島嶼利用:サンゴ礁地形と潮汐条件との関係からの分析」

(研究ノート)

  • 西本豊弘・津村宏臣・小林謙一・坂口 隆・建石 徹「縄文集落の生態論(1)」
  • 北條朝彦「出土遺物に描かれた動物(Ⅲ):近年における奈良・平安期の出土例」
  • 北川千織「先王朝時代の下エジプト出土の骨角器について」
  • 卯田宗平「イセエビ刺し網漁師の漁獲行動について:房総半島一海付き村の生態」
  • 新刊紹介

子供向け・人類進化の本11.まんが人間の歴史4・文明の光と影

2010年02月23日 | E8.子供向けの本:人類進化[Human Evol
文明の光と影 (まんが人間の歴史) 文明の光と影 (まんが人間の歴史)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1996-01

 この本は、漫画家の吉川 豊さんによる、人類進化のマンガです。全7巻の『人間の歴史』シリーズの第4巻「文明の光と影」として、1996年に、理論社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3章からなります。

  1. 文明と人間
  2. 文明の歯車
  3. 文明の光と影

 本書は、文明の発展について書かれています。

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動物考古学・家畜の本12.人・他界・馬

2010年02月22日 | L2.動物考古学の本:家畜(ウマ・ウシ・
人・他界・馬―馬をめぐる民俗自然誌 人・他界・馬―馬をめぐる民俗自然誌
価格:¥ 2,039(税込)
発売日:1991-01

 この本は、元琉球大学の小島瓔禮さんによる編著で、馬の歴史と民俗について書かれたものです。1991年に、東京美術から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全12章からなります。

  1. 馬と人生:日本人のみた馬
  2. 馬頭観音以前のこと:生死観からみた馬の供養
  3. 天から小馬で来る女:日本の妖怪信仰からの展望
  4. 大王の世紀と馬飼部:古代史の馬を飼う部民
  5. 神々の馬:日本の神信仰とヨーロッパの魔の狩人
  6. 春を舞う馬:日本の春駒とヨーロッパのひょこすか馬
  7. 馬と豊饒の女神:日本の大嘗祭とヨーロッパの穀物神信仰
  8. 魔の馬の足跡:中央アジアの宗教表象からユーラシアへ
  9. 天馬の歌:中国大陸の民俗からの展望(西脇隆夫)
  10. 馬の起源と太陽の馬:ユーラシアの神話からの展望(大林太良)
  11. 雷の馬・王殺しの馬:西アジアの神話からユーラシアへ(大林太良)
  12. 生と死の馬:ヨーロッパの民俗からの展望(飯豊道男)

 本書は、直接、動物考古学の本ではありませんが、馬について幅広く書かれており、大変、参考になります。

Kojima1991


人類進化の本30.ルーシーの膝

2010年02月21日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap
ルーシーの膝―人類進化のシナリオ ルーシーの膝―人類進化のシナリオ
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2002-04

 この本は、フランスのコレージュ・ド・フランスの古人類学者、イヴ・コパン(Yves COPPENS)さんが、人類進化について書いたものです。元国立科学博物館の馬場悠男先生と日本歯科大学の奈良貴史さんによる翻訳で、2002年に、紀伊国屋書店から出版されました。

 ちなみに、この本の表紙に掲載されているアウストラロピテクス・アファレンシスのルーシーの骨格と復元像は、私が担当した群馬県立自然史博物館の「自然界におけるヒト」のコーナーで展示されているものが使用されました。復元像はイギリスのジョン・ホームズさんが作製し、全身骨格は日本のオモテ工芸と矢島製作所で作製したものです。出版時に、馬場先生から謹呈していただきました。

 本書の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 「前人類」:人間以前の人類の歴史・ヒト科の起源
  2. 人類:人類と人類の歴史・人類の起源
  3. 歴史的展望:人類史の歴史
  4. 自伝:私の人類学の歴史
  5. 化石としてのルーシー:人類史の歴史のヒロインの歴史
  6. 象徴としてのルーシー:人類史のヒロインの歴史の歴史

 著者のイヴ・コパンさんは、1982年に、ミュージカルの「ウエストサイド・ストーリー」にかけて、「イーストサイド・ストーリー」という仮説を提唱しました。これは、アフリカの大地溝帯が出現した際に、イーストサイド(東側)は乾燥してサバンナに変わるという気候変動の結果、初期人類が直立二足歩行を始めたというものです。但し、最近の化石人類の発見からは、初期人類はサバンナで直立二足歩行を始めたのではなく、すでに、森林で始めていたというのが定説になりつつあります。

