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人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

博物館の事典・辞典2.博物館学事典

2014年08月31日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館学事典 博物館学事典
価格:¥ 12,960(税込)
発売日:1996-09

 この『博物館学事典』は、元明治大学の倉田公裕さんによる監修、石渡美江さん・熊野正也さん・松浦淳子さん・矢島國雄さんの4人による編で書かれた、博物館学の事典です。1996年に、東京堂出版から出版されました。

 本書の内容は、以下のように全11に分類され、様々な項目が解説されています。

  1. 概論
  2. 歴史
  3. 行政・運営
  4. 資料
  5. 保存
  6. 教育
  7. 社会
  8. 建築
  9. 団体
  10. 書籍
  11. 人物

 本書は、4人の編者・25人の執筆者により、全491頁にも及ぶ事典で、博物館学の様々なテーマについて調べることができる事典です。

Kurata1996


博物館の事典・辞典1.大学博物館事典

2014年08月30日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

大学博物館事典―市民に開かれた知とアートのミュージアム 大学博物館事典―市民に開かれた知とアートのミュージアム
価格:¥ 10,080(税込)
発売日:2007-08

 この『大学博物館事典』は、大学博物館の事典として、日本全国の130の大学にある162の大学博物館が紹介されています。明治大学博物館の伊能秀明さんの監修により、2007年に日外アソシエーツ株式会社から出版されています。博物館は、都道府県別に紹介されています。

 大学博物館は、他の公立博物館や私立博物館に比べて敷居が高く知名度が低いと感じる方もいるかもしれません。しかし、歴史のある大学では長年収集したコレクションを、また歴史が浅い大学でも特徴を持ったコレクションを収集して公開しています。お近くの大学博物館を、訪問してみて下さい。

Iyoku2007


博物館の講座9.新版博物館学講座12・博物館経営論

2014年08月29日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館経営論 (新版・博物館学講座) 博物館経営論 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:1999-10

 この『博物館経営論』は、新版博物館学講座の12として、1999年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全9章に分かれます。

Ⅰ.博物館経営の目的・理念と方法

  1. 博物館経営の目的と理念(鷹野光行)
  2. 日本における博物館経営の現状と課題(米田耕司)
  3. アメリカにおける博物館経営の現状と課題(山本珠美)
  4. 経営の基本構成(米田耕司)
  5. 博物館運営計画の立案(山地 純)
  6. 博物館利用者と運営方針(山地 純)
  7. 運営計画の管理(山地 純)

Ⅱ.博物館設置の条件(米田耕司)

  1. 博物館設置の目的・理念
  2. 博物館設置の環境
  3. 博物館設置基準

Ⅲ.博物館の機構および組織(鷹野光行)

  1. 博物館の経営体と機構
  2. 博物館の組織
  3. 博物館協議会
  4. 友の会

Ⅳ.博物館の職員論(鷹野光行)

  1. 館長論
  2. 学芸員論
  3. 事務職員など
  4. 博物館ボランティア

Ⅴ.博物館の予算と経営

  1. 博物館の行財政制度(鷹野光行)
  2. 予算と経営の特色(米田耕司)
  3. 博物館と税制(川崎義雄)
  4. 民間企業等との協力の推進(高安礼士)

Ⅵ.ミュージアム・マーケティング(佐々木 亨)

  1. マーケティングとは何か
  2. 事例研究:利用者調査とマーケティング・プロセスモデル
  3. 事業評価

Ⅶ.博物館広報(山地 純)

  1. 博物館広報の基本
  2. 広報計画
  3. 自主メディアによる広報
  4. 取材に対する対応
  5. 積極的な広報

Ⅷ.ミュージアム・サービス(青木 豊)

  1. 快適な博物館
  2. ミュージアム・ショップの意義
  3. ミュージアム・グッズの必要条件

Ⅸ.館種別博物館の企画運営

  • 自然史博物館(中川志郎)
  • 理工系博物館(山田英徳)
  • 動物園(中川志郎)
  • 植物園(手塚映男)
  • 水族館(祖一 誠)
  • 歴史博物館(八幡義信)
  • 美術館(前川公秀)
  • 企業博物館(半田昌之)
  • 野外博物館(三輪修三)
  • 子どもの博物館(染川香澄)
  • 郷土博物館(金山喜昭)

