原発関連ニュースで飛び交う理化学や物理学の単位で表される数値。代表的なのがベクレルやシーベルトだがはっきり言ってギリシャ語を聞いているのと大して差はない。つまり難しくて理解する前に解説が終わってしまっていると言うこと。シーベルトもマイクロシーベルト、ミリシーベルト、シーベルトなど1千倍毎に呼び方が変わるし、それに時間軸、つまり秒単位とか時間単位などが加わり、更に量単位、つまり1ccとかリットルとかキロとかが出てくるからよほど頭のいい数学者とか物理学者でないとニュースについて行ける人はいないのではなかろうか? 一般人の人智を超えた次元の話である。
危機管理セミナーで得た情報から分かりやすく解説すると、放射線の強さと人的被害の相関関係は下記のようになる。
10万ミリシーベルト以上 即死
5万~10万ミリシーベルト 致死的レベル
1万~5万ミリシーベルト 局部照射で壊死
5千~1万ミリシーベルト 全身照射だと1~2週間でほとんど死亡、局部照射は紅斑
4千~5千ミリシーベルト 白内症
3千~4千ミリシーベルト 吐き気、半数が死亡危険
2千~3千ミリシーベルト 発熱、出血、脱毛、子宮不妊
2千ミリシーベルト 倦怠感、疲労感、白血球低下、睾丸不妊
日本人平均は年間1.5ミリシーベルトを自然界から浴びていて、それ+1ミリシーベルトが一般人の被曝限度とされています。世界だと平均が2.4ミリシーベルト+1ミリシーベルトで3.4ミリシーベルトが限度です。 水の政府設定限度の300ベクレルは毎日2ヶ月間2リットルずつ飲んで0.4ミリシーベルトの被曝。牛乳は毎日200ccを1ヶ月飲んで0.04ミリシーベルト、ほうれん草の基準値2000ベクレルだと毎日50グラムのほうれん草を1ヵ月食べて0.07ミリシーベルトの被曝です。だから基準値まで汚染された上記全部を1年間摂取し続けると3.72ミリシーベルトの被曝になりますからそういう馬鹿な摂取はしない方がいいですね。でも毎日は牛乳と水ならありえますね。水だと2.4ミリシーベルト、牛乳だと0.48ミリシーベルト被曝します。だけど、健康障害が出る数百ミリシーベルト以上を摂取することは先ずなさそうですね。この数値は放射性ヨー素131の場合のもので、この放射能は半減期8日で減っていきますから一度に超大量に被曝しない限り心配ないでしょう。放射性セシウムの基準はヨー素より低く設定されていますが、半減期が30年と長いものの100日~200日で身体から出て行ってしまうという性質からそのように設定されています。プルトニウムやストロンチウムだったら全然話は変わってきます。
ところが、海に流れ出た高濃度放射化冷却水の場合はちょっと話が違います。
まず飲むことはありえませんが、もしこの海に落ちて100cc、つまり小さめのコップ一杯の汚染海水を飲んでしまったと想定して被曝量を計算してみると恐ろしい実情が浮かび上がります。政府は1ccあたり380万ベクレルの汚染水という発表の仕方で何が流れ出したか、はっきり説明していませんが、いろいろ想定して換算すると下記のようになります。
放射性ヨー素131の場合 8,360ミリシーベルトの被曝
セシウム137の場合 4,940ミリシーベルト
プルトニウム239の場合 95,000ミリシーベルト
ストロンチウム90の場合 10,640ミリシーベルト
何が出て行ったにしても100cc飲んだだけで上記の被曝量です。どれも軽く致死量の被曝です。どれほど恐ろしい量の放射能が垂れ流しになったか、上の牛乳やほうれん草と比べたらよく分かると思います。
あくまで計算値ですが、1立法センチメートルあたり380万ベクレムの高濃度の汚染水が・・・と原子力安全保安院の「あれは間違いなくカツラだ」と香港で噂されている西山審議官の記者会見説明を分かりやすく解説するとこんな恐ろしい話をしているのでした。福島・茨城の漁業がヤバイとか計測を充実せよとか言ってる次元の話ではないように思うのですが。
