人間の顔―人相学序説 (1980年) 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:1980-11 |
この本は、元日本歯科大学の山崎 清[1901-1985]さんが、人間の顔について書いたものです。副題には、「人相学序説」とあります。1980年に、白水社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全15章からなります。
- 顔への遍歴(序にかえて)
- 1.江戸時代の人相学事情
- 2.西洋人相学事情
- 3.骨相学事情
- 4.人類学における頭骨
- 5.顔の研究方法
- 6.顔の側面観
- 7.プロフィル
- 8.顔の観察(1)
- 9.顔の観察(2)
- 10.心理学における人間類型
- 11.類型と類型論
- 12.類型学の諸学派
- 13.人相とコンピュータ(XY方式)
- 14.社会集団の顔:集団人相学へのアプローチ
著者の山崎 清さんは、日本歯科医学専門学校(現・日本歯科大学)を卒業後、フランスに留学し、パリ歯科大学及びパリ人類学学校を卒業しています。帰国後、母校と鶴見大学で、主に歯科矯正学の分野で教鞭をとっていました。本書では、19世紀にヨーロッパで発達した、「骨相学(フレノロジー)」について多く書かれています。