Hakubutsukangaku12


博物館の講座8.新版博物館学講座11・博物館情報論

2014年08月28日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館情報論 (新版・博物館学講座) 博物館情報論 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:1999-08

 この『博物館情報論』は、新版博物館学講座11として、1999年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全4章に分かれます。

Ⅰ.博物館情報概説(田窪直規)

  1. 博物館における情報の意義
  2. 博物館活動と情報の諸相
  3. 博物館における情報の種類
  4. 今後の課題

Ⅱ.博物館における情報の提供と活用方法

  1. 博物館とマルチメディア(中野良一)
  2. 博物館資料のデータベース化と活用(波多野宏之)
  3. 展示におけるマルチメディアの活用(水嶋英治)
  4. 生涯学習におけるマルチメディアの活用(田代英俊)
  5. 情報ネットワークとその活用(若宮広和)
  6. 情報機器選定の要点(田代英俊)
  7. ネットワーク導入の要点(山田陽志郎)

Ⅲ.海外の博物館における情報化の現状(水嶋英治)

  1. 主な博物館における情報化の現状
  2. 博物館のネットワーク化への取り組みと将来

Ⅳ.館種別博物館の情報化の現状と課題

  • 自然史博物館(勝山輝男)
  • 理工系博物館(水嶋英治)
  • 動物園(本島雅昭)
  • 植物園(梅室英夫)
  • 水族館(柴田勝重)
  • 歴史博物館(石倉亮治)
  • 美術館(波多野宏之)

Hakubutsukangaku11


博物館の講座7.新版博物館学講座10・生涯学習と博物館活動

2014年08月27日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館学講座 (10) 博物館学講座 (10)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:1999-12

 この『生涯学習と博物館活動』は、新版博物館学講座10として、1999年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全9章に分かれます。

Ⅰ.博物館教育活動の目的と意義(大堀 哲)

  1. 博物館と教育
  2. 生涯学習と博物館

Ⅱ.博物館教育活動の内容と方法(大堀 哲)

  1. 博物館教育活動の体系
  2. 館内活動
  3. 館外活動
  4. グループ・サークル・友の会などの諸団体の育成

Ⅲ.博物館活動プログラムの編成

  1. 諸活動の企画立案と年間計画立案作成まで(杉山正司)
  2. 企画検討事項(西 源二郎)

Ⅳ.教育活動(学習支援活動)の企画と実施(西 源二郎)

  1. 人による解説
  2. 館内学習活動
  3. 館外学習活動
  4. 講演会、上映会、コンサート
  5. 作品募集

Ⅴ.博物館の教育サービス(大堀 哲)

  1. レファレンス・サービス
  2. 教材資料の貸し出し
  3. 博物館の出前講座
  4. 移動博物館
  5. ワークシート

Ⅵ.博物館ボランティア(大堀 哲)

  1. 最近のボランティア活動の動向
  2. なぜ、博物館にボランティアか
  3. 博物館ボランティアの現状
  4. 博物館ボランティアに求められる基本要件
  5. 博物館ボランティア活動の課題

Ⅶ.博物館活動担当者(布谷知夫)

  1. 日本の学芸員とMuseum Educator
  2. Museum Teacher
  3. 展示解説員

Ⅷ.博物館の出版活動(沼辺信一)

  1. 出版活動の意義
  2. 出版物の種類
  3. 電子出版(CD-ROM)の活用

Ⅸ.館種別博物館の教育活動の特色

  • 自然史博物館(中川志郎)
  • 理工系博物館(高安礼士)
  • 動物園(三戸幸久)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(高田浩二)
  • 歴史博物館(高橋一夫)
  • 美術館(米田耕司)

Hakubutsukangaku10


博物館の講座6.新版博物館学講座9・博物館展示法

2014年08月26日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館展示法 (新版 博物館学講座)

博物館展示法 (新版 博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:2000-02

 この『博物館展示法』は、新版博物館学講座9として、2000年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全6章に分かれます。

Ⅰ.展示の概念(青木 豊)

  1. 広義の展示
  2. 博物館展示

Ⅱ.展示の分類と形態(青木 豊)

  1. 分類基準と形態表
  2. 分類と形態:展示論史的考察

Ⅲ.展示設備:展示装置/展示備品など(高橋信裕)

