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考古科学的研究法から見た木の文化・骨の文化 価格:¥ 2,310(税込) 発売日:2003-07 |
この本は、奈良文化財研究所の松井 章さんが、環境考古学について編集と監修をされたものです。本書は、第Ⅰ部と第Ⅱ部から構成されており、第Ⅱ部は、1999年2月9日に奈文研で開催された本書の題名と同じ名前のシンポジウムを収録しています。
本書の内容は、以下の通りです。
第Ⅰ部
- 特別講演1.湿地考古学:失われた機会と将来の展望(ジョン・コールズ)
- 特別講演2.サマセットとスウィート木道の謎(ブレィオニー・コールズ)
- 特別講演3.北アメリカ北西海岸の先史諸民族(ケネス・エイムズ)
第Ⅱ部
- ニュージーランドおよび南太平洋地域の先史漁労と海洋環境に対する人間の影響(フォス・リーチ)
- 台湾南部・鵝鑾鼻地域における先史漁労(リー・クワンチー)
- 縄文時代におけるクリ栽培(佐藤洋一郎)
- 北アメリカ北西海岸沿岸部の遺跡における鳥類の後肢骨の少なさに関する解釈(ランダル・シャルク)
- 北アメリカ北西沿岸における湿地遺跡の調査(デール・R・クロース)
- 日本沿岸の先史捕鯨文化(平口哲夫)
総論.考古化学的研究法から見た、木の文化・骨の文化について(松井 章)
本書では、日本のみならず、台湾・ニュージーランド・カナダ・アメリカ・イギリスのに事例が豊富に紹介されており、大変、参考になります。