外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ドル円相場、中長期は円高ながら、円ロング調整からドル買いムードへ★12月22日外国為替テクニカル分析

2009-12-22 15:05:04 |    -ドル円
今日のテクニカル分析でフォーカスする相場は、ドル円です。

円のロングを調整するステージからドル買いの流れが漂っています。中長期のトレンドは円高ですが、調整の動きはもう少し伸びる可能性が出てきました。

日足の雲上限となる90.65水準をサポートとして把握し、時間足をみると、



21日の揉み合いレジスタンスが概ね90.60水準となっています。もし、目先で押しの相場があれば、90.60円前後でサポートされる期待が持てそうです。
長期トレンドに反する取り組みなので、ストップは浅めの90円台前半に置き、上値の目先目標は、10月高値手前の92.10~20円付近を考えます。

可能性としては94円前後の円安が期待できそうですが、テーマはドル買いの中、クロス円の買いが相当な支援材料になっているのが気がかりです。本来ユーロやポンドの対円相場は下落すべきというイメージです。
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外国為替市場、12月21日の総括と、12月22日午前の東京市場の流れ

2009-12-22 14:46:49 | ☆外国為替を読む

12月21日の外国為替市場の流れを、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
手がかりを欠いたまま欧州時間へ突入した市場は、幾つかのイベントに反応した後、ドルの全面高で一致する一日となりました。

ドル円相場



先週末終値からギャップを空けて寄り付いた、90.27円を安値圏に、直後の反転上昇で付けた90.66円を高値としたレンジ内で、米国時間序盤まで揉み合い推移しました。しかし、ここまでの揉み合いレジスタンスを上に抜けると、一気に先週末高値の90.91円をも上回り、未明には91.23円の高値をつけました。その後、調整の揉み合いをしましたが、91円台を維持して引けています。

ユーロドル相場



やや乱高下気味に推移しながらも、先週末安値から調整気味に反転上昇していましたが、欧州時間に入って一時、ドル買いを強めて1.43を割り込む場面がありました。しかし、先週末安値を割り込めず、以降はユーロ買いが再開し、米国時間までに1.4373付近の高値をつけました。しかし、米国時間に入ると、これまでのユーロ買いの地合は一変し、引けに掛けて先週末安値に迫る1.4267の安値をつける展開でした。

ポンドドル相場



東京時間午前中こそ、先週末引け際のドル売り調整を伸ばし1.6163の高値を付けましたが、その後は終始上値は重く、下値を切り下げて推移し、引け際には1.6029の安値を付けながら揉み合う展開となりました。

◆変動要因の考察
欧州時間に入って
直ぐのユーロ下落には、SNB(スイス中央銀行)がスイスフラン売りを行ったとの噂が広がった背景があり、相対通貨として買われたドルが、欧州通貨全体に影響していた模様です。

米国時間早く
ドル円が上昇を加速した背景として、テクニカル要因のほかにも、某地方局にテレビ出演していた白河日銀総裁が、今後も低金利を長期的に維持する方針を語ったことが指摘できるでしょう。円売りを強めたのは海外筋との声も聞かれており、円に逃避していた海外資金が少しずつ回帰している印象があります。

他にも、ドルが買われたのは、米国株式市場が上昇を強めていた背景が指摘できます。つい先日まで、リスク志向の高まりによる株高地合では、ドル売りが定説でした。円売りはいまだに一致していますが、米国の利上げ期待がドル買いを推し進めており、これまでのシナリオとの違いに、注意しましょう。

◆その他の市場
クリスマス休暇を控えて流動性が低下しており、株高を素直に歓迎できない地合ですが、現に債券市場も下落して、流出した資金は株式市場に向かっている模様です。元々金利がない金相場は、適切な金利上昇局面では不利となりがちで、また変動差益もこのところの株価やドルの上昇局面に押し込まれる展開となっており、当面不利な状況は続く可能性がありそうです。


◆本日12月22日、午前の東京外国為替市場の動き
ドルの高値圏でもみ合っていたドル円相場は、仲値公示前の値動きからも、ドル売り需要は継続して高いようですが、下値ではクロス円と見られる円売り需要が湧き出ている模様で、加えてドルとの金利差拡大期待から、ドル単体への投資需要が支援材料になっているのかもしれません。
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ユーロドル相場のテクニカル分析(12月21日)と経済指標発表予定