  1. 展示ケース
  2. 造形物
  3. 情報の提示装置
  4. 展示照明器具/演示具

Ⅳ.新しい時代の展示(高橋信裕)

  1. 博物館展示の概観と近年の潮流
  2. 今後の展示および展示装置の傾向

Ⅴ.展示計画から完成まで(山田英徳)

  1. 展示計画のための基本的な要素
  2. 展示計画の手順
  3. 製作施工の手順
  4. 展示のリニューアル
  5. 展示評価

Ⅵ.館種別博物館の展示活動

  • 自然史博物館(布谷知夫)
  • 理工系博物館(山田英徳)
  • 動物園(成島悦雄)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(長井健生)
  • 歴史博物館[歴史(八幡義信)・考古(鷹野光行)・民族民俗(加藤有次)]
  • 美術館(阿部信雄)
  • 総合博物館(加藤有次)
  • 野外博物館(三輪修三)
  • 子どもの博物館(染川香澄)
  • 学校博物館[大学博物館(鷹野光行)・小学校の学校博物館(塩川友弥子)]

Hakubutsukangaku9


博物館の講座5.新版博物館学講座6・博物館調査研究法

2014年08月25日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館調査研究法 (新版・博物館学講座) 博物館調査研究法 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:2001-05

 この『博物館調査研究法』は、新版博物館学講座6として、2001年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全3章に分かれます。

Ⅰ.博物館における調査研究活動

  • 1.調査研究活動の目的意義(鷹野光行)
  • 2.調査研究の内容(1)博物館資料の研究[人文系博物館(八幡義信)・自然系博物館(西 源二郎)]
  • 3.調査研究の内容(2)博物館の研究(鷹野光行)
  • 4.調査研究の内容(3)保存科学の研究(三浦定俊)
  • 5.学芸員による調査研究の役割と研究課題の確立(鷹野光行)
  • 6.他館との共同研究(金山喜昭)
  • 7.大学等他の研究機関との連携(金山喜昭)
  • 8.調査研究への市民参加(米田耕司)

Ⅱ.研究成果の市民への還元

  • 1.利用者の対象と還元システム(望月賢二)
  • 2.博物館展示活動への展開(望月賢二)
  • 3.生涯学習への展開(望月賢二)
  • 4.研究者への学術情報の提供(佐々木勝浩)
  • 5.研究成果の情報システム化(佐々木勝浩)

Ⅲ.館種別博物館の調査研究

  • 自然史博物館(柴 正博)
  • 理工系博物館(佐々木勝浩)
  • 動物園(宗近 功)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(西 源二郎)
  • 歴史博物館(金山喜昭)
  • 美術館(米田耕司)
  • 総合博物館(金山喜昭・加藤有次)

Hakubutsukangaku6


博物館の講座4.新版博物館学講座5・博物館資料論

2014年08月24日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館資料論 (新版 博物館学講座) 博物館資料論 (新版 博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:1999-06

 この『博物館資料論』は、新版博物館学講座5として、1999年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全5章に分かれます。

Ⅰ.博物館資料の概念(青木 豊)

  1. 博物館資料とは
  2. 博物館資料の条件

Ⅱ.博物館資料の分類(青木 豊)

  1. 一次資料と二次資料
  2. 一次資料
  3. 二次資料
  4. 目的別資料の種類

Ⅲ.博物館資料の修復(内川隆志)

  1. 博物館資料修復の目的
  2. 人文系博物館資料の修復

Ⅳ.博物館資料の製作(内川隆志)

  1. 博物館資料製作の目的と意義
  2. 博物館資料の収集と製作
  3. 資料分類に基づく資料製作の方法

Ⅴ.館種別博物館資料論

  • 自然史博物館(松岡敬二)
  • 理工系博物館(佐藤美知男)
  • 動物園(成島悦雄)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(日置勝三)
  • 歴史博物館(柘植信行)
  • 美術館(前川公秀)

Hakubutsukangaku5


博物館の講座3.新版博物館学講座4・博物館機能論

2014年08月23日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館機能論 (新版・博物館学講座) 博物館機能論 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:2000-06

 この『博物館機能論』は、新版博物館学講座4として、2000年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全5章に分かれます。

Ⅰ.博物館機能論(加藤有次)

  1. 博物館機能の概要
  2. 博物館機能の変遷
  3. 博物館機能の相互関係
  4. 博物館機能と人
  5. 諸機関との連携

Ⅱ.博物館機能各論(加藤有次)

