第1回人類学交流会冊子「鈴木 尚[1912-2004]先生の人類学」表紙
2012年12月15日(土)の午後2時から午後5時にかけて、新宿ワシントンホテル新館3階菊の間にて、第1回人類学交流会を開催しました。この人類学交流会は、年長人類学者と若手人類学者との交流を目指したもので、ただの忘年会ではなく、学術的な意味も持たせるために先人の人類学者の足跡を辿る催しも行いました。今回は、元国立科学博物館の馬場悠男先生と私が幹事を務めさせていただきました。
第1回人類学交流会の様子
第1回は、元東京大学の人類学者・鈴木 尚[1912-2004]先生を取り上げ、私がパワーポイントを作成して鈴木 尚先生の生涯と学問的業績をご紹介しました。また、冊子も作成しこれまで出版された鈴木 尚先生に関する資料を再録し、さらに私が鈴木 尚先生[1912-2004]図説年譜を新たに書き下ろしました。実は、今年は鈴木 尚先生の生誕100周年にあたります。
その後、お名前のあいうえお順でご紹介すると、元東京大学(現・高知工科大学)の赤澤 威先生・元大妻女子大学の芦澤玖美先生・元東京大学の尾本恵市先生・元東京大学の木村 賛先生・元立教大学の香原志勢先生・元横浜国立大学の長谷川善和先生・元国立科学博物館の馬場悠男先生等による、鈴木 尚先生を巡る思い出話や調査の話を披露していただきました。会は、長老人類学者から若手人類学者まで約50名が参加した盛会となり、第2回は元筑波大学の岡田守彦先生が幹事を引き受けていただくことになって閉会となりました。
第1回人類学交流会冊子「鈴木 尚[1912-2004]先生の人類学」裏表紙