両刃の剣を抜いてしまった日本と恐怖の隣国

本当に恐ろしい国だと思う。恐怖政治といってもいいだろう。
日本では戦国時代だったらそういうことも多々あっただろうが、21世紀の時代に
ほんのちょっとしか離れていない国の実態かと思うと背筋が凍る思いがします。
いうまでもなく朝鮮民主主義人民共和国の出来事。国家反逆罪に問われたつい
先月までのNo.2が今はもう生きていない。犯罪や暗殺ならまだしも、国家から
糾弾され、裁判で死刑判決され、その日のうちに執行。日本では129人めの死刑
執行が行われたとか小さく報道されていたが、日本の方は情状酌量もない非道な
殺人犯（今回の場合は冤罪の可能性はなかった）。しかし、あちらは単なる権力争い。

問題はそうした国が隣にあるということ。そして、それに類するような大国もまた
隣にあるということ。ロシアだってまだその域を完全に脱し切ったとは言い難い面
もある。　日本はまた極端。民主化に走り過ぎ民主化ボケまで発症している。そこに
乗じて巨大与党幹事長が本音をチョロチョロ垣間見せる。少しずつ既成事実を国民に
植え付ける巧みな挙動。そうまでしても監視しなければならない危険な動きがジワリ
と周囲に迫っている。

自分は相手が中国だろうが北朝鮮だろうが、もっとあからさまに脅威をアピールして
いいと思う。それは国際社会からの日本に対する理解や協力を深める力になるからだ。
また、国民に対しても何故様々な法的処置が必要になるのかを理解させる手段にもなる。
しかし、やり方がまずい。下手だ。しかも要人の不用意な発言やここへきて目立って
きている族議員たちのかつての既得権復権への暗躍。だから多くの日本人がヤバいと
感じているのだと思う。ポスト安倍後に、既得権を復権した族議員たちが特定秘密保護
法や国家安全保障会議をこじつけて、昔辿った道に日本を戻してしまうのではと本気で
心配してしまう。　周囲の国への対応も怠れないが、そのために治安維持法が支配する
ような暗黒の政治が戻ることがあってはならない。これから第3者監視機関の設置など
本来最初にやっておかねばならなかった安全装置の後出し設置を議論始めるようだが、
もし少しでも誤魔化しや不透明な動きが出てくるのであれば、真の民主主義では国民が
その良し悪しを判定し断ずるのだということを選挙で思い知らせてやらなければならな
い。政府の方針は骨格の部分では容認だが、大多数の数を構成する族議員どもの復権だ
けは絶対に許せない。危険な両刃の剣だと思う。もう少し成長せい、と言いたくなる今
の日本だ。

冬の夕暮れは暗くて長い夜の訪れを暗示しているようでした。





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