GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

0.23マイクロシーベルト/H 500ベクレル

2011年10月25日 18時51分45秒 | ガマのつぶやき
政府の放射能被ばく線量暫定基準は1年間に1ミリシーベルト、つまり1時間当たりだと0.23マイクロシーベルトということで、とりあえずこの値に対して自分の生活圏がどのような状況になっているか気にすることになります。ちなみに自分が住む地域は発表されている汚染マップでは0.20~0.25μシーベルト未満地域になっておりビミョウな線量です。しかし、ここにいる限り被曝し続けている事は間違いないところで、あとは年間1ミリシーベルトが間違いのない安全水準であることを祈るのみです。

しかし、すでにこんな素人でも分っている事は、単純に放射線といってもいろいろ種類があり、放射性セシウムや放射性ヨウ素が放出するガンマ線の影響とプルトニウムが放出するアルファ線の影響、ストロンチウムが放出するベータ線の影響はそれぞれ異なるということでありまた被曝のパターンも違うということです。だから必ずしも1ミリシーベルトが基準値として絶対とは言えないということですね。

500ベクレルを食品の暫定安全基準値の上限として日本は動き始めていますが、中部大学の武田教授の論文では500ベクレルギリギリのお米を日本人の平均年間摂取量で計算するとこれだけで0.82ミリシーベルトに達するそうです。
当然ながら米だけ食べているわけではなく水も飲めば、農産物、魚介類などを同時に摂取するわけです。それらすべてに放射性物質が含まれているわけだから食事だけで年間被曝水準は仮に全部が500ベクレル基準値に近いレベルだったとすると軽く1ミリシーベルトを上回るわけです。教授によると各食料や飲料の放射線量は20ベクレルくらいでないと安全とは宣言できない筈だと断定しています。


ガマ菜園。ここも0.2~0.25マイクロシーベルト/時の放射能汚染地域に含まれています。ここからわずか1キロ南や東へ移動すると0.3以上になってしまいます。除染必須地域になりますね。うちは再塗装を兼ねて除染できましたが、こういう機会がなかったらしなかったわけで、ホットスポットや準ホットスポットの存在を考慮するとけして安心して暮らせる地域ではなく、福島原発や東京電力の罪深さを重く感じますね。とりあえず、畑の除染、というか放射性セシウムの植物吸収を最低限に抑える工夫としてカリウムと堆肥を定量以上に使用します。これを半減期まで続けると、ゲ~ッ、ガマめは90歳になってしまいますがな。
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4 コメント

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Unknown (イザワ)
2011-10-25 23:15:02
色々な説がでてくると、政府の基準値そのものが
本当に信用できるのか・・・
特に小さいお子さんがいらっしゃる家は大変。
コストコとか行くと、大量に飲料水を買出しにきている
小さい子を連れた家族連れが多くなったような気がします。
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イザワさん (つくばのガマ)
2011-10-26 04:28:29
後になって実は・・・というようなことって
たくさんありますからね。国や役人は数年毎に
担当替わるから誰も責任とらないし。
だから安全な水を求める母親の気持ちはわかり
ます。本能だとしたら不安は当っているのかも
しれませんよ。だとすると・・・もう手遅れで
すね。^^
返信する
Unknown (りんだ)
2011-10-26 05:44:36
小さなお子様をかかえてる方でも気にしてる方と全然気にせず普通に生活してる人もいます。
これって麻痺しちゃってるんでしょうか?
それともそんなこと気にしてたら生きていけないから何でもなかったような顔で暮らさなきゃいけなくなってしまったのか!?
我々は今人体実験の真っ最中にいるようなものですよね。早くこのような状況から脱却できるいい除染方法はないものでしょうか。
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りんださん (つくばのガマ)
2011-10-26 20:03:10
日本人は心優しき民族ですね。こんなひどい目
に遭わされても自助努力に奔走してけして東電
に対して暴動を起こしたり、訴訟を起こしたり
しないんですからね。アメリカだったら集団訴
訟で大変なことになってますよ。会社の存続な
んて夢のまた夢です。とりあえず、現状を知る
ということが大切だから地域情報を集めたり、
できたら染量測定をしてみるべきでしょうね。
それから洗うなり、土を剥ぎ取るなり、少なく
ともホットスポットを解消するなりの行動は必
要かと思います。もし自分の生活圏にホットス
ポットがあって被曝しても、今のままでは誰も
保証してくれませんから。
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