生物の科学/遺伝 61-2 2007/03 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2007-03 |
雑誌・生物の科学「遺伝」の2007年3月号(Vol.61・No.2)は、2007年3月1日に、NTSから出版されました。今号の特集は、「日本人の起源:日本列島住民の成立と変遷」です。この雑誌は、長い間、裳華房から出版されていましたが、2005年11月号(Vol.59・No.6)が最終巻となり、その後、NTSから出版されています。ただ、2005年11月号までのバックナンバーは、裳華房で販売しているそうです。
今号の特集の内容は、以下の通りです。
- 特集にあたって(木村 賛)
- 遺伝子データから日本列島人の成立を考える(斎藤成也)
- ミトコンドリアDNAが解明する日本人の起源(篠田謙一)
- 日本列島の「旧石器時代人骨」:古人骨の年代推定とその信頼性(近藤 恵・松浦秀治)
- 縄文人とアイヌは人種の孤島か?(百々幸雄)
- 北海道に暮らした人びとの食生活:北海道の続縄文文化と本州の弥生文化(米田 穣)
- 骨から辿る日本人の身体の変化(中橋孝博)
- 変化する日本人の身体:明治時代から現代まで(河内まき子)
- 日本列島の人口潮流:人類社会生成の実験室(金子隆一)
本特集は、3年前に出版されたもので少し古いのですが、それでも、形態学・遺伝学・生体学・年代学・人口学と様々な分野から見た日本人の起源について書かれており、大変、参考になります。