ガマ菜園の美味しいほうれん草も出荷制限です。目には見えない放射性ヨー素131やセシウム137がくっついているんでしょう。東電は保証してくれるんですかねぇ。^^ でもこいつらを食べても健康被害はまずあり得ません。それでもこれからどれだけ被曝するかわからないわけだから、放射能が着きやすいほうれん草を意地になって食べるのはあまり賢くないかなと自粛しました。
危機管理セミナーで得た情報から分かりやすく解説すると、放射線の強さと人的被害の相関関係は下記のようになる。
10万ミリシーベルト以上 即死
5万~10万ミリシーベルト 致死的レベル
1万~5万ミリシーベルト 局部照射で壊死
5千~1万ミリシーベルト 全身照射だと1~2週間でほとんど死亡、局部照射は紅斑
4千~5千ミリシーベルト 白内症
3千~4千ミリシーベルト 吐き気、半数が死亡危険
2千~3千ミリシーベルト 発熱、出血、脱毛、子宮不妊
2千ミリシーベルト 倦怠感、疲労感、白血球低下、睾丸不妊
日本人平均は年間1.5ミリシーベルトを自然界から浴びていて、それ+1ミリシーベルトが一般人の被曝限度とされています。世界だと平均が2.4ミリシーベルト+1ミリシーベルトで3.4ミリシーベルトが限度です。 水の政府設定限度の300ベクレルは毎日2ヶ月間2リットルずつ飲んで0.4ミリシーベルトの被曝。牛乳は毎日200ccを1ヶ月飲んで0.04ミリシーベルト、ほうれん草の基準値2000ベクレルだと毎日50グラムのほうれん草を1ヵ月食べて0.07ミリシーベルトの被曝です。だから基準値まで汚染された上記全部を1年間摂取し続けると3.72ミリシーベルトの被曝になりますからそういう馬鹿な摂取はしない方がいいですね。でも毎日は牛乳と水ならありえますね。水だと2.4ミリシーベルト、牛乳だと0.48ミリシーベルト被曝します。だけど、健康障害が出る数百ミリシーベルト以上を摂取することは先ずなさそうですね。この数値は放射性ヨー素131の場合のもので、この放射能は半減期8日で減っていきますから一度に超大量に被曝しない限り心配ないでしょう。放射性セシウムの基準はヨー素より低く設定されていますが、半減期が30年と長いものの100日~200日で身体から出て行ってしまうという性質からそのように設定されています。プルトニウムやストロンチウムだったら全然話は変わってきます。
ところが、海に流れ出た高濃度放射化冷却水の場合はちょっと話が違います。
まず飲むことはありえませんが、もしこの海に落ちて100cc、つまり小さめのコップ一杯の汚染海水を飲んでしまったと想定して被曝量を計算してみると恐ろしい実情が浮かび上がります。政府は1ccあたり380万ベクレルの汚染水という発表の仕方で何が流れ出したか、はっきり説明していませんが、いろいろ想定して換算すると下記のようになります。
放射性ヨー素131の場合 8,360ミリシーベルトの被曝
セシウム137の場合 4,940ミリシーベルト
プルトニウム239の場合 95,000ミリシーベルト
ストロンチウム90の場合 10,640ミリシーベルト
何が出て行ったにしても100cc飲んだだけで上記の被曝量です。どれも軽く致死量の被曝です。どれほど恐ろしい量の放射能が垂れ流しになったか、上の牛乳やほうれん草と比べたらよく分かると思います。
あくまで計算値ですが、1立法センチメートルあたり380万ベクレムの高濃度の汚染水が・・・と原子力安全保安院の「あれは間違いなくカツラだ」と香港で噂されている西山審議官の記者会見説明を分かりやすく解説するとこんな恐ろしい話をしているのでした。福島・茨城の漁業がヤバイとか計測を充実せよとか言ってる次元の話ではないように思うのですが。
ガマ菜園の美味しいほうれん草も出荷制限です。目には見えない放射性ヨー素131やセシウム137がくっついているんでしょう。東電は保証してくれるんですかねぇ。^^ でもこいつらを食べても健康被害はまずあり得ません。それでもこれからどれだけ被曝するかわからないわけだから、放射能が着きやすいほうれん草を意地になって食べるのはあまり賢くないかなと自粛しました。