  1. 資料収集機能
  2. 資料整理・保管機能
  3. 調査・研究機能
  4. 教育・普及機能

Ⅲ.博物館相互の協力(鷹野光行)

  1. 博物館相互の連携・協力の実態と課題
  2. 博物館のネットワーク
  3. 他機関との連携・4.国際協力

Ⅳ.博物館機能の拡大 

  1. 情報化が進む世界の博物館(水嶋英治)
  2. デジタル・ミュージアム構想(坂村 健)
  3. 博物館におけるキャンペーン機能(山田英徳)
  4. サービス活動(粕谷 崇)
  5. レクリエーション機能(米田耕司)

Ⅴ.館種別博物館機能論

  • 自然史博物館(林 公義)
  • 理工系博物館(高安礼士)
  • 動物園(石田 戢)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(西 源二郎)
  • 歴史博物館(金山喜昭)
  • 美術館(守屋正彦)
  • 総合博物館(樋口弘道)
  • 企業博物館(半田昌之)
  • 野外博物館(野村 崇)
  • 子どもの博物館(柘植千夏)
  • 学校博物館[大学博物館(鷹野光行)・小学校の学校博物館(塩川友弥子)]
  • 郷土博物館(金山喜昭)

Hakubutsukangaku4


博物館の講座2.新版博物館学講座3・現代博物館論

2014年08月22日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

現代博物館論―現状と課題 (新版・博物館学講座) 現代博物館論―現状と課題 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:2000-04

 この『現代博物館論』は、新版博物館学講座3として、2000年に雄山閣出版から出版されました。副題には、「現状と課題」とあります。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ完結していません。

 本書の内容は、以下のように全8章に分かれます。

Ⅰ.現代博物館総論(加藤有次)

  1. 博物館における目的理念の歴史的推移
  2. 現代博物館の機能的使命
  3. 現代博物館活用の意義

Ⅱ.博物館と地域社会(加藤有次)

  1. 生涯学習社会と博物館
  2. 地域社会と博物館
  3. 地域博物館論

Ⅲ.現代社会と博物館

  1. 高齢社会と博物館(山本哲也)
  2. 国際交流と博物館(鷹野光行)
  3. 障害者と博物館(鈴木克美)
  4. 情報化社会と博物館(山田英徳)

Ⅳ.自然保護と博物館(中村俊彦)

  1. 自然と人間
  2. 博物館の役割

Ⅴ.文化財保護と博物館(川崎義雄)

  1. 文化財保護の歴史
  2. 現行文化財保護法の概要
  3. 文化財の活用・公開と博物館の役割

Ⅵ.わが国の博物館の現状と課題(里見親幸)

  1. 博物館の設立状況
  2. 博物館の分布
  3. 博物館の課題

Ⅶ.館種別博物館の役割と使命

  • 自然史博物館(中川志郎)
  • 理工系博物館(高安礼士)
  • 動物園(山本茂行)
  • 植物園(鳥居恒夫)
  • 水族館(中島東夫)
  • 歴史博物館(鷹野光行)
  • 美術館(米田耕司)
  • 総合博物館(金山喜昭)
  • 企業博物館(半田昌之)
  • 野外博物館(鷹野光行)
  • 子どもの博物館(染川香澄)
  • 学校博物館(鷹野光行)
  • 郷土博物館(金山喜昭)

Ⅷ.世界における博物館の現状と課題(安井 亮)

  1. オランダの移民定住化の現状と政府の多文化主義的文化政策
  2. オランダにおける「インターカルチュラル・ミュージアム・プログラム」の展開

 考古学や遺跡にとっては、第Ⅴ章の文化財保護と博物館が、大変、参考になります。また、第Ⅶ章では、館種別に自然史博物館・理工系博物館・動物園・植物園・水族館・歴史博物館・美術館・総合博物館・企業博物館・野外博物館・子どもの博物館・学校博物館・郷土博物館とに分かれており、大変参考になります。

Hakubutsukangaku3


博物館の講座1.新版博物館学講座1・博物館学概論

2014年08月21日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

博物館学概論 (新版・博物館学講座) 博物館学概論 (新版・博物館学講座)
価格:¥ 3,240(税込)
発売日:2000-10

 この『博物館学概論』は、新版博物館学講座1として、2000年に雄山閣出版から出版されました。博物館学の基本文献です。このシリーズは、まだ、完結していません。

 本書の内容は、以下のように全6章に分かれます。

Ⅰ.博物館学総論(加藤有次)