2009-12-21 20:15:47 | ☆相場分析-ユーロドル

今日のテクニカル分析は、ユーロドル相場です。

週末のユーロドル相場は1.4300を割り込み、



1.4250に迫る押しがありましたが、下げた値幅以上に反転するなど、ここから先の底堅さも垣間見た感じがします。




日足は先週末金曜日に引き続き、今日もここまでは実体線が薄く、相場トレンドに迷いが発生しかけているように見えます。ここから先は、揉み合い相場を基本として想定し、先ずはレジスタンスを探して見ましょう。

8月高値、遅行線の上にある雲の下限、および先週末の高値は、1.4412から1.4447の間に位置しており、戻りの限界を1.4450あたりに想定できそうです。今後相場が、1.4400前後まで戻すようなら、ユーロを売り、1.4460あたりにストップを置くイメージです。目先の下値目標は、先週安値より50ポイント低い、1.42台前半あたりが順当に見えます。

◆本日の経済指標の発表予定

欧米時間を通じて主だったものは特にありませんが、米国時間に予定されているマイナー指標を幾つか掲載いたします。

22:30 USD 11月シカゴ連銀全米活動指数
予想 NA  前回 -1.08

22:30 CAD  10月小売売上高指数 (MoM)
予想  1.00% 前回  1.00%

22:30 CAD  コア指数 (MoM)
予想  0.50% 前回  1.10%

カナダドルに注目されている方にとっては、小売売上高の指標は注目です。相場は若干底を打った観があり、さえない内容だとドルの買戻しが先行する展開も予想されます。

市場の流動性がいよいよ低下してきた観があり、大口注文を振り回すだけで相場が乱高下することも予想されます。積極的に相場へ参加するのは、あまりお薦めできない状況になってきたようです。
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チャートで見る、東京外国為替市場本日寄り付きから17:00までの相場概況(12月21日)

2009-12-21 19:53:19 |    -ドル円

ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が12月21日に切り替わる、今日の日本時間午前7時時点のドル円相場は、



先週の終値となる90.48円水準からは、20ポイントほど円高方向へギャップした90.27円付近で寄り付きました。しかし、寄付きを安値として、その直後からギャップを埋めるようにドル買いが先行し、そのまま90.66円付近の高値をつけました。その後、安値と高値の間を、値幅を狭めながら推移した相場は、後場を終わる直前に、安値を僅かに更新する90.23円を付けたものの、直ぐに揉み合い相場へと戻っています。

欧州時間に入ってからも小動きを継続し、東京時間終了以降、日本時間17:00現在までの、レンジは僅か21ポイントに留まっています。

◆変動要因の考察

東京時間の相場は、
手がかりが薄い中、先週末の欧州信用懸念が、根底では引き継がれていた模様です。欧州通貨の対ドル相場は、ギャップ方向となるドル買いを伸ばす動きを見せるなど、断続的に欧州通貨が売られる中、下値ではクロス円の買い需要が依然として強く、ユーロやポンドの対ドル相場を下支える一要因になっていたようです。

欧州時間に入ってからも、
本日は経済指標発表も無く、小動きな相場が続いています。ただ、ユーロやポンドの上値は依然として重たい模様で、天井を確認したように、つい先ほどから反落気味に推移し始めています。
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ポンドドル相場、1.62台の天井をコンファームか★12月21日外国為替テクニカル分析

2009-12-21 16:25:54 |    -ポンドドル
今日のテクニカル分析でフォーカスするのは、ポンドドル相場です。

先週末では、ポンド円の買いに牽引されたとも見えるポンド上昇により、1.6250付近まで上昇する展開もありましたが、4時間足を見ると、



11月17日からの下落トレンドは順調です。
12月17日に重要な1.62台を割り込んだ相場は、前週末の反転が基準線で止まり、長い時間留まれなかったなど、天井を確認した動きとなりました。



アジア時間では、ポンド円の買い需要がそこそこあると仮定し、戻り売りのチャンスを伺うと、基準線が1.6230、雲の下限が1.6265付近にあることから、1.6200前後でポンドを売り、雲の中にしっかり入り込むようなら一旦はストップ。
目先の目標は、前日安値となる1.6050付近です。
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外国為替市場、12月18日の総括と、12月21日午前の東京市場の流れ

2009-12-21 14:48:19 | ☆外国為替を読む

まず、12月18日の外国為替市場の動きと変動の要因について、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
週末要因でドルを調整気味に売り戻す動きが先行した後、米国時間後半から新たなドル買い要因が加わって、ドル高を再開したものの、引けに掛けてはその上昇分を吐き出す展開でした。

