GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

国鉄の名残

2012年05月31日 19時39分27秒 | ガマのフォト日記
三公社五現業を象徴する旧国鉄の名前の入ったコンテナが空き地に放置されていた。JRが発足したのが1987年だからもう25年ほどになる。今や民営化されていないのは林野事業だけになった。あれは国土保全の使命があるからか、余程採算が合わないのか知らないが未だに国営、というか独立行政法人のまま。

JRとかJAとかJTとかJPとかとにかく民営化されると似たような名前の会社になるものだ。皆日の丸にあやかりたいという未練が反映されている。NTTにしてもJがNになっただけのこと。おっと、JAは元々国有事業ではなかった。あれは協同組合。

JRは民営化により赤字路線の廃止が相次ぎ農村や漁村の過疎化に追い討ちをかけることになった。オールオアナッスィングではなく、地方の赤字路線は国が何かしらの補填をするなりして半官半民でJRから切り離しても良かったのではないだろうか。
垂れ流しの赤字が問題だったわけで、赤字路線が問題だったわけではない。過疎問題が今や日本の食糧自給率低下を助長して日本の胃袋の不安要素になっている。25年前にそこまで読んでいた形跡はないし、ましてや今から25年先を見据えている達人も居るまい。
軽佻浮薄化が進行する日本。昔作られた社会インフラは端から総崩れの体を成し誰も未来に責任を負わない。これは政治家だけのせいではなく日本人全員の共同責任だと思う。

やがてコンテナに絡まった蔦が鉄を腐食させ、いつしかただの鉄屑になる。
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