外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ForexTVジャパンの浅野から年末のご挨拶

2009-12-30 21:26:10 | ☆外国為替から離れる(雑感)

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

いよいよ2009年も大詰めとなりました。通常のプログラムは本日の「FXフラッシュ1400」が最後になります。

昨日の相場は、薄い市場そのものの展開となり、テクニカル分析でコメントした水準からやや過剰気味に上昇しましたが、相場観は概ね実勢に合致できたと思っています。

現職について早や半年が過ぎました。やるべきことは未だ山積していますが、こつこつとこなして参りたいと思います。おかげさまで少しずつ認知も上がりましたのも、皆様がForexTVジャパンの番組や当ブログにアクセスしていただけた結果だと、厚く御礼申し上げます。

2010年新年は、4日から再開する予定です。
来年はもっと多方面の方々からコメントを頂きながら、より有意義な番組好作りに取り組みたいと思っています。どうぞ、2010年も引き続き宜しくお願い致します。

良いお年をお迎えください。


チャート特番パート5は、「フィボナッチによるターゲット/価格編」です

2009-12-30 19:01:44 | ☆外国為替から離れる(雑感)

先週から特番として不定期にお送りして参りました、チャート特番ワンポイントレッスン全6回も、残すところあと2回になりました。

本日お送りする第5回目は、フィボナッチを使って価格計測をするレッスンです。今回はかなり実践的な内容が判りやすく解説されています。この機会に是非、マスターされて、来年の取り組みにご参照ください。

バックナンバーは、動画ニュースの「テクニカル」見出し(タブ)からご覧いただけます。



2009年の総括と2010年初頭のフォーカス(12月30日)

2009-12-30 17:03:12 |    -ドル円

今日の通貨フォーカスはお休みして、簡単に総括してみます。

今年最後の約一ヶ月は、それまでのドルに対する危機感からくるドル売りから、金利先高観によるドル買いへとスタンスが変わりました。

ユーロ圏の信用不安も重なり、欧州売りドル買いの構図が出来上がった観があり、現にIMMポジションもユーロ買いからドル買いへと移行しつつあるようです。

ドル金利の先高観は2010年初頭でも、テーマになると考え、暫くはこのトレンドを伸ばす展開を予想し、来年最初のFOMCで前回のように好調な地区連銀報告があれば、いよいよというムードが高まるでしょう。

一方、ドル円は、ここまでの円買いの巻き戻しや、金利先高観による新たなドル買いも加わり、円高も一服という展開です。ただ、この先95円に向けては上昇度合いが鈍ることが想定でき、もしポンドやユーロなどが一段安という展開になれば、クロス円下落による円高圧力が、依然として掛かってくる可能性がありそうです。

また、BRICSのバブル度合いを懸念する見方が、少しずつ台頭しており、これらも円高圧力の予備軍として念頭に入れておく必要がありそうです。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右上のForexTV.jpバナーからお探しいただくか、下記YouTubeで、是非、ご覧ください。

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外国為替市場、12月29日週後半の総括と、12月30日午前の東京市場の流れ

2009-12-30 16:02:04 | ☆外国為替を読む

前日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
各主要通貨はカギとなる大台乗せを前に上げ渋る中、突然発生したドル売りの流れにユーロやポンドが次々に上値を拡大した結果、クロス円が上昇し、ドル円も連れ高となりました。しかし、米国時間では一転してドルが独歩高となり、ドル円は高値圏を維持する一方で、ユーロやポンドはドルの買戻しが激しく、極端な往来相場となりました。

ユーロドル相場



寄り付きから、前日引けに掛けてのドル売り調整を伸ばす展開となり、前場で1.5354付近まで下落しました。しかし、後場から発生したドル売りにいち早く反応すると、米国時間までに1.4458の高値をつけました。米国時間に入ってドルが独歩高の展開になると、それまでの上昇幅を帳消しにして1.4331の安値をつけたあと、1.4350を中心に揉み合いながら引けました。

ポンドドル相場



東京時間後場から発生したドル売りには反応が鈍く、欧州時間に入ってから反応しましたが、その戻しは一番早く完了し、米国時間で発生したドル独歩高では、強く反応するなど、結局安値を1.5866に拡大する展開でした。

ドル円相場



短期的に円安地合を継続していますが、突然発生したドル売り相場では、一時円高に振れ、91.51円の安値をつけました。しかしポンドやユーロの上昇が早くクロス円が上昇すると、円売りの流れに乗って円安地合に戻ると、米国時間に入って発生したドル買いで一気に92.08円をつけました。終盤では一時91円台へ調整下落する局面もありましたが、結局92円ちょうどを挟んで揉み合いながら引けました。

◆変動要因の考察

東京時間後場に発生した
ドル売りの背景には、豪ドル買いの大口注文が持ち込まれるとの噂が、その他の対ドル通貨に影響していたという情報があります。
市場が薄いことも手伝ってやや過剰反応をしたのかもしれませんが、ユーロドルは1.44、ポンドドルは1.60が重たかったことで、市場のポジションはショートが積みあがっていたというのが最終的な原因と推測できます。

米国時間でドルが独歩高を演じた背景は、
経済指標発表が挙げられるでしょう。
住宅指数は、悪いながらも改善を示す内容であり、消費者信頼感は予想を上回りかつ連続して改善したことが金利先高観を助長したものと思われます。また、年末要因で需給懸念があった米国債入札が無事に終了した結果、利回りは若干低下していますが、安心感が勝ったことによるドル買いという見方もできるかもしれません。


◆その他の市場
債券市場は既に説明したとおり、まずまずな5年債入札結果が好感されて相場は上昇し、利回りは若干下落。債券市場へ流入した資金の一部は株式市場から流れこんだ模様で、こちらは小幅、下落しています。金相場は、再燃したドル高に連れ安になるという展開でした。


◆本日12月30日、午前の東京外国為替市場の動き
昨夜の米国時間で発生したドル高の流れが継続する状況で、ドル円は10月高値に迫る92.26円の高値をつけています。ユーロドルは1.43割れを試すように1.4306の安値付け、昨日下げすぎたポンドドルは、1.58台後半のドル高値圏でもみ合っています。
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本日の通貨フォーカスはお休みして、相場総括を行いました。一旦、ページを改めます。以上の内容は、動画「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右上のForexTVjpのバナーから当番組をお探しいただくか、お急ぎの方は、下記YouTubeでご覧ください。

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