ドル円相場



東京時間の朝、本格的な取引時間を迎える前に、クロス円による円買いと見られる動きがあり、一時88円台へと割り込みました。しかし、以降は米国時間後半にかけて、終始ドルが買われる展開となり、90.91円の高値をつけたあと、引けに掛けて調整的にドルが売られる展開でした。

ユーロドル相場



ドルの高値圏で揉み合った後、クロス円の買いが背景と見られるユーロ買いが先行し、1.4412の高値をつけました。欧州時間一杯、1.43台後半で揉み合っていた相場は、米国時間に入るとドル買いを再開。一時、ドルが全面高となって1.4261の安値を付けましたが、その後、引けに掛けてはユーロが買い戻される展開となり、1.4340付近で揉み合いながら引けました。

ポンドドル相場



東京時間から乱高下しながらも下値上値共に切り上げる展開となり、欧州時間では一時、1.6248付近の高値をつけました。しかし、米国時間中盤からドルが全面高になると下値を拡大し、前日安値を割り込んで、1.6051の安値を付けました。その後は、調整気味に1.61台中盤まで戻す展開でしたが、総じて値動きが荒い1日となりました。

◆変動要因の考察

東京時間早朝の円買いドル買いは、
欧州圏の金融不安に対する、資金逃避の動きが主流に見えましたが、下値では新たなクロス円の買い需要もあったと見られ、その後の買戻しによって円売り、ドル売りが進展した模様です。

欧州時間でも、
クロス円と見られる買い意欲が、円安相場と、ユーロやポンドの買い相場を牽引していたように見え、一部、改善した経済指標が支援材料となっていた様子でした。

しかし、米国時間に入って
ドルが全面高となった背景には、イランがイラクの油田に侵攻したとのニュースや、ユーロ圏金融機関の損失拡大報道などが要因とみられますが、週末を控えていただけに、その後のドル売戻しにも、勢いが付いた模様です。

◆その他の市場
株式市場は前日から値を戻していますが、調整的な買戻しの範囲とも見える程度です。債券市場は中東情勢を無視するように前日から反落して利回りは上昇。金相場は、ドル高にも関わらず若干の上昇をしており、こちらも調整の範囲といったところです。


◆本日12月21日、午前の東京外国為替市場の動き

週末終値から、ドル高円高にややギャップして始まった各相場は、週末終値付近に戻していますが、基本的には方向感無く揉み合う展開です。
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ユーロドル相場のテクニカル分析(12月18日)と経済指標発表予定

2009-12-18 20:33:12 | ☆相場分析-ユーロドル

次に、今日のテクニカル分析は、ユーロドル相場です。

1.45を割り込んで加速した相場は、ターゲットの下値1.4300と概ね一致する1.4305の安値を付け、反転上昇しています。



中長期のトレンド維持か、短期下落トレンドを伸ばすのか、微妙な位置ではあります。
上昇時の8月前後でも、1.42から1.43を中心に長く揉み合っていることから、一旦は底堅くなる可能性があります。8月高値圏となる1.4450を戻りの限界として、短期チャートを見ると、



下落トレンドのレジスタンスが今週を引ける時間帯で、ちょうど1.44中盤に差し掛かっています。特に指標もないだけに、時間を掛けてショートカバーが入るかもしれません。

もし、一目の雲がレジスタンスになって1.43台で引けてくれれば、再度、目先でボトムを試す機会がまだ残っているように思います。

◆本日の経済指標は、概ね発表を終えており、今後は特にありません。
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チャートで見る、東京外国為替市場本日寄り付きから17:00までの相場概況(12月18日)

2009-12-18 20:09:51 |    -ドル円

ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が12月18日に切り替わる、今日の日本時間午前7時時点のドル円相場は、




前日終値と概ね同水準の、89.95円付近で寄り付きました。昨日は二度乗せて滞留に失敗した90円台を前に、方向を探していましたが、断続的に円買いが進み、昨日安値89.55円割り込むと88.93円付近まで一気に下落しました。しかしその直後には89.91円まで短時間で戻すなど、薄い市場を乱高下したあと、上値下値の値幅を縮小しながら東京時間を終わっています。