Coppens1999


人類進化の本29.ルーシーの子供たち

2010年02月20日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap

Johanson1989

ルーシーの子供たち―謎の初期人類、ホモ・ハビリスの発見
価格:¥ 2,548(税込)
発売日:1993-11

 この本は、アリゾナ州立大学・人類起源研究所のドナルド・ジョハンソン(Donald JOHANSON)さんとサイエンスライターのジェイムズ・シュリーヴ(James SHREEVE)さんが、タンザニアのオルデュヴァイ渓谷で、ホモ・ハビリスの化石を発見する物語について書いたものです。この化石は、OH62という標本番号がつけられました。これは、Olduvai Hominidの頭文字からとっています。

 1989年に出版された『Lucy's Child』を、監修者・馬場悠男先生、翻訳堀内静子さんにより、1993年に早川書房から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全4章からなります。

  1. アフリカへ
  2. オルドヴァイへの道
  3. アウストラロピテクス・ボイセイか、ホモ・ハビリスか
  4. 人間になる

 本書は、前回ご紹介した、『ルーシー』の続編とも言うべき本です。但し、前回がアウストラロピテクス・アファレンシスの発見物語で、今回は、そのアファール猿人よりも新しい、ホモ・ハビリスの発見物語であるところが異なります。つまり、本書のタイトルは、ルーシーよりも後の時代の人類化石なので、ルーシーの子供となっているわけです。本書も、前書と同様に研究者同士の発見や研究レースについて言及されており、生々しい現場が伝わってきます。


人類進化の本28.ルーシー

2010年02月19日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap
ルーシー―謎の女性と人類の進化 (自然誌選書) ルーシー―謎の女性と人類の進化 (自然誌選書)
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:1986-08
Lucy: The Beginnings of Humankind Lucy: The Beginnings of Humankind
価格:¥ 1,630(税込)
発売日:1990-09-15

 この本は、アリゾナ州立大学・人類起源研究所のドナルド・ジョハンソン(Donald JOHANSON)さんと、科学ジャーナリストのマイトランド・エディ(Maitland EDEY)さんが、1974年にエチオピアのハダールで発見された、アウストラロピテクス・アファレンシスの発見に到る経緯や人類進化について書いたものです。「ルーシー」とは、全身骨格の約40%が発見されたアファール猿人の化石の愛称で、調査時に流れていたビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンド」から命名した逸話は有名です。

 1981年に、『LUCY: The Beginnings of Humankind』として出版されたものを、椙山女学園大学の渡辺 毅さんによる翻訳で、1986年にどうぶつ社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全5章からなります。

  1. 背景
  2. 黄金時代(1967-1977)
  3. ルーシーとは
  4. なぜルーシーは直立して歩いたか
  5. 残された問題

 本書は、ジョハンソンさんがルーシーを発見するまでの物語と発見されてからの研究の経緯が詳細に書かれており、大変、興味深いものです。また、研究者同士の化石発見のレースや研究を巡るいざこざ等も書かれており、生々しい化石発見・化石研究の現場を知ることができます。

Johanson1981


骨考古学の洋書10.人骨マニュアル

2010年02月18日 | I7.骨考古学の洋書[Osteoarchaeology:
The Human Bone Manual The Human Bone Manual
価格:¥ 3,581(税込)
発売日:2005-10-13

 この本は、カリフォルニア大学の古人類学者、ティム・ホワイト(Tim D. WHITE)さんとピーター・フォルケンス(Pieter A. FOLKENS)さんが、骨学について書いたものです。原題は、『The Human Bone Manual』で、2005年にアカデミック・プレス社から出版されました。

 本書は、ホワイトさんが原稿を書き、フォルケンスさんがイラストを担当しています。本書は、前回ご紹介した、『Human Osteology』の簡略版となります。

 本書の内容は、以下のように、全19章からなります。

  1. イントロダクション
  2. フィールドでの人骨の取り扱い方
  3. 骨学の倫理
  4. 骨の生物学と変異
  5. 死後の骨の変化
  6. 解剖学用語
  7. 頭蓋骨
  8. 舌骨と脊椎骨
  9. 胸部:胸骨と肋骨
  10. 肩:鎖骨と肩甲骨
  11. 腕:上腕骨・橈骨・尺骨
  12. 手:手根骨・中手骨・指骨
  13. 骨盤:仙骨・尾骨
  14. 脚:大腿骨・膝蓋骨・脛骨・腓骨
  15. 足:足根骨・中足骨・趾骨
  16. 骨と歯の古病理
  17. ラボでの手順とレポート
  18. 個人と集団の骨生物学

 本書は、ペーパーバックで、価格も安く、アメリカでの学生向けの骨学の教科書です。廉価版とは言え、本家版と同じ写真や図が使用されており、引けをとりません。

Whitefolkens2000

White & Folkens(2000)『Human Bone Manual』表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)


骨考古学の洋書9.ヒトの骨学

2010年02月17日 | I7.骨考古学の洋書[Osteoarchaeology:

Human Osteology, Third Edition Human Osteology, Third Edition
価格:¥ 8,404(税込)
発売日:2011-01-15