  1. 博物館と博物館学
  2. 博物館学の目的とその論理形成
  3. 博物館学:周辺科学・構成要素・大系化・方法論
  4. 学芸員と博物館

Ⅱ.博物館学史(加藤有次)

  1. 黎明期
  2. 試行期
  3. 起動期:昭和50年代以降

Ⅲ.博物館学各論(1):博物館の論理学

  • 博物館学総論(加藤有次)
  • 現代博物館論(加藤有次)
  • 博物館史(発達史)・博物館学史(加藤有次)
  • 博物館社会学(山本哲也)
  • 博物館倫理学(山本哲也)
  • 博物館生理学(酒井一博)
  • 博物館心理学(無藤 隆)
  • 博物館教育学(鷹野光行)
  • 博物館情報学(山田英徳)
  • 博物館展示学(青木 豊)
  • 博物館経営学(中川志郎)
  • 博物館行財政学(川崎義雄)
  • 博物館建築学(大原一興)
  • 博物館機能論(加藤有次)

Ⅳ.博物館学各論(2):博物館の実践論

  • 博物館と社会に関わる調査法(佐々木 亨)
  • 博物館利用者の生理学的調査法(酒井一博)
  • 博物館利用者の心理学的調査法(無藤 隆)
  • 博物館教育活動法(鷹野光行)
  • 博物館情報提供(田窪直規)
  • 人文系博物館資料の取り扱い法(内川隆志)
  • 博物館資料収集法(青木 豊)
  • 博物館資料分類目録法(石田武久)
  • 博物館科学(青木繁夫)
  • 博物館資料調査研究法(石田武久)
  • 博物館展示法(青木 豊)
  • 博物館における視聴覚の方法(原口光雄)
  • 博物館資料製作法(青木 豊)
  • 博物館資料修理法(内川隆志)

Ⅴ.博物館の分類(鷹野光行)

  1. 資料分野別の博物館
  2. 設立母体別/利用対象者別/対象地域別/資料展示場所別博物館
  3. 機能別に見た博物館
  4. 博物館法からの種別

Ⅳ.館種別博物館学

  • 自然史博物館学(中川志郎)
  • 理工系博物館学(高安礼士)
  • 動物園学(矢島 稔)
  • 植物園学(鳥居恒夫)
  • 水族館学(西 源二郎)
  • 歴史博物館学(鷹野光行)
  • 美術館学(長谷川 栄)
  • 総合博物館学(加藤有次)

Hakubutsukangaku1


自然史博物館の本5.自然史博物館の収集活動

2014年08月20日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Jam1973

自然史博物館の収集活動 (1973年)
価格:¥ 2,160(税込)
発売日:1973

 この『自然史博物館の収集活動』は、自然史博物館の収集活動について、体系的にまとめられた本です。柴田敏隆さん・太田正道さん・日浦 勇さんによる監修で、社団法人日本博物館協会による発行で、1973年に東京美術から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3章からなります。

第1章.資料収集の目標

第2章.収集システム

第3章.各論

  • 地学:地域地質・古生態資料の採集と処理、大型化石、微化石、岩石、鉱物、気象観測資料の収集
  • 植物:種子(顕花)植物・シダ植物、特殊植物、コケ植物、海藻、菌類、植生調査資料
  • 動物:哺乳動物、鳥類、両生・爬虫類、魚類、海産無脊椎動物、貝類(軟体動物)、甲殻類、洞穴性動物、クモ類、昆虫、動物生態資料の収集

 この本は、出版されてから40年以上経ちますが、基本的な部分は今でも変わりません。自然史分野での収集活動に、大変、参考となる本です。


自然史博物館の本4.屋根裏の恐竜たち

2014年08月19日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

Preston1991

屋根裏の恐竜たち―世界最大の自然史博物館物語 (地球物語双書)
価格:¥ 2,935(税込)
発売日:1991-10

 この『屋根裏の恐竜たち』は、副題に「世界最大の自然史博物館物語」とあるように、アメリカのニュー・ヨークにある、アメリカ自然史博物館の物語です。ダグラス・プレストンさんが書いた、原題『Dinosaurs in the Attic』を、野中浩一さんが翻訳して1991年に心交社から出版されました。