欧州時間に入ってからは、小動きで推移していましたが、ややドル買いが優勢となり、日本時間17:00現在までに、後場の終値から20銭程度上昇しています。


◆変動要因の考察

東京時間の早い段階で
円高が急伸したのは、クロス円のまとまった売りが持ち込まれた印象があります。米国市場終盤では欧州の信用懸念からリスクを回避する動きが顕著になっており、対欧州通貨での円買いが、東京時間をまって持ち込まれたのかもしれません。
しかし、下値ではクロス円の買いも根強いのか、クロス円の変転が激しく、その後のドル円相場を底堅くした要因にもなっていそうです。

今日の欧州通貨対ドル相場は、週末要因もあってか、単発的な下げはあるものの、今週大きく下落した分の調整買いが主流という展開です。ポンドドルは急落前の1.62台へ戻す動きを見せるなど、底堅く推移しています。
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ドル円相場、レジスタンスが機能+リスク逃避の円買いで調整終了か★12月18日外国為替テクニカル分析

2009-12-18 14:50:39 |    -ドル円

今日の通貨フォーカスは、ドル円相場です。

ここ数日間根強かったドル買いでしたが、昨夜の債券市場が上昇したことで、利回りが低下し、ドルを買う動機も薄れたようです。目先のドルショートもそれなりに掃けたと仮定すれば、調整相場も終了に近い可能性が出てきました。





昨日の高値は、4日の高値に続き、中期的な下落トレンドにおけるレジスタンスラインで上値を抑えれた格好となりました。





今朝の下落で、短期的なスパイクとなりましたが、過去2日間の安値を割り込んでおり、再度、下落が意識され始めたようです。一目均衡表の雲上限と、ここ2日間の短期上昇トレンドの下値線が、上に控えています。両方ともに上昇してはいますが、レジスタンスとして機能する可能性がありそうです。雲の上限内側をエントリーゾーンと考え、サポートラインを上回るようなら一旦はストップというイメージです。
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外国為替市場、12月17日の総括と、12月18日午前の東京市場の流れ

2009-12-18 14:26:23 | ☆外国為替を読む

まず、12月17日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
FOMCが発表した金融政策は、金利が据え置かれ、低金利政策の維持が確認されました。一夜明けた為替市場は、朝から各通貨ごとにドル買いを強め、引けにかけては投資意欲の減退を示唆する円買いが加わるという展開でした。

ユーロドル相場



東京時間午前中に節目となる1.4500を割り込むとドル買いを強め、欧州時間から米国時間序盤に掛けて下値圏で揉み合いました。引けにかけて再度下値を押すと、1.4305付近の安値を付けましたが、その後は調整的に買い戻され1.43台中盤で引けました。

ポンドドル相場



朝方のユーロ下落にはさほど影響されなかったものの、徐々に上値を切り下げる展開となりました。欧州時間に入って直ぐ、節目となる1.6200を割り込むと下落を加速させ、1.6080付近の安値をつけました。その後、米国時間を通じて概ね調整的な買戻し相場となり、1.61台中盤で引けています。

ドル円相場



日中のユーロ下落には殆ど反応せず、ドル買い相場を継続しましたが、ポンドが下落するタイミングでは89円台中盤へと下落反応しました。しかし、その後、米国時間中盤までは、再びドル買い相場となり、一時90.37円の高値をつけましたが、引けにかけて調整売りが強めに入る展開でした。

◆変動要因の考察
東京時間に発生した
ユーロ下落は1.4500にあったとされるテクニカル的な仕掛けが背景にあったようです。しかし、ギリシャをはじめとした欧州に対する信用不安は根強かった模様で、再燃した欧州の信用懸念が、下落の引き金を引いたように見えます。

欧州時間に入り
ポンドを中心にドル買いが一段と進展しました。アジアの各株式市場が下落して引けたことで、欧州市場への先安観が欧州通貨売りにつながったとも考えられますが、東京時間では既にポンド売りが積みあがっていた可能性があり、英国市場を待って一気に噴出したようにも見えました。

米国時間に入り
金相場が下落を強めたことや、欧州の信用懸念が再認識されたことで、リスクを回避する流れが加わり、ドル買いを支援した可能性が指摘できます。

◆その他の市場
欧州の信用不安が一層拡大した模様で、米国債券市場は上昇して株式市場が下落しています。金相場は上昇するドルを睨んで大きく下落しました。


◆本日12月18日、午前の東京外国為替市場の動き
朝方からクロス円のよる円買いが持ち込まれた模様で、一時円高が急伸してドル円は88円台をつける展開でした。時間から見ても、仲値ではドルが余剰だったように見えることから、昨日の上値を売り損ねたドル売り需要が、下がってきたとも考えられます。相変わらず上値でのドル売りは根強い模様です。
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