この本は、元立教大学の小山栄三[1899-1983]さんが、人種について書いたものです。全3冊の内の1冊になります。1931年に、人類学叢書第4編として岡書院から出版されました。なお、本書は、当時東京帝国大学の人類学者・松村 瞭[1880-1936]による校閲となっています。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたので、リンクさせていません。
小山栄三さんは、1924年に東京帝国大学文学部社会学科を卒業しています。当初は、本書のように人類学研究を志していましたが、その後、東京帝国大学新聞研究室研究員・立教大学講師・厚生省人口問題研究所・明治大学短期大学・立教大学等を歴任し、社会学の権威として活躍しました。
本書の内容は、以下のように、全5章からなります。
- 人種誌の方法論
- 欧州・前方亜細亜・地中海圏
- 阿弗利加(アフリカ)
- 島嶼亜細亜圏
- 濠洲・太平洋圏