 このアメリカ自然史博物館は、1869年に開館した、世界最大の自然史博物館です。毎年、世界中から約300万人もの入館者を惹きつけています。収蔵品は約3,600万点・科学者は約200人・その他の職員約700人という、文字通りの巨大な博物館です。

 この博物館を舞台にして製作された映画に、2006年にアメリカで、2007年に日本で公開された映画、『ナイト・ミュージアム』(夜の博物館という意味)があります。

 本書の内容は、以下のように、全2部18章に分かれます。

第1部.歴史(1~9)・第2部.博物館大旅行(10~18)

  1. むかしの博物館の姿
  2. ビッグモア教授の博物館
  3. 最初の大探検隊
  4. 世界のてっぺんの探検
  5. 北極のアトランティスを求めて
  6. 大恐竜たちの「ゴールドラッシュ」
  7. アフリカの最奥地で
  8. 外モンゴル地方の化石
  9. 30年代以降
  10. 骨の図書館
  11. 哺乳類
  12. 昆虫類
  13. 両生類と爬虫類
  14. 鳥類
  15. 人類学
  16. ハリー・シャピロと北京原人
  17. 隕石
  18. 鉱物と宝石

 個人的には、骨格標本を作製する苦労を描いた第2部第10章の「骨の図書館」と、かつてこの博物館に在籍した人類学者のハリー・シャピロの活躍を描いた第2部第16章の「ハリー・シャピロと北京原人」がお気に入りです。私も、この博物館は何回か訪問していますが、毎回、「世界一」という冠がつく標本に驚かされます。


自然史博物館の本3.自然史博物館

2014年08月18日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

自然史博物館―人と自然の共生をめざして 自然史博物館―人と自然の共生をめざして
価格:¥ 4,860(税込)
発売日:1998-11

 この『自然史博物館:人と自然の共生をめざして』は、元大阪市立自然史博物館と徳島県立博物館の2つの博物館の館長を務めた、千地万造さんが、日本の自然史博物館について書いた本です。1998年に、八坂書房から出版されました。

 ちなみに、「しぜんし」の漢字表記としては、「自然史」と「自然誌」があり、双方に言い分があり譲らないというのが現状です。ただ、国内の自然史博物館は、大多数が「自然史」という表記になっています。

 本書の内容は、以下のように、全5部からなります。

  • 序章.ナチュラル・ヒストリーと博物館
  • 第1部.自然史博物館の誕生
  • 第2部.自然史博物館の活動
  • 第3部.自然史博物館へのいざない
  • 第4部.日本列島自然史探訪

 本書は、千地万造さんのこれまでの博物館での経験を、十分に詰め込んだ本です。

Chiji1998


自然史博物館の本2.新しい自然史博物館

2014年08月17日 | H4.世界の人類学者[Anthropologist of

新しい自然史博物館 (Natural History) 新しい自然史博物館 (Natural History)
価格:¥ 4,104(税込)
発売日:1999-06

 この『新しい自然史博物館』は、元名古屋大学の古生物学者・糸魚川淳二さんが自然史博物館について書いた本です。1999年に、東京大学出版会から出版されました。

 本書の構成は、以下のように、全6章からなります。

  • はじめに
  • 第1章.自然史研究と自然史博物館
  • 第2章.自然史博物館の現在
  • 第3章.周辺の博物館
  • 第4章.海外の自然史博物館
  • 第5章.新しい型の自然史系博物館
  • 第6章.自然史博物館の改革

 同じ著者により、1993年に東京大学出版会から出版された『日本の自然史博物館』では、日本国内の自然史博物館しか紹介されていませんでしたが、今回は、海外の自然史博物館の紹介もされています。また、前作の出版時にはまだ開館していなかった、ミュージアムパーク茨城県自然博物館(1994年開館)・滋賀県立琵琶湖博物館(1996年開館)・群馬県立自然史博物館(1996年開館)等の博物館も比較して紹介されています。

 著者の糸魚川さんは、これまでに、岐阜県の瑞浪市化石博物館(1974年開館)や愛知県の豊橋市自然史博物館(1988年開館)の運営や設立に関わっているため、本書の随所にその豊富な経験がちりばめられています。

Itoigawa1999