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人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

解剖学の洋書3.人体写真アトラス

2010年08月07日 | I8.解剖学の洋書[Anatomy:Foreign]

 1986年6月から7月にかけて、ジョージタウン大学で行われた夏期集中解剖実習では、教科書として、「グラントの解剖アトラス(8th ed.)」(Grant's Atlas of Anatomy, Williams & Wilkins, 1984)・「グラントの解剖手引き(9th ed.)」(Grant's Dissector, Williams & Wilkins, 1984)・「人体の写真アトラス」(Photographic Atlas of the Human Body, The C. V. Mosby Company, 1984)の3冊が指定されました。

 今回は、「人体の写真アトラス」をご紹介します。この本は、1984年に、The C. V. Mosby Company社から出版されました。ただ、古いものなので、アマゾンにはリンクさせませんでした。

 この本は、当時、ジョージタウン大学医歯学部解剖学教室のブラニスラフ・ヴィディッチ(Branislav VIDIC)先生と故ファウスティーノ・スアレー(Faustino R. SUAREZ)[1929-1983]先生によります。

 本書の内容は、以下のように、全7章に分かれます。

  1. 頭部と頚部
  2. 上肢
  3. 胸部
  4. 腹部
  5. 骨盤
  6. 会陰
  7. 下肢

 本書には、写真が413点も掲載されており、人体解剖実習の際に、大変役立ちました。

Vidic1984_2

『人体の写真アトラス』表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)


解剖学の洋書2.グラントの解剖手引き

2010年08月05日 | I8.解剖学の洋書[Anatomy:Foreign]

Grant's Dissector Grant's Dissector
価格:¥ 5,699(税込)
発売日:2012-02-01

 1986年6月から7月にかけて、ジョージタウン大学で行われた夏期集中解剖実習では、教科書として、「グラントの解剖アトラス(8th ed.)」(Grant's Atlas of Anatomy, Williams & Wilkins, 1984)・「グラントの解剖手引き(9th ed.)」(Grant's Dissector, Williams & Wilkins, 1984)・「人体の写真アトラス」(Photographic Atlas of the Human Body, The C. V. Mosby Company, 1984)の3冊が指定されました。

 今回は、「グラントの解剖手引き(第9版.)」をご紹介します。この本は、1984年に、Williams & Wilkins社から出版されました。ただ、古いものなので、アマゾンにはリンクさせませんでした。

 このグラントの解剖手引きは、当時テキサス大学の解剖学者、エーベルハルト・サウアーランド(Eberhardt K. SAUERLAND)さんによります。本書は、以下のように、全7章からなります。

  1. 胸部
  2. 腹部
  3. 骨盤と会陰
  4. 下肢
  5. 背中
  6. 上肢
  7. 頭部と頚部

Sauerland1984_2

『グラントの解剖手引き』表紙


解剖学の洋書1.グラントの解剖アトラス

2010年08月03日 | I8.解剖学の洋書[Anatomy:Foreign]

Grant's Atlas of Anatomy, North American Edition (Grant, John Charles Boileau//Grant's Atlas of Anatomy) Grant's Atlas of Anatomy, North American Edition (Grant, John Charles Boileau//Grant's Atlas of Anatomy)
価格:¥ 8,292(税込)
発売日:2008-02-15

 1986年6月から7月にかけて、ジョージタウン大学で行われた夏期集中解剖実習では、教科書として、「グラントの解剖アトラス(8th ed.)」(Grant's Atlas of Anatomy, Williams & Wilkins, 1984)・「人体の写真アトラス」(Photographic Atlas of the Human Body, The C. V. Mosby Company, 1984)・「グラントの解剖手引き(9th ed.)」(Grant's Dissector, Williams & Wilkins, 1984)の3冊が指定されました。

 今回は、「グラントの解剖アトラス(第8版)」をご紹介します。ただ、古いものなので、アマゾンにはリンクさせませんでした。

 「グラントの解剖アトラス(8th ed.)」は、当時、カナダのマクマスター大学(McMaster University)の解剖学者、ジェームズ・アンダーソン(James E. ANDERSON)[1926-1995]さんによります。

 このアンダーソンさんは、1953年にトロント大学医学部を卒業後、1956年にトロント大学医学部解剖学教室の講師・1958年にトロント大学人類学部の助教授・1961年にトロント大学人類学部教授となり、自然人類学を教えていました。また、1963年から1966年には、アメリカのニューヨーク州立大学バッファロー校に移籍し、1966年にはトロント大学人類学部に戻ります。

 しかし、1967年には、マクマスター大学医学部の解剖学教室の創設に協力し、1969年に移籍して1985年に病気で早期退職するまでマクマスター大学にとどまりました。したがって、この解剖書には、人類学的記載がちりばめられています。 

Anderson1983

『グラントの解剖アトラス』(Grant's Atlas of Anatomy)表紙