Human Osteology, Second Edition Human Osteology, Second Edition
価格:¥ 8,585(税込)
発売日:2000-01-15

 この本は、カリフォルニア大学の著名な古人類学者、ティム・ホワイト(Tim D. WHITE)さんとピーター・フォルケンス(Pieter A. FOLKENS)さんが、ヒトの骨学について書いたものです。ホワイトさんが本文を書き、フォルケンスさんがイラストを担当しています。原題は、『Human Osteology』で、1991年に第1版が、2000年に第2版が、アカデミック・プレス社より出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全23章と付録からなります。ただ、私は、まだ第2版を持っていませんので、以下は、第1版の内容です。

  1. イントロダクション
  2. 骨の生物学
  3. 解剖学用語
  4. 頭蓋骨
  5. 舌骨と脊椎骨
  6. 胸部:胸骨と肋骨
  7. 肩:鎖骨と肩甲骨
  8. 腕:上腕骨・橈骨・尺骨
  9. 手:手根骨・中手骨・指骨
  10. 骨盤:仙骨・尾骨・寛骨
  11. 脚:大腿骨・膝蓋骨・脛骨・腓骨
  12. 足:足根骨・中足骨・趾骨
  13. 出土人骨の発掘・準備・注記
  14. 人骨の分析
  15. 死亡年齢・性別・身長・民族の推定
  16. 非計測的計測と古病理
  17. 死後変化
  18. 集団の復元
  19. 古人類学的ケース・スタディ
  20. 考古学的ケース・スタディ
  21. 法医学的ケース・スタディ
  22. 骨学の倫理

付録.写真撮影と出典

 本書の最大の特徴は、基本的に実物大の人骨の写真が掲載されていることです。したがって、実際に写真の上に人骨を置いて比較検討することが可能です。


人類学講座7.人種

2010年02月16日 | E3.人類学講座[Anthropology Textbook

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人類学講座〈7〉人種 (1977年)
価格:¥ 3(税込)
発売日:1977-01

 人類学講座第7巻の『人種』は、元東京大学の故寺田和夫[1928-1987]先生による編集責任により、1977年に雄山閣出版から出版されました。寺田先生は、主にアンデスの考古学や人類学の調査をされていた研究者ですが、東京大学の定年前に逝去されました。

 本書の内容は、以下のように、全5章からなります。

  1. 人種とは何か(寺田和夫)
  2. 人種特徴(保志 宏)
  3. 人種の分類と分布(寺田和夫)
  4. 混血と人種(保志 宏)
  5. 人種主義と人種的偏見(馬場優子)

日本人の起源の本18.鈴木尚骨格人類学論文集

2010年02月15日 | F1.日本人の起源の本[Origin of Japane

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(*画像をクリックすると、拡大します。)

鈴木尚骨格人類学論文集 (人間科学全書―研究集録シリーズ)
価格:¥ 13,252(税込)
発売日:1992-06

 この本は、元東京大学の故鈴木 尚[1912-2004]先生の傘寿を記念して、鈴木先生の論文をまとめて1冊にしたものです。鈴木尚先生傘寿記念会編により、1992年に、てらぺいあから出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3部からなります。

Ⅰ.総説(9編)

Ⅱ.原著論文・報告(49編)

Ⅲ.あとがき

 ちなみに、私は、鈴木先生の最後の弟子として、記念会発起人として末席を汚させていただきました。また、本書の鈴木先生の略歴を作成させていただきました。本書は、主に人類学雑誌に投稿された論文を中心として、その他、手に入りにくい論文も掲載されているので、大変、重宝します。


人類進化の本27.ネアンデルタールの謎

2010年02月14日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap
ネアンデルタールの謎 ネアンデルタールの謎
価格:¥ 2,037(税込)
発売日:1996-11
The Neandertal Enigma: Solving the Mystery of Modern Human Origins The Neandertal Enigma: Solving the Mystery of Modern Human Origins
価格:¥ 2,378(税込)
発売日:1995-09

 この本は、サイエンスライターのジェイムズ・シュリーヴ(James SHREEVE)さんが、ネアンデルタール人について書いたものです。1995年に出版された、『The Neandertal Enigma: Solving the Mystery of Modern Human Origins』を、名谷一郎さんが翻訳して、1996年に角川書店から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全12章からなります。

  1. 人間と動物の境界線
  2. 人類の大家族
  3. ミトコンドリアよ、語れ
  4. 一人の女性をめぐる論争
  5. ニューオーリンズへ
  6. 石器時代へようこそ
  7. カルメル山のミステリー
  8. われわれという意識
  9. 時間という問題
  10. 現代的になる
  11. 二つの知恵
  12. でも、なぜ?

 本書は、サイエンスライターのシュリーヴさんが、ネアンデルタール人について幅広くわかりやすく書いており、大変、参考になります。